田島良昭先生に学ぶです

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今日は、間違いなく日本の福祉業界のトップリーダーのお一人である、
社会福祉法人「南高愛隣会」の田島良昭前理事長にお目にかかりに、
長崎は諫早に弾丸出張して参りました。

私の方は、勝手に田島先生を追っかけと言いますか、
ご尊敬申し上げておりましたが、
実際、じっくりお話しさせて頂いたのは初めてのことです。

私が先生を知ったのは、今から7~8年くらい前でしょうか?
広島にあるせのがわ病院の、故小沼杏坪先生に
南高愛隣会さんが毎年主催されている「福祉のトップセミナー」に、
誘って頂いたことがきっかけです。

そこで私まずそのセミナーの素晴らしさと、規模や人脈に、
ぶっ飛んじゃったんですよね。
だってゲストに現役の事務次官クラスの官僚がいらしていたり、
堂本暁子元千葉県知事、浅野史郎元宮城県知事などの有名首長がいらしてたりで、
当時はまだ依存症界の、それも自分たちで地味にやっているセミナー位しか知らなかったので、
福祉の世界にこんな大物がいらっしゃるんだ!と感激し、
以来、毎年セミナーに出かけて居た次第です。

南高愛隣会をご存じなくても、この業界の方なら
地域生活定着支援センターと言えばお分かりになるかと。
このセンター設立への法律作りに画策されたのが、田島先生達です。

で、もちろん私としては、ギャンブル依存症対策法案策定に、
お力添え頂けないかとお願いにあがった次第で、
先生に色々レクチャー頂いたのです。

先生がご苦労された南高愛隣会設立当時のお話しや、
政治家の秘書としてご活躍されてた頃のお話なども、
興味深く拝聴させて頂きました。

で、ギャンブル依存症対策法案のことも、
「田中さん、最初から100点満点を目指しちゃいけないよ。
ゼロに比べたら例え30点でも、芽が出ることは全然違うんだから。
但し、法案ができて折角芽が出たなら、
それを今度は50点60点に育てていかなきゃいけないよ」
とおっしゃって頂いたことは「なるほど~」と思いました

いくつもの政策を通し、法案を作って来られた先生の言葉には、
実感があるなぁ~と思いました。
そっか~、法案というのは育てていくものだったのか~と、
目からうろこでした。

あとあんまり細かい事まで法案で作らせちゃうと、
あとで自分たちの使い勝手が悪くなったり、
時代が変わっていったりするので、
ざっくりしたものにしておいた方がよい・・・
というのも意外でした。
なるほどね~。

先生曰く「あぁ、あの文言さえなければなぁ・・・」
ということに、えてして陥りがちなので、
細かく決めると、あとで首を絞めかねない・・・とのことでした。

嬉しかったのは、
「田中さんは多分神さまがこういう活動をさせようと思って、
過去の事を含めていろいろ厳しい条件に置いたんだろうね~」
とおっしゃって下さったことですね。

先生に、そんな風にお墨付きをもらったら、
益々頑張らねば!と思いました。

今回の面会は、長崎県地域生活定着支援センターの伊豆丸さんに
ご協力して実現したんですが、
伊豆丸さんもまた志の高い方。
これから是非タッグを組んで益々の広がりを期待したい所です。

今日は、良い刺激を頂いた一日でした。
やっぱり先ゆく活動家のお話は良いですね~。
まさに希望です。

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現在国内の推定罹患者536万人(2014年厚労省)のギャンブル依存問題。
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[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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