最近、政策勉強会をされている方々から、
お招きを受けることが増えて参りました。

今日は、「若手・中堅による政策勉強会」という、
様々な業種の方が集まっている勉強会で、
「ギャンブル依存症」についてお話しさせて頂きました。

場所は、あの経団連。
経団連さんの主催では御座いませんが、
経団連に用事があるってなんかちょっとカッコいいですよね。
入る時に、ちょっと誇らしい気持ちになります。

しかし、しみじみ思うのは、私も長い間OL人生を歩いてきて、
それなりに稼ぎもあった方だと思いますが、
この様に、仕事と政策というものは、
色々と直結しているものなんだなぁと、
この年になって改めて感じる次第です。

私の職場が特殊だったので感じなかったのか？
いえ、多分、私の職場でも、そういうことをやっている人が、
いたのだとは思いますけど、
なんせこの私、政策など興味を持ったことがなかったんですよね。

仕事はどこも楽しかったし、
それなりに大事にもされましたし、
私も精一杯成果を出しましたけど、
「まっ、仕事はお給料を貰うためだけのものだしね～」と、
それによって社会に貢献するとか、
仕事＝志事なんていう今のような気持ちは、
1ミリも持っていなかったんですよね。

また、更に政治とか政策にも興味をもったこともありませんでした。
せいぜい「消費税あがるのやだな～」とか、
「商品券くれんの～！？ラッキ～！」なんて、
そんな程度にしか考えていませんでしたね。

仕事も政治も「お金くれて、楽しく遊べればどうでもいいや～」
ってな、超いい加減に生きてきて、
実際、35歳までは遊びまくっていた人生でした。
じゃんじゃん稼いで、バリバリ使う。
生涯そうやって生きていきたい！
まっそんな人間でした私。

依存症から回復して、急激に真面目人間になり、
あけても暮れても、
「依存症に苦しむ仲間を、仲間と共に助けよう！」
とこんなことばっかり考えるようになりましたが、
それでもあんまり政治なんて興味なかったですね。
自分に関係があるって思ったことがなかったんです。

ところが、1年前に考える会を旗揚げして、
突然社会のことに目が向くようになって、
「Oh!実は依存症という深刻な社会問題に対し、
発信できるのは私たちだったんだ！」ってなことに、
初めて気がつき、
「それじゃ、その発信を、まさに情熱をかけて、やったろうじゃないの～」と、
そこに全力投球するようになったことから、
初めて「あぁ自分達と政策ってこんなに関わっているんだなぁ」と、
当り前のことにやっと気がついたのでした。
この気付きまでになんと50年かかった訳です。

ところが、今日の勉強会では、
私より、ひとまわりも、ふたまわりもお若そうな方々がいらしたんですけど、
そういう方々が「依存症」なんて変わった人の話を聞こう！とか、
「依存症による負の影響を減らすために、社会に必要な改革とは？」
とか、そんなことについてまで「考えてみよう！」と、
集まって下さるわけですよ。

すごいですよね～。
こんな若手がいるんだなぁ～と、
自分との違いに、びっくり。
関心しきりですよ～。

本当に、50歳になって、こうして視野が広がる経験ができて、
なんというか有難いなぁ～と、
実際は、この世ってまだまだ大丈夫だよな～ってな、
気分になりました。

依存症の時は全く感じられませんでしたが、
回復して見ると、人ってあったかいし、前向きだし、
みんな良くしようと思ってるし、
世界ってやっぱ希望だらけだよね！
って思えるんですよね。

依存症時代も今も、環境は変わらないのに。
考えや、感じ方は180度変わっちゃうんですよね。
世界が違う輝きを放つようになるんですよね。

ホント人生って面白いですね。
ただの不良だったのに、
こうして経済の中枢を担う方々に、
勉強会を開いて頂けるんですから。

やっぱ、この役回りを、精一杯楽しまないと！
折角、頂いたこんな生き方、
真髄まで極めてみたいなぁと思いました。

懇親会を含めて、とても楽しい、フレンドリーな会で、
なんだかエキサイティングな夜でした。

唯一、私がしゃべりすぎたことだけが、
気がかりです。
あぁ～！マシンガントークがいつでも止まらない。
皆様の大人の対応に感謝です。

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