ついに登場!パチンコ依存症の家庭を扱った社会派映画「微熱」です

公開日:  最終更新日:2016/01/11

昨日今年は冴えてると書きましたが、もう最高の幕開け。
ついにこんな映画ができたんだ!と感無量です。

始まりは、当会の優秀なツイッター部のメンバーからの、
こんな情報提供でした。
「こんな映画があるらしい!?知ってた???」
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と、このLINEから始まりました。
「なに~!!!!!知らない?
何これ!?観に行かなくちゃ~~~~~~」
とばかりに大興奮。

もう私なぞ、調べるのがまどろっこしく、
即、上映館に電話。
「今日、上映されますよね!?何時ですか?
監督さん来てないですか?会えないですかね~?」
と、矢継ぎ早の質問にも、会場のユーロスペースさん
嫌な顔一つせず(正確には嫌な声一つ出さず)お調べ下さり、
今日上映があり監督さんもいらっしゃることが判明!

早速、夫を誘い、取るものもとりあえず、
会場に駆けつけました。

なんでもただ今「全力映画」という、
若手映画監督さんと俳優さんのための映画祭をやっているようで、
詳しくはこのサイトにあるので、見て頂きたいのですが
http://zenryoku-movie.com/
渋谷のユーロスペースという映画館で、
日替わりで、色んな短編映画を上映しているんだそうです。

こういうイベントを見たことがないので、
仕組みが良く分かりませんでしたが、
行ってきた所、1本30分位の映画を、
3本立てて上映するんですね。
ただ、これがまた夜9時からの上映ってことで、
都会に住んでないと、主婦にはなかなか難しい時間ではあります。

で、話題の映画「微熱」はこんな映画、
http://zenryoku-movie.com/

予告編はこちらから
http://zenryoku-movie.com/trailer/

上映スケジュールはこちらです
http://zenryoku-movie.com/theater/

で、実際観てきた感想。
終わった瞬間夫と顔を見合わせて、
「やばいね、やばすぎるこの映画」
と、マジで衝撃的!
「なんなの!?コレ。監督さん、何者?」
って思いました。

とにかくリアリティがハンパじゃないんです。
まさにパチンコ依存症の家庭の風景そのまんまなんです。

監督さん曰く「暗い話なんでどうかなぁ~と思ったんですけど・・・」
とおっしゃっていましたが、
いや暗いもなにも「リアル」です。

私たちにとっては、これがまさに家族の風景なんです。
暗いなんて言ってる余裕もなかったし、
実際映画を観終わっても、暗いなんて思いませんでした。
とにかく「よくぞここまでリアルに描いて下さった!」と、
感謝の気持ちでいっぱいです。

あぁ、私たちに起きた問題を知ろうとし、
発信しようとして下さった方がいた!
本当に本当に本当に心から嬉しかったです。

ギャンブル依存症の家族の物語を、
いつか映像にしたかった!
でも、それをやってくれた方が向こうからやって来た。
この喜びを分かって下さるでしょうか?

この映画スペインで行われた、
第14回イマジンインディア国際映画祭で、
「ベストショートフィルム賞」を受賞されたそうですけど、
それも納得です。

また、このパチンコ依存の夫を演じた、
佐々木祐磨さんの演技がすごい!
聞く所によると、パチンコはこれまで全くやらなかったそうなんですけど、
いや~絶対この方ご自身が、パチンコ依存症でしょ?
と勘違いする迫真の演技。

そしてギャン妻を演じた、
荻野みかんさんと、お嬢さんとのやり取りが、
せつなく、そして本当にありがちな展開で、
胸が苦しくなるほどでした。

この小澤雅人監督さんは、こういう社会派の映画を取られているようで、
性虐待、性暴力の映画『風切羽~かざきりば~』で、
第14回全州国際映画祭(韓国)のインターナショナル・コンペティション部門にノミネートされ、
作品賞にあたる「Best Picture Prize」を受賞。
同作は全国16館で劇場公開され、大きな反響を呼んだそうです。

実は、この「微熱」にも性虐待の要素はあります。
でも、それもまた依存症家庭にはよくある風景であることも、
悲しい事実です。

この夏にも「月光」という、
同じく性暴力を扱った映画を公開される予定だそうです。
皆さん観に行きましょうね。

この「微熱」全力映画での上映は、
上映日は1/9、10、12、14,16、18、22の計7回、
いずれも21時〜上映開始、
短編オムニバスなので上映順は日替わりだそうです。

この日程この時間この場所で、
観に行ける人は、是非是非お願いです。
観に行って下さい。

そしてこの作品を観て私と同じく、
「この作品を絶対埋もれさせてはいけない!」
と熱い思いを持った方、是非力を貸して下さい。
私、この作品を引っ提げて、全国で上映会を開催したいと思ってます。
もう監督さんにもお願いして参りました。

だって、この場所、この時間、この日程で観に行かれる人なんて、
ものすごく限られてるじゃないですか。
でも、多くの方に観て、知って、感じてもらいたいんです。

そして、今もなお、犠牲になっている子供たちを、
是非助けて欲しいんです。
パチンコ依存症で苦しんでいる家族に何が起きて、
どんな支援が必要で、社会は何をすべきか?
多くの方がこの映画を見て考えて頂ければと
願っています。

今日は、作品に出られた皆様方の舞台あいさつがありました。
そこで質問コーナーがあったので、
私思いきって手をあげて、こうお伝えしました。

「こんな社会で目を向けられることもない、
私たちの問題について取り上げて下さり有難うございました。
本当にリアルな家族の姿が描かれていて驚きました。
感謝の気持ちでいっぱいです。」

神様が下さったこのご縁に感謝して、
絶対に多くの方々に観て頂けるよう、
頑張って動いていきたいです。

魂が揺さぶられる、本当に良い映画です。
悲しく、せつなく、そして苦しくなるけど、
その中から私たちは希望の花を咲かせたい・・・
そう願っています。

小澤雅人監督
出演者の皆さま、関係各位
私たちを描いてくれて、本当にありがとうございます。

上映後、出演者の皆さまとの記念撮影です

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