人のご縁です

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実は、先日の2/6で、ギャンブル依存症問題を考える会発足から丸3年を迎えました。
応援して下さった皆様方に、一言御礼申しあげたく今日のブログを書きます。

石の上にも3年と言いますが、良く我々も頑張ってきたなぁと、
そして、この3年間まさに怒涛のごとく過ごしたなぁ~と思います。

たちあげた時にはまさかこんなことになろうとは、
1ミリも思っておりませんでした。

そもそも、新潟の妹分と電話で話していて、
「新潟でセミナーでもやろうぜ!」ってな感じで盛り上がり、
じゃあ主催者名何にしようか?ってことになって、
会場借りやすい分かりやすい名前にしよ~ぜ!
ってなことで「ギャンブル依存症問題を考える会」って名前にしたんですよね。

で、1回電話を切って「でも、よく考えたらこの会めっちゃいいじゃん!」
と思ってもう1回妹分に電話して、
「この会全国に支部作っちゃおうぜ」とまた盛り上がり、
全国の仲間に「こんな会作りたいんだけど、やらない?」
とラインで呼びかけたら「やろ~やろ~」となって、
あっという間に立ち上がった会なんです。

この妹分が買い物中に私が電話をかけ、
買い物が終わって家に帰ったら、もう立ち上がっていたという当会(笑)
なんせ、シンボルマーク、HP、登記まで、
1週間くらいで怒涛の勢いで作っちゃったんですよね。

今振り返っても、なんでそんなことができたのかというと、
大体全部人に頼んじゃうからなんですね。

HPは夫だし、シンボルマークは同級生、
登記は友人の団体のを見せて貰って真似して作って終わり!
ってな感じで、めちゃくちゃ気軽に盛り上がって作ったんですよね。
私が考えたのって、挨拶文と設立趣意書位ですかね?

最初は、「全国で啓発セミナーと、相談会やろ~!」ってな感じで、
今のようにマスコミに出ることになるとか、
ロビー活動するようになるとか、政策提言するなんて全く思いませんでした。
設立趣意書に「政策提言などは致しません!」って書いてたくらいですから。

ところがあるお医者様に「この文言を外した方がよい。あなたがやらずに誰がやる!」
とアドバイスをされて、「そんなもんかな?」と思って外したのが始まりでしたね。

依存症のアドバイス以外、なんも出来ない私が、
曲がりなりにも、団体の長としてなんとか3年間やって来れたのは、
そして今のように活動に広がりができたのは、
全て他人様の力を借りたお陰ですね。

私、よく人に驚かれることがあるんですけど、
こんな活動しているとですよ、世の中ちょっとした知り合いになった人に
「できることがあったら、お手伝いするので言って下さいね」
って言われるじゃないですか~。

でも普通はそういうのって社交辞令で終わりますよね。
ところが私、大体そういうの真に受けますね(笑)
なんとなく「この人あんなことやってたな~」「こんなことやってたな~」
ってなことを覚えておいて、ここぞ!とばかりの時に、
本当に連絡をして、お願いしちゃいます。

しかもそれをかつて会ったことがある人とか、知り合いだけじゃなく、
全く見ず知らずの人にも、なんかよさそうな人だから頼んでみっか!
みたいな気持になって、頼みに行っちゃうんですよね~。

元経産省官僚の宇佐美典也さんなんて、今じゃすごく親しくなりましたけど、
もともとは私が宇佐美さんの動画をみた・・・っていうだけですからね(笑)
宇佐美さんにとっては、とんだ災難・・・!?ですよね~。
でも質問主意書の類のことなんて私に分かるはずない!
だからぜ~んぶ、宇佐美さんにレクチャーして貰ってます。
私にとっては、めっちゃHAPPYな出会いでした。

貴闘力さんもそうです。門前仲町で焼肉屋さんやってるんだ!
ってTVで見ただけ。
でも「セミナーで講演して下さい!」ってお願いに行っちゃった。

今、うちの理事になって下さってる草刈さんも、
3回目にお会いした時に、この人良い方だなぁ~と思って、
「うちの理事になって下さい!」ってお願いしたんです。

あとASKの今成さんもそうです。
FBかな?なにかそのようなSNSで、
アルコールの年齢制限18歳引き下げに反対する活動をされてるのを見て、
「ギャンブルも入れて頂けないでしょうか?」って、
いきなりメッセージでお願いしたんです。

そりゃ、私はこの業界にいますから今成さんのことは存じてましたし、
アルコールの法案のセミナーなんかに伺った折に、勝手に拝見してましたけど、
今成さんにしたら「なんだ?なんだ?ギャンブル?」ってなりますよね。
でもあの時図々しくお願いして、本当に良かった~!
今じゃ、あの出会いは宝物だぁ~!と思うことばかりです。

この3年の間、活動していて、ずっとずっと「良く分かんないなぁ?」
と思うことだらけでしたけど、常に周りの人の知識と力と人脈をお借りして、
なんとかかんとかやってきました。
本当に有難い限りです。

そして、全くお金のない団体ですが、仲間うちで寄付しあいながら、
なんとか頑張ってここまできました。
何故か、ぎりぎりのところでいつもなんとかなっちゃうんで、
まっ今回もなんとかなるだろうと思って3年が過ぎました。

どっからもひもがついてない、非営利のボランティア団体で、
しかも活動費の殆どは自分たちの自腹って言うと、
大体の人にびっくりされますね。

CoCo壱番カレーの創業者の宗次さんにセミナーにお越しいただいた時も、
「この活動赤字じゃないんですか?」
「赤字です」
「どうしてるんですか?」
「自分たちで払ってます」と言ったら
「なんとまぁ~あっけらかんと・・・」
と、大層、驚かれました。

この間も関西の経済界の方に、
「田中さん達の活動費も大変でしょう、なんか仕組みを考えねば」
と言われたので、
「う~ん、お金のこと考えるの面倒くさいんですよね~、
いずれ、国に仕組みができればそれでいいかな~
と思ってるんですけどね~」
と言ったら「あなたは変わった人ですね・・・」と、
そこで会話が終わっちゃいました(笑)

でもこのお金がないことも恵みの一つなんですよね~。
失うことを恐れずに、しがらみなんかに負けずに
自分達の良心に従って、言いたいこともはっきり言えて、
邁進することができますからね。

その心意気を買ってくれたからこそ、
沢山の皆さんに応援して頂いたし、
マスコミさんにもバンバン取り上げて頂いたんだと思います。
お陰で、ギャンブル依存症の認知度をあげることに、
私たちもだいぶ貢献できたんじゃないかな?と思ってます。

そんなこんなでやってきましたが、
3年やるとやっぱ土台ができた感じがあって、
4年めの今年は、更に大きなチャレンジに向かっていきたいなぁと思ってます。

私たちもこれからますます、社会に貢献できるよう、
頑張っていきますが、
皆様方も引き続き、ご支援ご指導のほど宜しくお願い致します。

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現在国内の推定罹患者536万人(2014年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!
ギャンブル依存症対策を求める10万人署名プロジェクト

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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