大阪都構想で思うことです

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いやぁ、橋下大阪市長さん、名記者会見でしたね。
見ていて思わず涙がこぼれちゃいました。
すがすがしい、爽やかさで、今までの橋下さんの会見の中で、
一番良かったなぁと思いました。

しがみついたり、みっともない引き際で、
国民を失望させる政治家の先生も多い中、
本当におみごとな引退会見、爽やかな笑顔、
これほどまで引退を惜しまれる、
政治家さんもいないのではないでしょうか?

記者会見での記者さんの食い下がり方も、
面白かったですね。
記者さんですから、橋下市長さんを叩くことも多かったとは、
思いますが、最後は別れを惜しむ旧友の様でした。

私も、橋下さんと、直接お話ししたわけでも、
私生活を知っている訳でも御座いませんので、
その時々の報道から受け取るイメージで、
好きになったり、嫌いになったりしてました。
私と、同じような人も多かったのではないでしょうか?

これほどまで愛され、これほどまで嫌われた政治家さんも、
珍しいのでは?と思います。
ただ言えるのは、好きな人も嫌いな人も、
目が離せなくなっちゃう、
惹きつける魅力があった方なのだと思います。
持って生まれたスターのオーラですよね。

すっごく好きな人がいる半面、大っ嫌いな人がいる。
それは何故かというと、とっても分かりやすいからだと思います。
適当にお茶を濁したり、物事を言いきらなかったり、
建前に終始したり、保身に走っていれば、
きっともっと平穏無事に暮らせたと思います。
でも、今のような熱狂的な支持者はいなかったはずです。

どんな人でも、好きな部分と嫌いな部分があったり、
同じ考え、違う考えと色々あります。
橋下さんは、違う考えの人たちに、ものすごい恐怖を抱かせる、
ビックリするくらい正直なタイプなんだと思います。

権力を振りかざして、強引なことをするように見えて、
全然権力にしがみついてもいない。
定数是正や、例えば今回のように大阪市議をなくします!
ってありえない大改革を提案をする。
しかも、それで自分の議席を失うかも、
失業しちゃうかもという危機に立つのに、
橋下さんの熱い思いの実現のためなら、
自分たちは討ち死にしても構わない!
そんな今時の忠臣蔵のような、部下がいっぱいいる・・・

そんな人、自分達の常識じゃぁ理解できないから、
恐い人にはめちゃくちゃ恐いですよね。

そして人は理解できないから、こう考えます。
「なにかたくらんでいるに違いない。絶対信用しないぞ。」

熱狂的に愛される橋下さんに対する嫉妬もあるでしょう。
あんなに強引に、我儘に、言いたいこと言って、
感情的で、ガキみたいな真似しやがって、
それなのになんであいつばっかり愛されるんだ!?と、

次々と、人が考えつかないようなアイディアが出る橋下さんに対し、
漠然と感じる敗北感。
それを打ち消すために、どんな素敵なアイディアでも、
意地でも反対を貫きたくなった人もいるはずです。

確実に言えるのは、反対派の中に、
橋下さんと同じパワーとアイディアと個性を持った人は、
誰もいなかったなぁ~ということですね。
政策で真っ向勝負した人も、大胆な改革を提案した人も、
何よりも、大阪都構想の議論の中、
国民の記憶に残るような対抗馬はついに出てこなかったと思います。

自民党、公明党、民主党、共産党などなど、
維新の党以外の人たちが、束にかかって闘ってきて、
たった一党で互角に戦ったんだからそれはそれで、
すごいよなぁ~と思います。

破れたとはいえ、通常なら有り得ない
スクラムを他党に組ませたということは、
十分、力の大きさを物語っているのではないでしょうか。

なんとなくですけど、私、大阪都構想って、
西南戦争、田原坂の戦いみたいだなぁと思いました。

橋下さんは、そんな人たちに囲まれて、
すっごい孤独と、とびっきりの幸福を味わっているんじゃないかなぁ
って思います。

いずれにせよ、大阪都構想は潰れましたが、
反対派の皆さんは、「都構想じゃなくても二重行政は解消できる」
と主張されたんですから、必ずやそれを実現して頂きたいですよね。
反対だけなら、猿でもできるんですから、
是非、お手並み拝見させて頂きたいと思います。

私、最近の政治は、反対のための反対ばかりで、
心底うんざりしているんですよね。
議論はもういい!とにかく実行してみて下さい!
って思ってます。

ここでまた「性急な改革はよろしくない、十分な議論を!」
なんて言いだして、40年も経ってしまうことがありませんように。
議論なんてし尽くす日なんかこないし、
利害は必ず対立する人がいるんですから、
パーフェクトな答えなんてある訳ないんですよね。
これだけ多くの関心を集めたんですから、
反対派の皆さんが、必ずや有言実行してくださるよう、期待してます。

そして、維新の先生方の中には、
がっくりこられているという報道もありますが、
堂々と闘われ、これだけ互角の勝負をされたんですから、
受け入れて、次のステップへ進んで頂きたいと、
エールを送っております。

これだけ爽やかな名会見を橋下さんがされ、
これだけ記憶に残る名勝負をされたのですから、
布陣がバラバラに崩れてしまわぬよう、
陰ながら応援致しております。

先生方のお目にこのブログが止まることもないかと思いますが、
私たち、依存症業界では、ピンチこそが大チャンス、
先生方の所信とスピリットが、神様のみ旨に叶っているなら、
少々の回り道があっても必ずや、想いを貫徹することができると思います。

二重行政の解消は、み旨に沿ったものであることは、
間違いないのですから、この回り道こそが、
試練という名の、財宝であるはずなんです。

私たち依存症者は、どんな試練に出会っても
「それでも良い方に向かっている。」と、
信じて、何度も何度も立ち上がってきました。

私ごときが、何かをいうような立場でも御座いませんが、
今こそ、黄金の時ではないかと思います。
この試練が、チャンスに代わるようお祈り申し上げております。

そして、橋下さん、お疲れ様でした。
名勝負を見させて頂きました。
奥様とお子様のご心労もいかばかりでしたでしょうか。

橋下さんは私と同じ、母子家庭育ち。
お父様は自殺され、若い頃は貧しく、
苦労もされたと伺っております。
そんな出自までネガティブキャンペーンに使われたこともあり、
悔しい想いもあったのではと思います。

私は、橋下さんがご自分の生まれ育った環境を、
隠さず告白され、認められた姿に、
心打たれた一人です。

好きな時も、嫌いな時もありましたが、
今は、とっても大好きです。
記者会見での笑顔、そして引き際、
戦いを終えたすがすがしさから、
橋下さんの美学を感じ、学びました。

政治家をおやめになるのは残念ですが、
橋下さんの次の冒険も楽しみにしています。
大好きで、大っ嫌いな私たちを、
次もワクワクさせて下さいね。

最高のエンターテナー
希有の政治家 橋下徹大阪市長。
お疲れ様でした。
お見事な戦いぶりでした。

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