一方的だけど一理あるです

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昨日の何の気なしに書いた、パチンコに調査に行ったんですよね~ブログ、
どうやらパチンコ業界で、非難ごうごうなんだそうです。

えぇ!?ってびっくりしちゃうのはこっちですよね。
帰って来た夫に「非難ごうごうらしいよ」と言ったら、
「えぇ?なんで~?どこがぁ?」とこちらも呑気な声。
今日はミーティングに行きましたが、
仲間も別に気にも留めてもいなかったようですが、
この辺がパチンコ業界の常識は非常識と言われるゆえんじゃないでしょうか?

例えばこれから先、三菱自動車を買おう!と思ったユーザーが、
「でも燃費チェックしてからにしよう」って思ったって不思議はないですよね?
それを非難する人なんています?
だって私「ギャンブル依存症問題を考える会」の代表なんですよ!?
本当に変わったかなぁ~。基準守られてるかなぁ?と、
チェックしたって不思議はないですよね?

しかも業界が私のブログをチェックしてんのかいな?
と、思って、ブログの統計を見てみたら、
ホンマに普段の倍にPVが跳ねあがってました。

業界と私って、ホント考えが合わないわぁ~(笑)
利害が反するなんて全然思わないんですけど、
むしろなんでそんなに共存を避け、
頑固で、一方的なのかなぁと不思議です。
皆さんその若さでそんなに頑固だと、
年取ったらどうすんの?と、ひそかに心配になる位です。

でも今日は業界人ではないのかな?業界人かな?
はっきり職業が分かんないんですけど、
私の行動に対し、率直な質問を投げて下さった方がいたので、
本来のやり取りの内容とはちょっと変更を加えてますが、
これをパチンコ業界の架空質問に見立てて、
Q&Aコーナーを作ってみました。

~☆~

Q:「監督官庁と業界が、今まさに対処し始めた段階だから、見守って欲しい」というのが業界の気持ち。

A:監督官庁は、もうずいぶん前から改善を求めてますよね?そろそろ、2年になりますか?
それで、今やっと業界が対処し始めたというのは、常識的に考えても遅すぎでは? 
業界はやる気がないのでは?
ダラダラと引き延ばして、嵐が過ぎるのを待っているだけのように見えるので警戒してます。

Q:一体何を求めているのかがみえない。
目立ちたいだけ? 依存症に悩む人のため? 
パチンコ業界が回収機を全て撤去すれば良いのか? 
それ以上に金銭、謝罪、話し合いを求めてる?

A:不正改造台の即刻完全撤去がまず第一段階で求めてることですね。
だってこれは「不正」なんだから当たり前ですよね?
何でそれにグズグズするのか?業界人じゃないので全く分かりません。
ただ、業界の理屈をだまって理解しろ!というのはお門違いだと思ってます。
何らかの理由で時間がかかっているのなら、
当然のことながら、待って欲しい理由を説明する義務はそちらにあると思います。
第一、これは私が言いだしたことでも、発見したことでもなく、
警察庁も大臣も国会議員もおっしゃっていて、
それと同じことを追随して発言しているだけです。

次に、私の行動は当然にギャンブル依存症問題で苦しむ仲間と、
この国の仕組みを変え、負の遺産を次世代に残さないためですね。
国を愛し、子供たちを愛する親として当然ではないでしょうか?
目立ってるのかいないのか?
気にしたことも、比べる人もいないので、サッパリわかりません。

即刻撤去を終えたうえで、ギャンブル依存症対策作りへの協力を求めます。
ギャンブル運営側の利益から対策費の拠出がなされ、
それがギャンブル依存症対策費として、使われる国の仕組みを作りたいです。
10万人署名にある通りですね。

謝罪は強要してやって貰うものだと思ってません。
業界のスタンスにお任せですね。

話し合いで、これが実現できることが理想ですけど、
「お前となんか話したくもない!」というのなら仕方ないと思っているので、
それなりの手続きを、法律にのっとって踏んでいくつもりです。

Q:大きな目標を描いて行動してるのに、戦略が稚拙で業界を刺激するだけ。
なんであの店の、あの機種を調べたの?

A:正攻法で、ちゃんとお願いにあがったりもしましたよ。
でも結局変わる気がない・・・っていう印象を持ってます。
だから、戦略が稚拙かどうかも分かんないですけど、
調査は私たちの次のステップに必要だと思ったのでやってるだけですね。
遠回りか、近道かも分かんないですけど、いちいち気にせず、
「やりたいようにやる!」ってことですね。

エスパスだの北斗の拳だの、業界の中がどうなのかなんて、
こっちからみたらどうでも良いことです。
肝心なのは「現状どうなってるの?」ってことだけですね。

そもそも何で業界の顔色を見なくちゃいけないのでしょうか?
私たち、失うものもなけりゃ、貰ったものもないですよ。
被害にはあいましたけど、被害者だと自分たちを憐れんでもいません。

常に、業界の皆さんのお金に沢山の人が群がっているので、
皆さんは、顔色を伺われることや、
人にかしずかれることに慣れているのかもしれませんよね。
それが当たり前、この世の皆がパチンコマネーにひれ伏すはずだと。

でも、私たちから見える真実は違います。
業界によってもたらされる、負の社会的影響は、
業界が責任を持って、改善に取り組むべきであり、
そのツケを、税金で払わせるべきではないと思っています。

業界が態度を硬直させるなら、それもまた仕方ないですよね。
でも、それによって困るのは私たちじゃない。
何故なら、私たちは失うものなどないし、今が最低最悪なんですから。

だからせっせと世論に訴えるべく、発信している訳ですし、
議員の先生方をはじめ国にお願いにあがったり、
法律を研究したり、こちら側のデータを出したりしている訳です。

「そんな態度だと業界は動かない」と言われても、
今まで動いて貰ったことがないんですから、
別に「あっそうですか」としか言いようがありません。
動いてくれる社会の皆様方にお願いにあがるのみですね。

それに不正行為を継続している限り、
どう考えても、業界が話し合いをもちかけ、
「こういう理由があるから、ちょっと待ってくれない?」
っていう立場だと思うんですけど?
だって法的に勝っちゃうじゃないですかぁ、私たち(笑)。
大臣の明言というこれ以上ないお墨付き貰ってるんですよ???

その辺のメンタリティが全く全然分かんないです。
こっちが話し合いになんか応じないぞ!
損害賠償しろ!即刻撤去だ!
と態度を強固にさせるって言うなら分かりますけど。
私たちから見た真実は、業界の方がものすごくへんてこりんに見えます。

・・・と、このようにどちらか一方からみた真実ってのは、
そりゃあ、もう徹底的に一方的であり、
相手からみたら実にへんてこりんなんですよね。

だけどどっちにも一理あるわけで、
だから私は、お互い話し合うと色々見えてくるんで面白いから好きだし、
自分の考えはどんどん発信しちゃうタイプですけど、
話し合いをさけ、陰であれこれ言うことが好きな人達がいることにも、
慣れてますので、それはそれで仕方ないなぁと思ってます。

ただ、その代わり無視や蔭口で、私は行動を変化させたりもしないです。
ちゃんとお互い話しあって、譲歩しあい、尊重し合おうよってことになれば、
誰とでも仲良くなりたいですけど、
そうじゃない人の思惑通りなんかには、絶対に動きません。

「やりたいようにやる!」それが私の生きる道ですね。

そうそう!業界の皆さん、5/29のイベント是非来て下さい。
パチンコ依存症の家庭で育つって、どういうことなのか?
子供たちが犠牲になるってどんな状況なのか?
良く分かるリアルな短編映画「微熱」を上映します。

これを見たら私たちが悠長なことを言われるのは嫌!って思う気持ち、
きっと分かってくれると思います。
お申し込みはこちらからどうぞ。
映画「微熱」上映会&シンポジウム

以上、質問コーナーでした!

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現在国内の推定罹患者536万人(2014年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!
ギャンブル依存症対策を求める10万人署名プロジェクト

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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