息子へ受け継いだものです

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先日、娘のことを書きましたが、本日は息子のことを書きます。
息子は、娘と違い、ものすごく気が小さく、神経も細やかです。
そしてなんといっても真面目で、優しいですね。

何故、この子が私の息子なのだろう?
と、いつも不思議に思います。
しかも、こういう性格、いかにも依存症者になりそうですよね・・・汗

なんせうちの息子、中3だというのに、夜10時には寝て、
朝6時には起きてくるんです。
しかも誰に言われるでもなく、自分でそういう習慣を身につけています。

私なんぞ中3などと言ったら、10時ころやっと家に帰ってきて、
明け方の3時、4時、ひどい時は6時ころ仮眠して、
学校に行き、学校で睡眠を取り、また夕方から目覚める・・・
ってな生活を送っておりました。

そして、ちっとも色恋沙汰の話が出ないというか、
気配が全くありません。
なんとなく最近の中学生は全体的にそんな感じですよね。
我々の中学時代が、色恋沙汰ばかりだったのとは大違いです。

そして私と違い、田舎でのんびり暮したい・・・
とよく言っています。
小学生の頃から、農業に興味があり、
5年生位の時でしたでしょうか、
将来の夢は?と聞かれて、
「日本の食料自給率をあげること」
と答えたのには、びっくり仰天しました。

また、もっと幼い頃、小学校の2年生ぐらいでしたでしょうか、
今年の目標と書かれた紙に
「友達に言っていい言葉と、傷つける言葉を区別する」
と書いていて、この子はこんなに繊細で大丈夫だろうか?
と、その時は少々心配になりました。

だって、小2なんて皆「なわとび100回とべるようになる」とか、
「忘れ物をしない」なんて書いている時期ですよ。
ちょっと、びびりました。

でも、その繊細さは、今でも変わらないですね。
私が、外で文句を言ったりする時、
例えば、レストランで異常に待たされた時などに、
「ちょっと、まだぁ?」なんてイライラして言うと、
「もう!やめてよ!本当に気が短いんだから~」なんて怒ってます。
争い事なんて大嫌いなタイプですね。

中学時代、私が、家族となんか話したくもない!
と、とんがっていたのとは全く違う青春を生きてます。

・・・で、ここまではただの良い子じゃないですか。
そう逆に、この世を生き抜けるか?なんて心配になっちゃうくらい、
とっても良い子なんです。

でも、最近
「よかった~やっぱ私の息子。強い遺伝子が入ってるわ!大丈夫だぁ」
と思えるようになりました。
それは、とにかく忘れ物が多い!

昼休みに戻ってくる・・・なんてしょっちゅうです。
集金など机に置いておいても、
まともに持っていったのをみたことない。
「あれがない」「これがない」年がら年中何かを探しています。

もうホントこういうの見ると、ホッとしますね。
なんせ、忘れ物が多いと、機転が効くようになるんですよね。
自分をみていて分かるんですけど。

しょっちゅう足りないものがあるので、
慌てっぱなしですが、それでもなんとかしなくちゃならない・・・
これはですね、速攻で対応策を捻出しなくちゃならない訳ですから、
そりゃあ頭がクルクル回るようになります。

子供の忘れもので悩むお母さんも多いかもしれませんが、
私としては、息子はこの忘れ物の多さで、
是非、鍛えられていって欲しいなぁと思っています。

忘れ物が多いと恥ずかしさで赤くなったり、
やばい!とばかりに青くなったりと忙しいですが、
それこそピンチをチャンスに変える小テストを、
繰り返し受けているようなもんですからね。

是非とも、忘れ物のリカバリーで、
人生を学び、切り開いて欲しいです。

遺伝だから自分を責める必要もないし、
どうせ忘れ物はなくならないよ、
と変な励ましを与え、
今日も、部費を忘れ、あたふたと取りに帰ってきた息子をみて、
「よし!」とほくそ笑んだ次第です。

よかったぁ~、ウイークポイントがあって!
なかったら、鍛えられるチャンスもないもんね。
忘れ物遺伝子万歳!です。

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