感激の初体験で気づいたことです

公開日: 

先日来より、Twitterで沢山のリツイートを頂いています
ということをブログに書いておりますが、
いまだにリツイートされていて、とうとう1万リツイートを超えました。

そして、どなたかが、togetterにまとめて下さり、
それもまた拡散されているようです。
是非、こちらもご覧下さい。
依存症に対する誤解 togetter

しかもご覧頂いてどうでしょうか?
私は、依存症関係の発信をして、
こんなにも多くの一般の方に暖かいコメントを頂いたことは、
これまでなかった・・・と大感激しています。
このtogetterのコメントにも理解あるコメントが寄せられています。

で、気がついたのです。
今まで私は、心のどっかで
「依存症者は叩かれこそすれ、分かって貰える日は来ない・・・」
とあきらめる気持ちがありました。

それでも理解者が増えて、
なんとか早期介入と治療体制ができあがれば、それでいいよね・・・と、
そんな風に思っていました。

あぁでもやっぱり、一般の人も理解して貰えれば、
暖かく迎えてくれるんだなぁ~と、
初めてそういう感覚を実体験できました。

つまり私は、嘆いてはいたけれど、
自分の方向性が見えていなかったんですよね。
どんな風に発進したら良いかが分かっていなかったんです。

で、今回、たっくさんの方に暖かいコメントを頂き、
なおかつ、これだけリツイートされたということは、
じゃあこれまでの発信と何が違っていたのか?
それがハッキリとわかったんです。

それは「共感」と「自分事」です。

このツイッター何が一番多かったって
「あぁ~、わかる」というつぶやきと、
「これって、(何か他のパターンや病気)にもあてはまる」
「・・・も同じだ~」
といった、一般の人たちの日常の出来事の、
何かに置き換えて頂いて、共感して下さっているんですよね。

私は、こういう「言葉だけの確約」「話せばわかる」という常識は、
依存症には通じないんだよね・・・と思っていました。
依存症の世界に十年以上身を置いていて、
しかも思い込みの激しい私は、
つい依存症限定で物事を考えちゃうんですよね。

ところが、こういうパターンって、別に依存症に限ったことじゃなくて、
普通の人たちにとっても「あるあるネタ」だったんですよね。

だから私は、視野をグイッと広げて、
「依存症のこのパターンって、世間でいうこんな感じ?」
なんて考えながら、しかも分かりやすく簡潔に伝えられたらいいのかなぁ
と思いました。

実際、このスライド作る時も、
ついついセリフとか、盛り込み過ぎちゃうんですよね。
でも、幸いにも技術もセンスもないために、
「入りきらない・・・」となって、
どんどん削っていったんですね。ぐちゃぐちゃになったので。
そしたら結果としてここに落ち着いたんです。

「シンプルで分かりやすく」って、
それが一番簡単そうで簡単にはできませんけど、
これからも試行錯誤は続けたいと思います。

そして一般の人たちに受け入れて貰えるように、
自分も楽しみながら、アイディアと格闘していきたいと思ってます。

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