ギャンブル依存症対策の記事をちょこちょこ見かけるようになり、
やっとこの国での取り組みが始まるのかと、期待する反面、
どんな対策でまとまるのかと不安半分の気持ちでいます。

ただ、私が思うに、ギャンブルの場合は、
俗に考えられている「相談窓口の開設」といったアプローチも
もちろん必要ですが、それよりなによりも、
規制の強化が必要だと思っております。

ですからギャンブル依存症対策法案を作って、
その中に規制の強化は是非盛り込んで欲しいです。

規制というのは、もちろん年齢制限の厳格化などの入場制限もありますが、
再三再四申し上げておりますが、CM規制、特にTV CMには規制をかけたいですね。

特に、パチンコは日本で一番ギャンブル依存症を生み出している産業でありながら、
「遊技」という法の立てつけで「ギャンブルではない」という、
ダブルスタンダードでやっているんですから、
総務省はCMなんか認めないで欲しいですね。
しかも不正くぎ問題も明白になっていないわけですから。

本日、岡田斗司夫さんのコメントがブロゴスに掲載されていますが、
Pokémon GOよりも人を殺しているパチンコの闇はなぜ報じられない？ 岡田斗司夫が語る「圧力の正体」

全くもって、おっしゃる通りだと思います。
そりゃあ、今回IRで多少パチンコこそなんとかすべき！
と報道されましたよ。

けれども被害の大きさから言ったら、
報道の量は信じられない位少ない訳で、
「不正くぎ」の問題など昨年末に一度、
わ～っと新聞各社で報じられただけですからね。

そもそも「不正くぎ」なら、違法賭博じゃないですか。
それなのに「疑いのある台を撤去する」という、
これまためちゃくちゃグレーなままの幕引きで、
マスコミの後追い記事もなければ、
渾身のルポルタージュ！なんてものも出ず、
その結果世論だってシーンとしたまま、刑事責任なんて一社も、
いえ一店舗すら問われていないですからね。

こんなにもカジノで大騒ぎするなら、
何故パチンコ釘問題で騒いでくれないんだ！
と、私なんぞ悔しくって仕方ないです、今でも。

つくづく思うんですけど、世の中って政治がらみ、
特に与党を叩きたい!ってことになると、
俄然張り切りたい人って、いっぱいいるんですよね。
パチンコを叩いたって、与党叩きに直結しないですから、
そっちの方がよっぽど深刻です！っていくら騒いでも、
そういう人の興味をひかないんですよね～残念ながら。

そして、山本太郎さんの叫びや、民進党の緒方林太郎議員が、
IR推進議連がパチンコから献金貰ってるだのなんだので、
質問されてましたけど、あれも事情をよく知る人には、
片腹痛いですよね。

だって、IR推進派なんかに全く関係ない多くの議員が、
パチンコ献金貰ってるじゃないですか。
何言っちゃってんの？と思いましたよ。

当会でも一度「パチンコ献金議員」を全部調べ上げようかな？
と思っております。
事件簿のように根気がいる調査になりますが。

TVも新聞も「スポンサーには弱い」。これ自明の理ですよね。
そして政治家は政治献金に弱いですよね。
だからギャンブル産業側に都合の悪いことは報道されないし、
政治でも取り上げられないんですよね。

ですから、こんなに多くの人達が死に、
社会に悪影響を与え、そのうえ自分たちの企業責任を果たそうとしない間は、
TV CM及び、政治献金を禁止する規制をかけて欲しいなと思ってます。

関係業界からは大反発食らうでしょうけど、
だったらきちんと大規模なギャンブル依存症対策に着手せよ！
っていうことですよね。
そしてきちんと責任を果たさない業界のCMなんか、
マスコミも流さないぞ！と気概を見せて欲しいです。

政治家も国政を担うのであれば、
「不正くぎ」などという、まさに不正行為が行われていたグレー産業から、
献金を貰うのはいかがなものか？と、襟を正して欲しいですね。

せめてギャンブル依存症対策にギャンブル産業が向き合うまで、
マスコミがCMをやめ、政治家がパチンコ献金を貰わないことにすれば、
この国のギャンブル依存症対策はぐっと進むはずですよ。
そうすれば真実が報道されるようにもなるでしょうし、
対策法案だって、かなり本格的なものができるはずです。

マスコミさんは、カジノ叩きだけじゃなく、
ご自身たちもまた、ギャンブル依存症対策の遅れに加担してきたことに、
是非今こそ向き合って頂きたいですね。

そして政治家の皆さんは、政治献金について、
今一度、襟を正し、多くの国民を不幸にしたまま、
責任を取ろうとしない産業から、
献金を貰うことは控えて頂けたらなと思います。

産業側からのしがらみにとらわれない！といくらおっしゃっても、
現実はそうなっておりません。
普通の産業なら許されないことが、
ギャンブル産業、特にパチンコは許されているのです、

しがらみにとらわれていますよね？だから対策が進まないのでは？
私たちはそう考えております。

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