コンプレックスです
こういう世界にどっぷりとつかっていると、
人の心の動きや問題ばかり気になってしまいますが、
本当に人間の脳というのは、賢いというかバカというか、
面白いなぁとつくづく思います。
最近とみに感じるには、コンプレックスと人の行動パターンですね。
学歴とか社会的地位とかお金、容姿なんかにコンプレックスを持つパターンが、
世の中一番多く、どんな人もこの3つのどれかには、
多少のコンプレックスはあると思うんですね。
でも、大体の人は、コンプレックスの部分を刺激されても、
ちょっと感情が粟だったりはしますけど、
自分とは違う人の話ですから、まっ基本スルーですよね。
けれども激しくコンプレックスを持っていると、
嫉妬したり、攻撃したくなったり、相手をバカにしてみたり、
自分を大きく見せたくなったりとするので、
益々そのコンプレックスが、相手に透けて見えちゃって、
「面倒な人だなぁ。正直になればいいのに」
なんて思われて人間関係も上手くいかなくなりますよね。
かつての私も、激しく貧乏コンプレックスがあったので、
若い頃はバリバリバイトして、必死にお嬢様風に見せたり、
夫の(一番目の)会社でのポジションなどを、
バカみたいに自慢してて、実に小さくて穴があったら入りたいですね。
夫なんて(一番目の)、たかだか6大学出の、
一部上場企業に勤めて、そこそこ良いポジションにいたってぐらいで、
なんであんなに自慢だったのか?
今となっては、我ながら謎ですが、
そのころのアホらしい、高飛車なふるまいや、
すっごくくだらない、レベルの低い自慢話を、
あの頃の知り合い全員の記憶から抹消して頂けることを願うばかりです。
ホント痛い人間でした。
当時、自分のひいた価値観から外れた生き方をしている人を見ると、
思いっきりバカにしてましたからね。
ホントあちらからみたら「可哀そうな人」でしたわ私。
我が家は、貧乏コンプレックスが屈折していて、
うちの親たちは、「貧乏だけど、大学出」とか、
祖母が女学校を出ているとか、叔父に至っては開成高校出とか、
しまいにゃ、学校制度すら良く分からない上に、
高校まで自慢し出す、誠に痛い家でした。
私の幸いしたのは、私はたかがしれた短大しか出てませんが、
それも「嫁に行くのに泊が付く」と考えた上で選んだだけで、
親たちが、あんなに貧乏な惨めな暮らしをしているのに、
大したことのない、大学を出たことを生涯自慢していたお蔭で、
「学歴だけじゃ飯は食えない」と早々に見限ったおかげで、
学歴コンプレックスを持たずにいれたことですね。
そのお蔭で現在でも「わかんないこと」「知らないこと」を、
実に堂々と「それ教えて下さい!」と誰にでも言えることが、
私の最大の強みだと思っています。
利口ぶらないでいられるって、実に幸せだし、
知り合いが圧倒的に増えますね。
「ちょっくら聞いてくっか!」と、フットワークも軽くなりますから。
あとそうやって色んな人に教えを請うたお蔭で
「本物」と「知ったかぶり」が見分けられるようになりましたね。
ありがたいことです。
だからコンプレックスがあったら、そのコンプレックスを、
いち早く見つけて、開き直る!
これが楽な生き方のコツじゃないでしょうか。
わかっちゃいるけどなかなか変えられない・・・所はありますが。
じゃあ、今の私の最大のコンプレックスは何か?
それはもうなんといっても「知名度」と「発信力」です。
例えばですね、宇佐美さんとか、駒崎さんとか、音喜多先生とか、新田さんとか、
若手でありながら、その手の話の第一人者ってな人がいるじゃないですか。
宇佐美さんだったら今では、ギャンブルの話もそうですし、官僚の構造とか、再生エネルギーとか、
駒崎さんならもちろん子育ての件、音喜多先生なら政治ネタ、新田さんならネットメディア、
そういう世の中なんかあったら、
「あ~この件、音喜多先生なんて言ってるのかな?」って、
検索してみると案の定そのことについて発信されてて
「なるほど~」と思う・・・そういう人達ですよね。
すっごいなぁ~と、いつもそのスピード感と、
見識に驚きつつ、自分の力不足にとほほ・・・となりますね。
もうどうしてこう知名度も発信力がないのかなぁと、
今の最大のコンプレックスはそれですね。
頓珍漢なコメンテーターが、ギャンブル依存や共依存のことを、
したり顔でコメントしてると、腹が立って悔しくてギリギリしちゃいますね。
あげくそのコメントが、数千もリツイートされてた日にゃ、
「ちっくしょ~、なんでこんないい加減な話が広まんだよ!」となって、
更にその人の本がベストセラーにでもなっていようもんなら、
嫉妬で「なんで私の本が売れね~んだよ!」なんて思っちゃいます。わはは!
ホンマ相変わらず小さいですわ・・・私。
なんちゅうんですか、自分の成長と共に、コンプレックスをもつところ、
嫉妬の対象は変わってきて、さすがに今じゃ
「一部上場企業に勤めてる旦那が羨ましい」なんてことにはなりませんけど、
とにかくなんらかのコンプレックスはいつまでもあって、
そこにツボがはまると、実に痛い、はた迷惑な行動を相変わらずしている私です。
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