韓国研修記~ギャンブル編~①です

公開日: 

ただいま~!韓国から帰って参りました。
昨日は疲れ果て、ブログをUPできませんでしたが、
今日からは、自分の備忘録も兼ねて、
韓国の研修で学んだことや、考察、雑感などを、
書いていきたいと思います。
しばしお付き合いください。

研修2日目にギャンブルのことを書いたので、
まずギャンブルのことを書きます。

韓国のギャンブル依存症罹患率は5.3%と、
日本と同じくらい高い結果となっていることはご報告した通りです。
パチンコ・パチスロ依存症問題を考える会のFB担当者が、
その件について書かれた記事をUPしてくれているので、
こちらも合わせてご覧下さい。
https://www.facebook.com/ppaddiction/?ref=hl

何故、日本と同じくらい高罹患率なのか?と言えば
状況が日本と同じだからですよね。
同じことやってれば、同じ結果が出る・・・
自明の理です。

そう、ギャンブル大国韓国とギャンブル大国日本は、
あらゆる面で、同じような状況にあるのです。
今日は、そのことを書きたいと思います。

先日ご紹介した「韓国ギャンブル問題センター(以下センターと書きます)」の方によると、
韓国で合法化しているギャンブルは
1)カジノ 2)ロト 3)競馬 4)競輪 5)競艇 6)スポーツベッティング 7)闘牛
の7種類だそうです。

センターの方はこうおっしゃいました。
「お恥ずかしながら、わが国には合法ギャンブルだけで7種類もあるのです。」と。

では、対する日本の公営ギャンブルを見てみましょう。
1)競馬 2)競艇 3)競輪 4)オートレース 5)宝くじ 6)ロト・ナンバーズ 7)toto 8)スクラッチくじ

厳密に言えば韓国よりもっと多い8種類のギャンブルが、
お国の主導で行われているのです。

「宝くじやtotoギャンブルではない」と管轄省庁の皆さまはおっしゃいますが、
世界的に見て、totoやロトや宝くじはギャンブルです。
「ギャンブルじゃない」なんて日本だけが言っているまやかしです。
ですから、ここでは法解釈はおいといて、
実質の合法ギャンブルとして扱います。
実際、宝くじやtotoによる依存症問題も起きていることですし。

そしてその理由です。
韓国の競馬は、そもそも日本が韓国に作ったものなんだそうです。
競馬は、先日ブログに書いた、スポーツ闇賭博が流行するまでは、
常にギャンブル問題の第1位だったそうです。

そしてですね、なんとその後何故、競輪と、競艇が作られたのか?
それは、1988年のソウルオリンピックで作られた、
競技場の莫大な維持費を捻出するためなのだそうです。
ひぇ~驚き!
競技場は競輪バンクに変わり、
ボート競技場は、まさしくボートレース場へと生まれ変わったのだそうです。

日本だって、オリンピック後に東京にカジノを!
ってな話がまことしやかに度々あがっていますよね。
一体、オリンピック後に都は、その様々な跡地の維持費を、
どうやって捻出するおつもりでしょうか・・・非常に気になります。

そして、韓国人専用カジノ、江原(カンオン)ランドは何の名目で作られたか?
これは特別法によって、炭坑とか廃坑の経済活動の活性化のためなんだそうです。
さらに、一番最近できたギャンブルが闘牛なのだそうで、
これもチョンドという地域の活性化資金のために作られたギャンブルなのだそうです。
まさに、地域活性化策、地方創成にギャンブル・・・
日本と同じ発想です。

では、ロトくじはどうでしょうか?
これは、貧困家庭、女性や老人といった、
社会的にハンディを負っている方々のために、
住宅基金のために設立されたそうです。
まさに、日本の宝くじの趣旨と同じく、地方自治体の財源確保。

スポーチベッティング(スポーツ賭博)は、
スポーツ選手養成、運動器具の購入、体育の質の向上と、
こちらもtotoとそっくりな目的です。

そして、日本には「パチンコ」という超グレーゾーンギャンブルが、
蔓延している訳ですが、
韓国の場合はそれが、オンライン闇ギャンブルなわけです。

ねっ!皆さん、あまりの一致に、そら恐ろしくなるでしょう。
韓国と日本は、全く同じようにギャンブルを国の財源として、
ジャンジャンバリバリ推進されてきたわけです。
その結果、これだけの問題が山積みになっている訳です。
安易に財源確保をギャンブルに頼っていて良いのでしょうか?
是非、皆様にこの問題についてお考え頂ければと思います。

それと私、韓国のギャンブル支援策には、
決定的なものが1つかけていることに気がつきました。
センターの方は、きちんと支援策を打ち出しておられます。
でも日本にあって、韓国にはないものがあるんですよね。

その辺についても、罹患率と共に、
明日もう一度書きたいと思います。

クリックでランキングがあがります。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 依存症へ
にほんブログ村


依存症 ブログランキングへ
皆様、応援をお願いします。

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

Your Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP ↑