IR誘致を目指す苫小牧でシンポジウムです

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昨日、苫小牧医師会主催による「ギャンブル依存症シンポジウム」
にお招きを受け、貴闘力関と二人で出席して参りました。

今年は、北海道に何かとご縁があるのですが、
この苫小牧市というのは、実は、
人口比に対してパチンコ屋さんが最も多い市なのだそうです。

また、ご多分にもれず少子高齢化、人口減という問題を抱えているため、
街おこしの一環として、IR誘致に向けて熱心に活動されている、
自治体のお一つでもあります。

で、IR(カジノ)誘致をするなら、
まずはギャンブル依存症の対策を、しっかりと考えねば!ということで
まずは基本的なことを抑える、シンポジウム開催を!ということになりました。

昨日はIR賛成派も反対派の皆さんも沢山来られていたようなのですが、
とにかくIRの賛成反対どちらもご意見おありでしょうけど、
現実にギャンブル依存症問題はこんなに起きているんです!
・・・というようなことをお伝え致しました。

その結果、賛成派反対派どちらの皆さまからも、
「面白い話だった」「問題がよくわかった」とお声かけ頂けたので、
まずは問題提起という第1歩は踏み出せたかなと思いました。

先日10/12にIR議連の総会が行われたようですけど、
IRがどうなるかは分かりませんが、
IRをきっかけにギャンブル依存症対策が、
少しずつ前進してきたことは確かです。

ですから私としては、まず誘致を目指す自治体さんこそ、
目をそむけず、そして過小評価せずに、
真正面からこのギャンブル依存症問題に向き合って頂きたいと思います。

昨日のセミナーでは、
苫小牧の岩倉市長

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地元植苗病院の片岡先生のご挨拶から始まり、

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私と、貴闘力関の講演後

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貴闘力関、岩倉市長、片岡先生、
そして駒大苫小牧の学長佐久間先生、
アイスホッケー連盟 女子日本代表コーチ 飯塚先生
というそうそうたる面々をお迎えして、
各分野にまたがる皆様方のご意見を頂戴しながら、
シンポジウム開催となりました。

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ギャンブル依存症をないものとせず、
当然どこにでもある問題として受け止め、
必要な対策が苫小牧市でも始まるよう、心から願っております。

また私も、このような良いご縁を頂きましたので、
是非、このネットワークを生かして、
益々啓発と対策が進むよう努力して参りたいと思います。

各自治体の皆さま、是非皆様の街でもシンポジウム開催をご検討下さい。
どうぞ宜しくお願い致します。

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現在国内の推定罹患者536万人(2014年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!
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[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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