いよいよ春の入学シーズンを迎えますが、
大学関係者の皆様方には、是非新入生のオリエンテーションで、
当会が作った、「知ろう！ギャンブル依存症」の小冊子を
配布して頂きたくお願い致します。

この冊子は、簡単に読める漫画になっていて、
ギャンブル依存症だけでなく、
その人に巻き込まれていく、周りの人の共依存問題についても、
説明しています。

ですから、女子大の皆様も「関係ない！」と思わずに、
是非、啓発をお願いします。
女の子が、彼氏にお金を貢いでしまうケースも本当によくある話なのです。

なんせこの冊子、とにかく国の宝である若者を、
ギャンブル依存から守りたい！という我々の熱い思いで、
無料で大盤振る舞いしており、
最初はクラウドファンドで作成しましたが
現在はギャンブル依存症問題を考える会のメンバーが身銭を切って
増刷しており、現在までに3万部配本させて頂いております。

若者向けに作った冊子なのですが、
精神保健センターさんなど、どちらかと言えば大人向けに、
重宝されているのが現状です。

私は、本当に申し上げたい！
大学関係者の皆さまは、是非意識改革を図り、
ギャンブル依存症対策に本腰を入れて頂きたいです。

もうね～、これだけギャンブル依存症が騒がれてるのに、
最もアクションを起こして頂けないところ・・・それが「大学」です。
大学の先生方は、何故こんなに学生がボロボロ中退しているのに、
この問題に無関心なのでしょうか？

パチンコにはまって学校に来なくなってる学生沢山いますよね？
少子化で定員割れしている大学も多い中、
更に学生に中退されたら、経営にも響くのではないでしょうか？

ここにギャンブラーの家族に対する調査を行った、
データがあります。
筑波大学の森田先生と共同でさせて頂いた、
本年度厚生労働省の科研費で報告される予定の研究の一部ですが、
このデータをご覧頂けますか。

※「ギャンブル障害の家族への支援ツールの開発」
森田展彰（筑波大学）、新井清美（首都大学東京）、田中紀子(ギャンブル依存症問題を考える会）

ギャンブル依存症者をもつ、ご家族に対する調査ですが、
サンプル数222に対して、
大学中退者はなんと34人 15.2％もいるのです。
ちなみに高校中退者が10人
短大・専門学校中退が7人
大学院中退が1人です。

15.2％ってすごい数字じゃないですか？
そして、さらに中退者のうち、82.6％の人が、
「中退の原因にギャンブルが関係していた」
と答えているのです。

どうですか？先生方。
是非とも、新入生のオリエンテーリングで、
ギャンブル依存症について触れて下さい。
せめて冊子だけでも配っていただけないでしょうか？

前途ある若者の未来が、ギャンブルで潰れないよう、
先生方も意識改革をして、
是非、予防教育に積極的に取り組んで頂きたいと思います。

皆さん、是非シェア拡散の上、呼びかけて下さい！
宜しくお願い致します。

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現在国内の推定罹患者536万人（2014年厚労省）のギャンブル依存問題。
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[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研)　ギャンブル依存症(角川新書)