我が家は、夫も私も自営業な上、依存症者同士なので、
安定という文字はありません（笑）

でも、二人とも殆ど何も心配していなくて、
「まぁなんとかなるさ！」と考えています。
実際、４年前に二人で失業するという憂き目も乗り越えましたしね。

あのですね、よく「全く先が見えない」って、
心配してる方って多いですけど、
これは実は、大いなる錯覚なんですよね。

だって、この先どうなるだろうって、
未来が分かる人なんて、
絶対に一人だっていないわけじゃないですか。
もしかしたら、あと10分後に大地震が来る
可能性だってある訳ですし、
来週明けには、世界同時株安が起こるかもしれないんですから。

だから、先の見えない人なんか、あなただけじゃありません！
あなたを含めた、この世の全員先は見えませんから、
どうぞご安心くださいませ。

でもですね、無鉄砲の塊、
計画性ゼロのような生き方を良し！
としているこの私が、一時期ものすごく、
将来の不安に襲われていた時があったんです。

それは、どんな時かと言えば、
先が見える気がした時なんですよね。

それは今からちょうど20年前、1度目の結婚7年目、
30歳の時でした。
私は、子供もおらず、夫婦二人、何不自由なく生活していました。
夫は上場企業の社員で、実家はバブルがはじけたとはいえ裕福で、
私は、東大秘書でゆる～い仕事をしていて、
あとはこのまま平平凡凡に生きるだけ
毎日がそんな暮らしでした。

そしたらある日、もう心底ゾッとしたんですよね。
50歳になった時の自分が見えたんです。
こんな風に、ゆるく可もなく不可もなく生きている自分が想像できた時、
心の底から「このままじゃ嫌だぁ～」と思ったんです。

もちろん、そのまま行くわけなかったと思いますよ。
実際、元夫は離婚した数年後大病し、
退職したと風の噂に聞きましたし・・・
だから絶対平平凡凡な人生なんてなかったはずなんですね。

でも！30歳の私には、その後の長い人生の先行きが見えたんです。
その時は、うっすらと。

だからですね、実際は、
先行きが見えちゃう人生って、
実はそれこそが不安で不満な状況なんだと思います。

「私、このままだと、こうやって一生終わっちゃうんだろうな～」
と、先行きが見えちゃう人生・・・
全然幸せじゃなかったです。

その時、ハッキリと決心が固まったことを、
今でも強烈に覚えています。
「このまま金魚鉢の中で生きるような人生を歩くよりも、
濁流でも良い！鮭が川登りをするような、そんな人生を歩きたい！」
って、明確に決意したんですよね。
そして、その後の家出に繋がったんです。

そこからご存知の仲間も多いですが、
今に至るまで、まさに濁流と激流、
時には渦潮の中に放り込まれたような人生を歩きましたが、
それでも一度も「あのまま金魚鉢の中で生きていればよかった」
とは思いませんでした。

依存症で苦しんだ時も、
「死にたい」と思った時は多々ありますが、
あの時代に戻りたいとは一度も思いませんでした。

自分の先行きが見えちゃう人生なんて、
決して安心に包まれてる人生なんかじゃないと思います。

人間というのは実は不安定な中を生きている時こそが、
安定している時なんですよね。
「うっすらと見える安定」なんていう妄想や、
「安定した仕事だから」なんて価値観をさっさと手放すとですね、
実は、心の安定という、もっと大きな、真の安定が手に入るんですよね。

それが、今の私にはハッキリと分かるんです。

だから「全く先が見えない」と不安に思っているあなた！
「お～今こそ充実した人生を謳歌しているワイ！」と、
自信をもっちゃいましょう。

先が見えないことこそ、人生を楽しむ秘訣です！

PS：昨日一昨日と、寝不足すぎて、
ブログを書き終わる頃には朦朧としてしまい、
ランキングのポチを載せるの忘れちゃいました。
折角１位に返り咲いたところだったので、
仲間のMちゃんが心配して、連絡くれました。
読んでてくれ、気にかけて貰えるって、本当に嬉しいです！
Mちゃん、ありがとう！

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