御礼!朝日新聞様です

公開日: 

もうFB等で、お知らせさせて頂きましたが、
本日の朝日新聞さんで、当会の活動について取り上げて頂きました。

今日、仲間と共に記事を読ませて頂き、
依存症の家族について詳しく取り上げてくれて、
とっても良い記事だったね~と大感激しております。
http://www.asahi.com/articles/DA3S11543440.html

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依存症からの回復のキーマンは、なんと言っても家族です。
家族が、本人を回復につなげる確率の高い方法をとることで、
救われるケースは沢山あります。

けれどもそれは得てして常識の向こう側をいくもので、
家族にとっては勇気のいるものなのです。

これまで私たちは、その勇気がなかなかでないことを、
共依存と言われ、「手放せない」「だからダメなんだ」と、
責められているように感じることが度々ありました。

だって、手放せないですよ。
死ぬかもしれない、犯罪に走るかもしれないって思ったら、
誰だって恐くないですか?
共依存?そうですよ、そうかもしれないけれども、
手放せなかったのは、やっぱり「愛」じゃないですか。

愛してるし、大切な人だから、
恐くて手放せなかったんです。
守りたいし、生きて欲しいし、犯罪者になって欲しくない、
家族なら当たり前の感情じゃないですか。

でも、それじゃあ、誰も幸せになれない。
だから、回復の可能性の高いほうのやり方に、
チャレンジしてみようよ!

絶対安全じゃない。
でも、このままじゃどっちもダメになる。
だから、少しでも確率の高い方のやり方に、
シフトしてみようよ。

私たちは、まるで「ダイハード」さながらに、
命綱一本で燃え盛るビルの中から脱出してきた仲間達です。

手放して、本人が絶対に助かるなら、
皆、喜んで手放しますよね。
でも、助からない場合もあるから手放せない。
だって、家族は、絶対に絶対に助けたいんですから。

その気持ちを責められる筋合いなんかないと、
10年間思い続けていました。
依存症になったのは、家族のせいなんかじゃ絶対にない!って、
冗談じゃないよって思ってました。

依存症からの回復支援は、
長い間本人にだけ向けられてきたといっても、
過言ではないと思っています。
本人が助かるため、本人が回復するために、
家族には多大な試練が与えられました。

家族にもプログラムが与えられた日から、
やっと大きな支えができました。

それでもまだ、家族には経済的試練や、
子育てなどの労力による試練が与えられています。
それを家族が負担するのは当然だと思われていますし、
支えて貰えるシステムが、この国にはありません。

だから私たち家族こそ、支え合う必要があるのです。
「頑張って!」とエールを贈りあう必要があるのです。

経済的にも、労力的にも、時間的にも、
大きな大きな犠牲を払って、
本人がやっと回復したとしても、
家族に脚光が与えられることなど殆どありません。

「良かったね」「頑張ったね」と言われるのは、
殆どの場合本人のみです。

回復して、経済的埋め合わせもなされないまま、
忍耐を続ける家族も多いのが実際です。

それでも良いと、いさぎよく誰かのために、
尽くしているのが家族の仲間です。
その献身は一言では現わせません。
その忍耐を分かってくれるのは、
家族の仲間以外にはありません。

依存症の家族に生まれることは、
試練以外の何ものでもありません。
だから苦しみや負担を、
最短、最小に抑えてあげたい・・・
それが後から来る家族の仲間にできる、
私たちからの最大の贈り物です。

この贈り物は、これまで私たち家族の仲間しか、
贈ることができませんでした。
ところが、ここ最近、マスコミの皆さんがこの問題について、
大きく取り上げて下さる機会が突然増えました。

けれどもこれは両刃の刃で、
悲惨で絶望的な病気と書かれれば、
まだ苦しみの中にいる仲間には、
否認の拍車がかかってしまいます。

家族もそうです。
「うちの夫は、うちの息子はそこまでひどくない。」
絶望的だとは絶対に思いたくない、
家族は、助かるほうだけを信じたいのです。

希望にあふれ、特殊な人の特殊な話ではなく、
いつでも、誰でも、どこででも起こりうる問題で、
家族がどうしたらよいのか?
家族がどうしたら本人は助かるのか?
そんな回復の道しるべになるような記事を書いて欲しい・・・
長い間、マスコミさんに真の味方になって欲しい・・・
そう願って参りました。

今回、その想いが叶った記事を書いて頂きました。
本当にありがたいです。
まだ見ぬ、苦しみの中にある仲間達に、
きっと希望の芽が届くと信じています。

今が一番寒い季節。
春はもうすぐだよと、
そんなメッセージが届きますように。

記事には署名がありました。
朝日新聞の、田中祐也記者さん、
私たち、家族の気持ちをご理解頂き、
記事にして下さりありがとうございました。
心より、御礼申し上げます。

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Comment

  1. S より:

    家族の思いをりこさんが言葉にしてくれて、嬉しいです!
    伝えたい事、わかってほしいこと、助けが必要なこと。
    そして、マスコミの方が正確に伝えて下さって良かった、良かった!!

    • rico より:

      Sさん、コメントありがとうございます。
      マスコミの皆さんが応援してくれること、すごく嬉しいですね。
      私たちも益々希望のメッセージを伝えていきたいですね。
      頑張りましょう!

  2. F より:

    朝日新聞の記事は、ギャンブル依存症の回復の道、家族の対応の事、自助グループの事、希望が持てる記事を書いて頂けて良かったです。朝日新聞の、田中祐也記者さんありがとうございました。

    • rico より:

      Fさん、コメントありがとうございます。
      家族がどんな風に対応していけば良いのか、
      大新聞さんが伝えて下さるのは、有難い限りですね。
      新しい仲間が繋がってくれること祈りましょう!

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