親の謝罪は必要か!?です

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先日の高畑裕太さんの発達障害と騒がれている件について書いたブログを、
アゴラさんに掲載して頂きましたので、皆さん是非ご一読下さい。
高畑裕太容疑者が「発達障害」という安易な言説

さて、今日は高畑淳子さんの会見で、本当に嫌なものを見たなぁと思いました。
「私の育て方がいけなかったのだと思う」
これほど安易で、これほど解決策から遠ざけ、これほど人を傷つける言葉って、
他にあるでしょうか?

じゃあ、育て方を間違わない親なんているのでしょうか?
完璧な子育てなんてあるんでしょうか?
よく、自分の子育てを自慢し、出版までしちゃう人がいますけど、
私は、そういう人の方がよっぽど恥知らずだと思っています。

大抵の親は、一生懸命子育てをする。
もちろん完璧じゃないし、矛盾ばかりだし、失敗ばかりだし、
時にいい加減で、時に自分の機嫌で振り回すし、
でもまぁなんとかかんとか大人になったら、
あとは自分で学んでねって、
親ができることってこの程度じゃないでしょうか?

子供を犯罪者にしたいと思って育てる親なんていないし、
子供を病気にしたいとか、子供を不幸にしたいとか、
誰かを傷つけるような子供になって欲しい
なんて願う親はいないけれど、
でも現実にはそういうことは起きてしまう訳です。

だからもう育て方に原因があるのかないのかもわからないけど、
そこ言ってもしょうがないし、
それを言うのは残酷なことなんだっていう意識を
せめて社会で共有しましょうよ。

成人した大人の犯罪で、親を引っ張り出すことも、
やめにしませんか?
親子が一蓮托生になることなんてないし、
親子の愛で様々な問題を解決できると持っていこうとするなら、
それは悪政に乗っ取られた社会他ならないです。

問題は、社会や行政や、政治や法律で、
改善していくものであって、
親子の愛情が一番!なんて言ってる政治家がいたら、
即刻辞めて貰いましょう。
そもそも親子の愛情で何かを解決できるなら、
政治家なんて職業自体が必要ないですもんね。

それと、質の悪いマスコミは淘汰されていくべきですね。
最近は、Twitter等で、意見も噴出しますから、
そうなっていくでしょうけど。

今日の高畑淳子さんへの質問も、本当にしょ~もないものばっかりで、
TV局はこの広告収入の集まらない中、
よくあんなレポーターに高い金払うなぁと思いました。
慈善事業でお給料払いたいなら別にかまわないですけど。

普通母親に、息子の性的嗜好なんて聞きます?
「あんた、母親に性的なこと話すわけ?」って、
むしろ逆取材かけたい位でした。
あのレポーターに、明日記者会見して貰って、
皆で質問したら良いのに。
ってかあのレポーターの母親に、
「お宅の息子さんの性的嗜好はいかがですか?」って聞きに行ったら、
どう反応するんでしょうね?
ばっかじゃね~の!
と、TVの前で思わず罵倒してしまいました。

でも、私が一番言いたいのは、
本当に息子の回復を願うのなら、
批判を覚悟で、絶対に記者会見なんかしない!と、
高畑さんが頑張ることです。

可哀想な親なんか演じちゃいけないし、
ましてや子供の罪を代わりに謝ったりしてはいけません。
堂々と自分の仕事を貫き、自分の人生を全うすることです。

「あなたのために私の人生が脅かされたりしない」と、
自分の人生まで息子に背負わせないこと。
そして「あなたの人生の代理人にはなれない」と、
自分の責任は自分でに背負わせること。

その境界線をきっちり引くこと、
それが本当の親の愛だと思います。

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