今日は、東洋大学の学生さんに向け、依存症の講演をさせて頂きました。
500人の生徒さんが集まり、大迫力！
皆さん真面目に聞いて下さりホッと一安心。
ギャンブルやお酒に手を出す20歳の節目を迎える、
大学生には依存症教育が絶対に必要だと思っています。

他校の先生方も是非、依存症予防教育開催のために、
お力をお貸しください。
全国どこにでも参ります！
宜しくお願い致します。

今日は、講演会のあと、お招きいただいた東洋大学の中村先生達と、
ランチをさせて頂き、最近の大学生事情を伺いましたが、
やっぱり今の大学生は、経済的にも大変で、
昔のように遊びまわっている人は少ないようですね。

そりゃあそうですよね。
今の大学生の親って、つまり私たち世代ですもんね。
これだけ長い間「不景気」と言われる時代に直面してくれば、
余裕なんかないですよね。
私なんか東京だからなんとかなってますけど、
これ、地方から下宿させるなんてなったら、
絶対無理ですよね。
しかも学費は昔から比べると格段に上がっているのだとか。

ちょっとこんな記事があがっていたので、ご覧下さい。http://matome.naver.jp/odai/2142816613852252001

なんと今の大学生って半数は奨学金を使うんだそうです。
奨学金なんて綺麗に言ってますけどね、
実際はただの借金ですからね。

国は奨学金なんて綺麗な呼び方するのなら、
貸付じゃなくて、給付型にして欲しいですよ。
普通、諸外国では日本のような奨学金は「学生ローン」って言うんですよね。
奨学金と言えば給付型で、返済義務のないものを言うんです。

大学生が大学に行くために、こんなに借金背負って、
しかも給料も安く、終身雇用でもないと考えると、
依存症にならない方が不思議じゃないか？
とすら思ってしまうほど、大変な時代だなぁと思います。

先ほどの図でみると、授業料は昔に比べて、
こんなに上がっている訳ですよね。
しかも昔は頑張って大学をでたら、
それなりに差別化されて報われたわけですけど、
今じゃそれもない。

日本はもっと教育にお金をかけないと、
こんな状況で本当に大丈夫なんだろうか？
と思っちゃいます。

しかも奨学金て親が保証人になるんですよね。
これが最悪のシステムです。
そもそも親御さんに金銭的余裕がないから、
奨学金を借りるのに、親に保証人にならせるって、
どういう料簡なんですかね？

私、失業したり、病気になったり、依存症になったりで、
どうやったって奨学金払えないのに、
親が保証人になっているために、
親に迷惑掛けられないとばかりに、
破産をあきらめ、無理をし続けている人を、
それこそ嫌っていうほど見ています。
逆に親子2代で共倒れになったりするケースもありますね。

しかもですよ、二人に一人、
いやこれからますます奨学金を利用する人が増えたとしたらですよ、
結婚して夫婦ともども奨学金背負ってたら、
それこそ大変な返済額になっちゃいますよね。

で、さらに問題なのは、私たち依存症家庭のように、
借金をそれこそごまんと抱えている家庭とか、
それこそ奨学金を夫婦で返済している家庭とかって、
たとえ年収があったって、実際の余裕なんて全くないじゃないですか。

それなのに、保育園の保育料は借金なんて加味してくれませんからね。
単純に年収で保育料が決まっちゃうんですから。
せめて奨学金の分は控除して算出してあげるべきじゃないですかね。

しかも我々が子育てしていた時代より、
さらに保育料は値上がりし、
そのうえ子供の数に応じて減額されたみなし控除もなくなったとか？

もうどんどんどんどん、子育てへの風当たりが強くなって、
今や保育園から大学まで、悪循環のオンパレードですよね。

親が依存症を発症した場合、
子供に奨学金のしわ寄せが来るケースは、
それこそ沢山あります。
いやむしろほぼそのパターンといっても過言ではないでしょう。

そういう世帯に対して、ギャンブル運営側は、
なんらかの奨学金制度くらい作るべきじゃないですかね？

ホントこの問題考えると、腹が立ってしょうがないですよ。
なんでこんなに子育てに生涯苦しむような国なわけ？
一体少子化対策って、この何十年も何やってるんでしょうか？
年々状況は悪くなる一方ですよね。

真面目な大学生さん達を見て、
そして自分自身を振り返っても、
大学のような専門課程の勉強って、
絶対必要だよなぁと思います。
だから是非、奨学金や学費の見直しを行って欲しいですね。

なんか、依存症になる要因て、
こんな社会不安の制度にもあるよなぁと思いました。
なんとか変えていきたいなぁと思います。

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