敢えて言います。桃田選手をオリンピックに!です

公開日: 

昨日のブログをアゴラさんに掲載して頂いたので、
まだお読みいただいていない方は、是非ご一読の上、
今日のブログを読んでください。
バトミントン選手に寛大な措置を

田児選手おそらくあなたはギャンブル依存症です。
どうか治療を受けてください。
バドミントン協会の方、どうか治療に繋げてください。

ギャンブル依存症は、WHOでも認められた病気です。
この病気に罹ると、ギャンブルに関してまともな判断ができなくなります。
いえ正確には頭では分かっていても、
行動が伴わなくなってしまうのです。
田児選手は、ギャンブル依存症のために、
自分自身の人生を台無しにしたばかりか、
大切な後輩の人生をも台無しにしてしまいました。

普通のギャンブラーは、隠れてギャンブルをし、
あまり連れ立って行ったりはしません。
自分の掛け金が突出して大きいことや、
頻繁な出入りを隠そうとするからです。
そして借金問題で周囲の人を巻き込んでいきます。

けれども大相撲やプロ野球選手をみても明らかなように、
アスリートギャンブラーは、独特の縦社会があり、
先輩から誘いを受けて断れなかったり、
先輩がやっているから大丈夫と妙に安心してしまったりと、
ギャンブル行為そのものに巻き込まれていきます。
そうして巻き込まれ、今回最大の被害をこうむったのが、
桃田選手だと思います。

闇カジノに出入りをしたこと、
もちろんそれは不法行為です。
けれどもこの国は、ギャンブルの不法行為の多くは、
目こぼしされている国です。
その現実と照らし合わせても、
これほど頑張ってきた、そしてオリンピックでメダルまで狙える、
国の宝とも言える選手の、チャンスをつぶさないで欲しいと願うのです。

公営競技だって、パチンコだって、
年齢制限すら厳格に行っておらず、
実際には中高生だって出入りをし、
それを目こぼししている国なんです。

ギャンブルを18歳で解禁しようとしたり、
パチンコは不正クギのまま営業され、
何よりも、なんの依存症対策も進めないまま、
カジノ建設を推し進めようとしている国、
それが日本という国の現実じゃないですか。

組織の違法は許され、
個人の違法は厳罰に処される。
それもやったことに対し、
あまりにも失うものが大きすぎる罰を与える。
それはあまりにも不公平だと思うのです。

ギャンブルのモラル教育の着手の遅れを国は認め、
闇カジノに数回出入りをした桃田選手には、
別の形でペナルティを課すとして、
どうかオリンピックには出してあげて欲しい。

それが国の対策の遅れや、
国の不法行為の目こぼしに泣いている我々の、
せめても叫びです。
自己責任だけ厳罰にという、この国の姿勢はおかしい。
そしてギャンブルの問題で、前途ある若者の未来が潰されることに、
それをもう見たくはないのです。

だから私は八方から批判を浴びることを覚悟で、
あえて火中の栗を拾いに行きます。

桃田選手をオリンピックに出してあげて下さい。
お願いします。
賛同してくれる方、力と知恵を貸してください。
どうぞ宜しくお願い致します。

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現在国内の推定罹患者536万人(2014年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!
ギャンブル依存症対策を求める10万人署名プロジェクト

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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