実は、昨晩Twitterに、
「よく高齢者へのバラマキとか、老人は選挙権があるから、
老人には税金を使うって耳にしますけど、
実際の所、高齢者福祉だって全然良くなってないですよね？
特養なんて不足しっぱなし、お金のない人は、介護で共倒れが現実ですよね？
結局、福祉にはお金を使わないっていうのが真実なのでは？」
とつぶやいたところ、なんと現在までに300を超えるリツイートがあったんです。

なんという沢山の共感。
やっぱり・・・私が感じてることって、
皆さんも感じていることだったんですね。

そうですよね？
よく、高齢者優遇って言われますけど、
全然そんなこと現実には起きてないですよね。

我が家にも82歳という高齢の母がおりますから、
良く分かるんですけど、全然優遇なんかされていないです。
むしろこの10年の間に、どんどん待遇は悪くなっています。

後期高齢者医療制度が始まり、
これまで扶養者である母の保険料の負担はなかったのに、
保険料を一律に支払うこととなりました。

母が入っていた、厚生年金基金が解散したため
（ってか多くの基金が解散してますよね。
私のOL時代の基金も早々に解散しました。）
年金は、年額40万も減りました。

私たちと同居しているので、母は不自由なく暮らせてますけど、
これが独り暮らしだったら、かなり大ピンチに陥ったことでしょう。

万が一介護が必要になっても、
特養なんて待っている人が沢山いて到底入れません。
料金の高い老人ホームに入れられないのであれば、
在宅介護しか道はなく、介護離職せざるを得なくなり、
共倒れの道をたどっている人も少なくありません。

老々介護なんてざらにあって、
80代の配偶者が介護にあたるとか、
70代の子供が90代の親の介護をするとか、
過酷な状況にあるご家庭は枚挙にいとまがありません。

子供の虐待と同じように、
介護殺人ということまで起きています。

そんな状況なのに、
「高齢者ばかり優遇して・・・」とまことしやかに言われますけど、
「一体どこが？」と不思議でなりませんでした。
保育園も特養もどっちも作れ！作れ！と言われながら、
一向に増えないのが現実ですよね。

だけど皆「高齢者は優遇されている」とまことしやかに言われるのは、
誰かがプロパガンダして、
「どっちもやってない」じゃなくて、
「日本は高齢者化社会なんで、高齢者が多いから、こっちしか出来ないんですよ～」
と巧妙に演出しつつ、結局の所どっちもやらないというのが、
巧妙な手口ではないのかなぁ？と思います。

そもそも、どっちかだけをやるってものではなく、
保育も介護もどちらも必要なんですから、
我々も雰囲気にのまれずに、
「どっちもやってないじゃん！」と、
きちんと現実を見つめ、声をあげていくように致しましょう。

福祉にもっとお金をかけて欲しいです。
「日本死ね！」じゃなくて、「日本いいぞ！」って
皆が思えるくらいの国づくり、
それを実現できるとしたら、やっぱり国民があきらめずに
声をあげていくことだと思います。

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