継続は力なりです

公開日: 

本日は、関西で爆笑トークの日でした。
飛び入りで参加して下さった仲間もあり、
本当に楽しい一日でした。
ありがとうございます。

なんか、関西は本当に身近になりましたね。
最近しょっちゅう来ている気がします。

で、今日もトークの後フェローになって、
仲間と爆笑トークの続きか?
と思うくらいしゃべりたおして帰ってきたんですけど、
つくづく継続は力なりだなぁと思いました。

私たちって、曲がりなりにも自助グループを続けてきたんですよね~。
本当にコツコツとです。

1年前考える会が立ち上がって、
経団連さんや、政治家さんに話しを聞いてもらえるまで、
あっという間に思えますけど、
それはやっぱり土台があったからだと思うんですよね。

1人ミーティングや、2~3人のミーティング、
そんな日もあったけど、そういうことを乗り越えて、
今に至るんですよね。

なんでも一歩を踏み出し、それをやってみること、
そして、試行錯誤や努力を続けることが大切だと思うんですね。
人生突然ブレイクスルーすることなんて有り得ないですよね。

どんな人も、コツコツと地味な努力の土台があって、
ある日気が付いたら沸点に達して、ブレイクした・・・
っていうことだと思うんですけど、
他人からは、ブレイクした後しか見えないので、
なんかポッと出てきて、楽している人が、
この世に沢山いるような、勘違いがあると思うんです。

で、「やればできる!」って思ってる人って、
いつか自分もそうなるって思ってるんですよね。

私がこの世で最悪の言葉と思っているのは、
この「やればできる!」という言葉です。
これは子育てに絶対NGだと肝に銘じてます。

何故なら、私もそう言われて育ち、
結局、何もやらない言い訳に使い続けた言葉だからです。

やればできる!
親は誰だって自分の子供のことをそう思います。
正直私が他人様のお子さんを見て
「う~ん、こりゃあ大変だわ・・・」と思うケースでも、
大抵の親御さんは過小評価していて、
「やればできる!」って思ってるんです。

でも、やんないのが問題なんですから。
「やれば」の「やる」っていう所に行くのが、
最難関な訳ですよ。

「やる気がない」と自覚症状があるならまだましです。
「やればできる」というのは、根拠のない自信家の、
言い訳に過ぎないんですよね~。
私の過去の生き方がそうだったから、よ~く分かるんですよね。

この言葉は「やればできたんだ!」という過去形か、
「やらなきゃできない!」という逆説的に使うしか、
本当は使い道がない言葉だと思います。

依存症ってこの「やればできる」の目くらましに、
いかに周囲の人間、特に家族は巻き込まれず、
タフラブを貫けるかが、回復の勝負を分けると思っています。

「仕事はやるんです~」これ何十回もご家族から聞きました。
「でも、お金でトラブル起こして辞めざる負えなくなって・・・」
「でも、結局借金問題で、続けられなくなって・・・」
という錯覚的思い込み。
いやいや、それ「仕事できない人」ってことですよね。正確には。

バリバリ仕事して、裏で金銭トラブル起こして
短期間での退職を繰り返してる・・・
これは結局のところただ単に、
依存症トラブルで仕事が続かない人であって、
「仕事はやる」「仕事はできる」とは言わないですよね。

本人は病気の声でそう思ってても仕方ないですけど、
家族はそんな希望的観測に巻き込まれちゃダメですよね。
「やばい!うちの子、いい年して仕事続かないかも!
このままだと一生こうかもしれないから、
しっかり自立させよう。絶対手助けはやめよう!」
こう真実を客観して、タフラブを貫く!
これが必要だと思います。

「困ったわね~、やればできるのに~。
しょうがないから助けるけど、
今度こそやる気になってちょうだいよ。」
というご家族には、
いや、あなたこそ、やる気になってください!と思っちゃいます。

自助グループをコツコツと続けること、
まずご家族からどうぞ!ってな気分ですね。

やればできる!は、人をダメにする魔法の言葉です。
それに金銭的援助が加わったら、もう最悪です。

私は、魔法の言葉で育てられましたけど、
幸いだったのは親が全く援助しない人だったことです。
ダブルで来られてたら、いまだに
「私は、やればできる!今に見てろよ~」
と50歳になっても言っている、
痛い人になったでしょう。

本当に、親がお金をくれなくてよかったなぁ~と、
それはものすごく感謝です。

そうそう、もう一つ仲間と盛り上がったのは、
金は絶対子供に残さない!
これ鉄板ですね。
ロクなことないです。
自分のお金は自分で使い切りましょう!

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Comment

  1. Sae より:

    親は何故だか子供の事を過大評価してしまうものですね。
    そうあって欲しいと言う希望的観測(^^)
    現実をしっかり見る目を家族の側が養わないとですね!
    沖縄、ウグイス嬢、爆笑トーク。出張が続いていましたね。お疲れ様でした。

    • rico より:

      Saeさん、コメントありがとうございます。
      そうですね~、だからこそ親子なんでしょうけど。
      依存症に関しては、客観的に見ることが大切ですよね。
      やっと東京に帰ってきました~!

  2. Yuzu より:

    爆笑トーク2日間お疲れさまでした。参加された皆さん喜ばれていました。なるほど~そうですよね。「やればできる!」と、親は思いたいし、信じたいけれども残念ながら現実はやっていない、出来ていないを認めることですね。真実を客観して、タフラブを貫く!事が出来るのも仲間の力と、プログラム、スポンサーが必要だと思います。これからも仲間の中でタフラブを貫けるように、取り組んでいきたいと思います。

    • rico より:

      Yuzuさん、コメントありがとうございます。
      そうなんですよ。やればできる!って、嘘なんですよ。
      やらないからできないんです。
      やってあげてるとずっといできない。タフラブは大切ですよね。

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