巨人軍はノアの方舟です

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女心と秋の空と言いますが、昨日はもう、
「この国は望みがない」と絶望的な気分になりましたが、
今日は、まだまだ捨てたもんじゃない!
ってな気分になっております。

と申しますのも、既にツイッタ―で申し上げましたが、
本日産経新聞さんが、
巨人軍の野球賭博問題とギャンブル依存症の関連について、
初めて言及して下さったんですよね。
http://www.sankei.com/sports/news/151111/spo1511110001-n1.html

ついに理解してくれるマスコミさんが現れた!
と、とっても嬉しく思います。

巨人軍のどなたかがこの記事を読んでくださること、
そして、否認を解き、その気になって下さることを、
切にお願いしたいと思います。

福田選手のコメント、皆さんもう読まれましたか?
我々が読むと思わず涙です。
「軽はずみに興味本位で始めてしまった。その後もどうしても辞められなかった。
手を出した甘さをとても後悔している。家族に対して大変申し訳ない。
いまは家族が支えになっている。
(今後について)何も分からない。
自分は野球しかやっていないので今後どうして良いか分からないし決まっていない」

これ、もう私たちギャン妻なら、どん底を経験した時に、
皆、夫に言われる言葉そのものですよね。
施設に入寮を介入する時なんて、
まさにこの言葉のオンパレード。
どれだけ多くのご主人から聞いたことでしょうか。

そして、神妙なご主人の言葉を聞いて、
どれだけの奥さんが、再び手を差し伸べたくなったことでしょうか。

そう、でもここで甘い手を差し伸べてはいけないのです。
今こそ正念場。
ここで誰かが、安易に経済的手助けをしないことを、
切に祈っています。
まずは、ギャンブル依存症かどうかの診断を受けること、
そして必要なプログラムに繋がるべきです。

私も、夫の何度目かの借金が発覚した時、
子供は2歳と3歳。
貯金は全てなくなり、こんな幼い子を抱えて、
この先どうなるんだと、もうどうしたらよいか分からない・・・
と夫婦で途方に暮れた日から、
回復への道が開けたのです。

福田選手は、その上一瞬にして全てを失ったのです。
例えば我が家の場合だと、どん底から回復した後は、
夫はこれまで培ってきたIT業界でまたやり直すことができました。
でも福田選手は、人生の全てをかけてきた、
野球という道が、いきなり閉ざされたのです。
野球の世界での復帰は有り得ないのです。

これをトラウマと呼ばずして、なんと呼ぶのでしょうか。
このままでは、彼は一生後悔を引きずって生きることになるでしょう。
だからこそ、プログラムが益々必要なんですよね。

しかも福田家は、第3子が生まれたばかりだそうな。
奥様の不安はいかばかりでしょうか。
ご家族も仲間になって私たちのもとで癒され、
安心して前を向いて生きて欲しい・・・
そんな気持ちでいっぱいです。

私だって、今でこそTVに出てまで、我が家のギャンブル体験を話してますが、
かつては絶対に仲間以外には話せませんでした。
ママ友になんて死んでも知られたくなかったし、
自分の子供にも絶対に知られたくないと思っていました。

皆さんなら、どうですか?
自分の夫が、ギャンブルで失脚したことを、
日本中の方が知っていたとしたら?
なおかつ、自分の子供たちはまだ小さかったとしたら?
一体子供たちにはどんな風に話したらいいの?
子供に悪影響はないかしら?
これから私たちどうなるの?
恥ずかしくて外にも出たくない。
誰にも会いたくない。
どうしたら良いか分からない・・・!

・・・となりませんか?
かつての私たちはそうでした。
途方に暮れてたあげく、探し求め仲間に繋がり、
こんな時どうしたら良いの?
と同じ経験をした仲間たちに、
一つ一つ手取り足取り教えて貰いながら、
乗り越えて行ったのです。

ご自分に置き換えて、想像してみて頂ければ、
こういうケースの場合、何が真の援助かお分かり頂けると思います。

よしんば、福田選手を「甘えている」「自業自得だ」と、
思う方がいたとしても、
奥様とお子さんには何の罪もありませんよね。
支えが必要ですよね。

これから、こういうケースは、
巨人軍さんに限らず、他のスポーツでも現れるでしょう。
だからこそ、こんな時何をしたら良いのか、
巨人軍は後世のアスリートのために
道を付けて欲しいと願っています。

そして、福田選手に心から贈りたい言葉はたった一つです。
「生き抜いて」

あなたは今、孤独で惨めで、後悔と罪悪感で、
いっぱいのはずです。
でも、ここで生き方を変えることができたなら、
あなたは後に人生を振り返ってきっとこう思うでしょう。
「あのピンチこそが、人生最大の恵みだった」と。

福田選手、今が人生のセカンドチャンスです。
どうか治療とプログラムに繋がって。
そして読売巨人軍さん。
どうか後世に道をつけて下さい。

巨人軍が大英断を下したなら、我々の草の根活動とは、
メッセージ規模が全く違います。
もしかしたら536万人のギャンブル依存症者を救うかもしれない、
日本の岐路に立って居るのです。
大げさでもなんでもなく。

神さまが「ノアの箱舟を作れ」と言っているその声を、
どうか受け止めてくれますように。

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