カジノ対策ガチバトルです

公開日: 

いよいよ日曜日に、ギャンブル依存症問題を考える会の、
中部・近畿ブロック大会を大阪は難波で開催します。
仲間の皆さんも、そうでない一般の皆さんも、
依存症問題に少しでも関心がおありでしたら、
是非お越し下さいませ。

私たちが、どんな社会を願い、
依存症問題の解決にはどんなことが必要なのか?
また力をあわせて何をやる必要があるのか?
などなど詳しくお話し致します。

また、大阪府議IR推進派の永藤英機先生をお招きして、
推進派の先生方が、ギャンブル依存症対策について、
どんな風にお考えなのか、
かなり突っ込んでお聞きしたいと思います。

永藤先生は、熱い有言実行の先生で、
大変ご信頼申し上げておりますが、
それとこれとは話が別で、
これまでの経緯からお話しさせて頂きやすいからこそ、
聞きにくいことをズバズバお聞きする予定です。

最近、IR推進、反対、どちらの先生方に対しても、
「本当に真摯に依存症対策に取り組んで下さるのって、
一体どちらの先生方なんだろう???」と、
いつも考えているんですね。

というのも、ただ「カジノをつぶせば、依存症がこれ以上増えない」
という見当はずれなご意見は論外ですけど、
じゃあ推進派の先生方のおっしゃる対策って、
果たして本当に対策なの?とも思っているんです。

さすがに「入場料をとれば大丈夫」という、
我々から見たら「はぁ???」という、
対策とも言えない、ただのお金集めの手段を、
依存症対策とおっしゃる方は少なくはなってきましたが、
それでもまだそれを対策と信じている先生もいらっしゃいます。

最近一番良く言われる対策が
本人とご家族からの申告で、
「自分をカジノに入れないでくれ」とか、
家族からうちの夫はカジノに入場させないで欲しい、
と言われたら、入場させませんので大丈夫です。」
という対策です。

まぁ、多少の抑止力はあるでしょうけど、
こんなの我々のような重症依存症者からみたら、
あってないようなもんですよね。

そもそも、それが対策になるなら
「じゃあカジノ作らないのが一番いいですよね~」
ってことになりますよね。
入場させないっていう「禁止」=「対策」なら。

でも依存症は禁止なんか、効果ないですよ。
だからこそ私たちは、カジノが建設されようとされまいと、
賛成でも反対でもありませんと申している訳ですから。
禁止で効果あるなら、もちろん「作らないで!」って、
真っ先にお願いしてますよね、私。

そもそも違法薬物なんて禁止されまくってて、
それでも何10万人も依存症なんですよ、世界中で。

わかってないなぁ~と、これを声高におっしゃっている先生方をみると、
はぁ~~~~~~~~~~~と長いため息が出ちゃいます。

何度も言ってるように、
家族はギャンブルやってるなんて気がつかないんですよ。
気がついた時はでっかい借金が発覚した時なんです。
それでも本人が言わなければ、
「一体なんの借金なのかわからない?」という、
ご家族も多いです。そういうご相談も沢山ありますよ。
「多分ギャンブルじゃないかと思うんですけど・・・」
なんておっしゃるご家族。

気持ちは良く分かります。
私だって、夫のギャンブル全く分からなかったんですから。

更に、もし家族に入場禁止にされたって、
どうってことないですよ、依存症者は。
それはただ単に、正規のカジノに締めだされただけ。
闇カジノも、インターネットカジノも沢山この世にはあるんです。

正規カジノから、当事者を締め出せば、
そういう益々危険なところに行くわけで、
「はい、締め出しましたよ。もうやりませんね!」
で、胴元は一丁あがりでしょうけど、
家族はそっから地獄ですよ。

真剣に「依存症になっている人を、カジノ従業員が見抜きます」
ってなことを対策で打ち出している、
推進派の研究者や政治家の先生方をみると
あまりの呑気さ、あまりの無理解さに、
悔しくってなりません。

「だから、正規のカジノ締め出したって、
治療に繋がろうとしない依存症者どうすんですか?」
「インタベンショニストが海外のようにいるわけでも、
社会に介入システムが整備されてるわけでもないんですよ今の日本は!」
って、何回言っても声が届かなくって、徒労感にみまわれます。

そこテコ入れしなくっちゃ、締め出しだけじゃダメでしょう!って、
実に簡単なことじゃないですか。
どっかこの理屈で分かりにくい所なんてあります?
依存症のこと知ってれば誰でも分かりますよね。

闇に堕ちれば、堕ちるほど、
家族の地獄度も深くなるんです。
呑気に「これで大丈夫」と言われると、
そんなに甘くない!と腹が立ってきちゃいます。

そもそも正規のカジノができれば、
闇カジノが減るってどうしてそう思うんでしょう?
絶対増えます。増えるにきまってるじゃないですか。
ゲームのやり方、面白さを覚えるんですよ、多くの国民が。
正規のカジノより、サービス攻勢かけてくる闇カジノは、
増えるに決まってるじゃないですかぁ~。
だって今、取り締まりきれないもの、
どうしてこれから取り締まれるんですかぁ。

あと依存症推定罹患者が536万人もいない!
と、怒って言う先生方ですね。
「だから何なんですか?」ってお聞きしたくなります。
じゃあ50万人ならOKなんですか?
100万人なら切り捨て御免ですか?
と伺いたくなりますね。

そりゃあ私たちだって「536万人もいない」って気がしてますよ。
でもそれを私たち以外の方に言われたら、傷つきますよ私たち。
他の病気だったらこんなこと言われます?
それを声高に叫ぶ先生は絶対に「自業自得」と
本心ではギャンブル依存症のことを考えていると思います。

それでなきゃ、数を問題にあげることなんかできないですよね。
日本の難病指定されている病気は数100人、数1,000人でも指定されます。
数が多い少ないで、補助するかしないか決める訳じゃないじゃないですかぁ。

「悪性リウマチ患者はまだ4000人しかいないから、
指定できないなぁ。1万人になったら考えるよ。」って言われます?
むしろ逆ですよね。罹患率が低いうちに、なんとかしよう!
っていうのが治療であり、研究ですよね。

「そうだ!536万人も既にいるんだ
これまでの公営ギャンブルも、パチンコパチスロも、
無責任じゃないか!これを機に、対策を一緒にやるべきだ!」とか、
「カジノが総合的な依存症の対策をやって、
現在の536万人も助け出しますよ!」って、
既存のギャンブルにメスを入れようとしてくれる、
気骨のある先生はいないんですか!?
と、地団太踏んで悔しがってます私。

そう言うとですね~今度はこう言われるんですよ。
「イヤ、推進法が通ったら、1年かけて実施法を創るから、
その時には当然、テーブルにのりますよ」って。
でも、それって推進法ありきじゃないですか~。
だから半信半疑なんですよね、私たち国民は。

だって約束なんてちっとも果たされないのが、
政治の世界じゃないですか。
与党になろうと、野党になろうと、
それが入れ替わったって、
結局公約は簡単に破られっぱなしだったわけです。

言いすぎじゃないですよ、少なくともギャンブルに関しては、
裏切られっぱなしです。もう何十年もです。
だって、良く考えてみて下さい。
地方の公営ギャンブルは、もともとの存在意義は
「国や地方の財政を助けるため」という目的があったんですよ。

でもそんな目的、全然果たせていないところが沢山ある訳ですよ。
むしろ経営赤字でお荷物になっているぐらいです。
だったら廃止すればいいのに、廃止どころか
「ファミリー層と、女性層を取り込んで行く」
って、今度は女子供をギャンブル場に呼び込め!
という戦略をどこも打ち出しているんですよ。
目的って何だったんですか?
依存症者増やして、社会負担が増えるだけじゃないですかこれじゃあ。

これで「実施法でちゃんと考えます」って言われても、
「推進法通ったら、おざなり対策で手打ちでは?」って、
疑いたくなっちゃいます。

だから今、言って下さいませんか?
「これとこれとこれは絶対やります!」
って言ってくれないで、
「通してくれたら真面目に考えてあげます」って、
そんなのってナシにして頂きたいんです。
国民のコンセンサスなんか得られる訳がないです。
メリットが全く分かんないんですから。

そして、何度も言ってるように、
すでにギャンブルの問題は、今ここにあるんですから、
できる対策を、今!すぐ!NOW!にはじめて下さいよ、
って強く言いたいんです。

やって下さった先生についていきます。
口だけじゃなく、本当に一歩でも進めてくださった先生を、
信じていきます。行動で示してくれた先生にです。

どんな小さなことでも、変化を起こして下さった、
行動して下さった、働きかけて下さった、
そんな先生についていきます。

問題は、カジノじゃないんです。
どれだけ真実を見ようと行動してくれたか、
問題はいつだって、人の心の中にあるんです。

永藤先生に、聞きにくいことを、
遠慮なくお聞きします。
是非、会場に足を運んで下さい。
お願い致します。

ギャンブル依存症対策推進セミナー
-現状と課題から具体的な対策案まで-

2015 年 7 月 19 日(日)
午後 1:30~4:00 迄(受付午後 1:15~)
難波市民学習センター 講堂
大阪市浪速区湊町1丁目4番1号 OCAT ビル4階(JR 難波駅上です)
参加費無料 予約は不要です。当日直接会場にお越し下さい

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