全日遊連の阿部理事長に質問です

公開日: 

皆さん、本日の真夜中のニャーゴご視聴になられましたか?
私は、2時間たっぷり聞いてました。

なるほどなるほどって思った所もあったし、
業界の裏話っぽい所で、へぇ~っと思ったり、
もちろんギャンブル依存症に関する所では、
そうそう!と思う所と、それはないのでは?
と思う所がありました。
まっ当然ですよね。

何より一番安心したのは、POKKA吉田さんというパチンコ業界のライターさんが、
「世間が思うほど、警察からパチンコ業界への天下りなどなく、
また、天下りした人に、なんの力もない。」とおっしゃった所ですね。
「やっぱそうですよね!」って、日本の警察力にとっても安心しました。
それでなくっちゃ日本はしょうもない国になっちゃいますもんね。

色々思う所はありましたけど、一か所だけ、
「日本の精神科医はパチンコ反対ばかり言って、
アメリカのようにちゃんと研究もしていない・・・」
というようなご発言があり、「それはないでしょ~」と思わず、
反応してしまったのでそれだけはツイッターで流しました。

日本の先生方本当にご尽力頂いてますよ。
ギャンブラーが死なないようにいつも全力を尽くして頂いてます。
研究があまり出ないのは、研究費がないことも大きな一因です。
海外のギャンブル産業は、ちゃんと研究費を拠出してます。
日本はギャンブル産業からの研究費なんて殆どないですからね。
厚労省の科研費なんてほんのわずかです。

アメリカなんて何十億と研究費が出るわけですから、
そんな逆境の中で、ホント先生方には助けて頂いています。
時に、回復施設への金銭的援助までして頂いており、
そういう先生方が、何もしないギャンブル産業に苦言を呈したとしても、
それは当然ではないでしょうか?

まぁ、そこだけお世話になっている先生方のことだったので、
反応をしたんですが、基本的に私は、自分と違う考え、同じ考え
色々あるのが良いことだと思っています。

で、今日の番組を見ていてつくづく思ったんですけど、
やっぱこういう議論て、利害が反する業界の人が、
感情的にならずに、相手の言い分を受け入れながら話し合い、
そして「じゃあ、ここで折り合いませんか?」ってな感じだと、
すっごく面白いよなぁ~って思いました。

評論的立場の方々のお話しも、もちろん勉強になりますけど、
やっぱ現場に直接関わる人たちの、
実際の取り組みが知りたいし、聞きたいよなぁ~
って思ったんです。

例えて言うなら、既にパチンコ依存症という大火事が社会に起きている訳で、
その大火事を私たちが、ちょこちょこ消火器持って、
部分的には消してるわけですよね。

でも、その横から、ボーボー火がつけられ、
ばっさばっさと煽られたんじゃ、
火消しなんか追いつかないじゃないですか。

だからって「どうやって火を消すか」って議論を、
横で延々されても火は消えない訳ですよね。
火をばんばん燃やす人と、直接話し合うか、
違法な火をたきつける人を取り締まって貰うか、
それと同時に消防にも出動して貰うとか、
そういう具体的な取り組みが欲しいんですよね。

んで、最近ちょっと頭の片隅にあったんですけど、
今日の議論にもちょっとふれられたりしていた件で、
私たちって何やるべきなのかなぁって考えてたんですね。

訴訟?刑所告訴?消費者庁?
色々言われたりもしますけど、
でもまず私の性格からいっても、
私たちのプログラムからいっても、
率直に話し合うことじゃないのかなぁ?って思うんですよね。
ってか、私たちはずっとそれを望んでるわけですから、
それが実現するよう最大限頑張るべきじゃないかなぁって思うんです。

で、誰と話あったら良いのかなぁと思いますけど、
それはやっぱり一番大きな業界団体の、
全日遊連の理事長 阿部恭久さんじゃないかしら?
と思うんですね。
パチンコ業界のどなたに聞いても、このお名前が出てきて、
「田中さん、業界は全日遊連だよ。なんと言っても阿部さんだよ。」と言われます。
でも、まぁだからこそこれだけの重責につかれているんですよね。
信頼もされているし、頭もキレる方なのでは?と拝察いたします。

サンキョーさんという会社の社長さんのようですが、
もちろん、例によって例のごとく、
私、業界の内部事情なんて全く存じ上げませんので、
ちょっとネットで検索して見た所こんな記事が出てきました。
http://www.pac-ex.com/interview-vol-12a/

ふむふむと読んでみるとですね。

『・・・そういう話を聞いてね、やっぱり胸を張って、
自分がパチンコ業をやっている
と言える業界にしなきゃいけないんじゃないかなと思ったんです。

業界を変えることはすぐには難しいのであれば、
少なくとも、うちの会社に勤めててよかった、
と言ってもらえるような会社にしなきゃいけない、
と思ったんですよね。

彼らが胸を張って仕事が出来るような会社にしてあげたい。

だから他業種を経験した自分が、
この業界でおかしいなと思う感覚は大切にしたいし、
実際に変えなきゃいけないと。

うちの社員にはいつも、「業界の常識は世の中の非常識だよ。」って言っています。
世の中の常識であれば、「業界の」常識と言う言葉は生まれないですからね。
業界でまかり通っていることが、非常識であることは往々にしてある
と考えなきゃだめだよと話しています。
業界の常識=世の中の常識になるような業界にしないと、
世間にも認めてもらえないんじゃないかな。』
とおっしゃっているんですよね。

なんか良い人そうじゃないですか~。
自信もおありのようですし!
やっぱ決めました。
私、この方に直接今回の問題について、
業界のご意見を聞きたいんです。

だから、疑問に思っていることを直接質問して、
お聞きしてみよう!と思って、
質問状を作ってみました。
ちょっと皆さん読んで下さいます?
明日、投函しようと思ってます。

人間なんでも、ちゃんと話あって、
お互いの立場を分かりあえれば、
良い方向に必ず進むと思うんですよね。
あ~だこうだと批判したり、
文句言っててもしょうがないじゃないですか。
直球勝負が好きなんですよね、私。

阿部さんと会って、ご説明を伺いたいです私。
どうか、このブログを読まれた方で、
業界の方がいらしたら、お口添え頂けないでしょうか。
宜しくお願い致します。

全日本遊技事業協同組合連合会
(パチンコ・パチスロ21世紀会事務局)
理事長 阿部 恭久 様

遊技くぎに関する不正改造問題に対する質問状

(一社)ギャンブル依存症問題を考える会
代表理事 田中 紀子

              平成27年12月15日

拝啓

寒冷の候、皆様方におかれましては、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
さて早速ではございますが、本日は昨今世間をにぎわしているいわゆる「遊技くぎに関する不正改造問題」についてご質問がありご連絡させていただきました。

私ども、「ギャンブル依存症問題を考える会」は、主にギャンブル依存症罹患者を家族に持つ者の集まりで御座います。私たちはギャンブル依存症という病気と長い間向き合う中で、ギャンブル依存症の罹患者とともに、経済的・精神的な苦しみを共にして参りました。貴業界との関係では、厚生労働省の調査で「我が国のギャンブル依存症罹患者の8割はパチンコ依存症罹患者」とされており、それは私たちの実感とも合致しております。私たちの仲間の中には、大切な家族をパチンコ依存症を原因とする自殺により失ったものも多数おります。
このような厳しい現実の中でも、私どもは「ギャンブルといえども合法な経済活動ならば仕方がない」と受け入れ、仲間同士互いに助け合いながらギャンブル依存症に対する社会の認知が進むよう啓発活動や予防教育などにも取り組んで参りました。しかしながらこの度、警察庁のいわゆる「遊技くぎに関する不正改造問題」に係る行政講話を通して、「パチンコ業界で不正に射幸性を高めた違法営業が蔓延していた可能性が高い」ということを知り、大変驚き、また憤りも感じております。

加えて、現在当事者である私たちギャンブル依存症罹患者及びその家族に対して何らこの問題を説明されることなく、パチンコホール、パチンコメーカー、警察の間で内密に対応協議が進められていることも、大変残念に思っております。そこで今回は、私どももギャンブル依存症問題の当事者として、せめて事実及び今後の対応の方向性のご確認をさせていただきたく、この質問状を送らせて頂くことに致しました。

私どもが知りたいことは以下の点でございます。

1. 平成27年11月6日の16時から市ヶ谷の遊技会館で警察庁生活安全局保安課が実施した講話において、大門課長補佐殿が「全国161店舗258台の遊技機について〜検定機と同性能のぱちんこ遊技機が1台も発見されない」と断定しており、その原因について「メーカー出荷時に既に性能が異なっている可能性も払拭できない」とご指摘しています。この警察庁のご指摘は事実でしょうか?
2. 仮に「1」でご質問した2点が事実であるとすれば、現在不正改造により射幸性が高められたぱちんこ遊技機が市場に蔓延していることになりますが、業界としてこうした高射幸性のぱちんこ遊技機をどのようにパチンコホールから処分するおつもりでしょうか?
3. また「1」でご質問した2点が事実であるとすれば、パチンコメーカーが不正改造機を販売したことによって大きな利益を上げたことになると考えられますが、業界としてこうした利益をどのように社会に還元するおつもりでしょうか?

以上、3点で御座います。
また不躾なお願いになりますが、当会としては、これらの質問事項に関して全日本遊技事業協同組合連合会理事長 阿部 恭久 様から、直接ご説明の機会をいただきたいと考えております。

この問題が与えた影響は大変大きく、遊技業界の皆様方だけの問題では収まらない事態かと思います。
是非、一度お互いの立場で率直に話し合えればと願っております。ご一考頂き、ご返信願えれば大変幸甚でございます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

敬具

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Comment

  1. たま より:

    何か違うような…
    釘を叩いてる事なんて、換金してるのと同じくらい、誰でも知ってるし、田中さんも知ってましたよね?
    いまさら「そんなことやってたの?けしからん!」って言っても…

    • rico より:

      たまさん、コメントありがとうございました。
      いえ、全く知りませんでした。
      家族の側は、パチンコを全くやらない人が多いのと、
      パチンコに興味も有りませんでした。
      ですから我々の団体のメンバーは、殆ど知りませんでした。
      依存症のドクターや援助職の皆さんも殆どご存じなく大変驚かれています。

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