警察庁が打ち出した依存症対策の設定復活は逆にヤバい!です

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昨日のブログ大変多くの方にお読み頂いております。
アゴラさんに掲載して頂きましたので、
まだお読み頂いていない方是非ご一読下さい。
パチンコ出玉規制はギャンブル依存症対策にはならない

知れば知るほど、コレヤバいんじゃないの?
という気になってくる、この度警察庁が打ち出した依存症対策。

そして本日は、出玉規制の他にもう一つ出てきていた
『射幸性の更なる抑制を図るとともに、営業の自由度を高めるため、ぱちんこ遊技機
に対し、回胴式遊技機と同様に、大当たり抽選に係る確率の組合せを「設定」として、
6種類まで認めることとする。』
に触れたいと思います。

全く知らなかったのですが、本日ある方に教えて頂き、
そもそもパチンコというのは、大当たりの確率というのが、
台ごとに決まっているんだそうです。

でもって今はそれが1台につき1種類と決まっていて、
それぞれの台に「大当たりの確率 1/169」とかって示されているんですって!

へぇ~!だとすると、もうそれだけで依存症の人達ってハマりそう。
だって169回まわせば、少なくとも1回は大当たりが来る~!って、
座った途端に、ドーパミンが出そうな気がします。
競艇なんかそんなのないですもんね。

でもって今回の改正では、この設定が1台に一種類だったのに、
1台に6種類まで認められるってなったんだそうです。
設定というのは、お客さんが打っている間にもころころ変えられるものなのでしょうか?
そこは分かりませんが・・・

これって一体何故どこが依存症対策なのでしょうか?
「射幸性の更なる抑制を図るとともに」とありますけど、
全く逆ですよね?
射倖心を煽りまくってる気がしますけど。

昨日、ある精神科のお医者さんともやり取りしていたんですけど、
つまりどの台に座るか決めるだけでドキドキしちゃうわけですよね。
もうそっからギャンブルが始まっているわけです。

例えば公営競技だったら、馬のこれまでの戦績とか血統とか、
ボートなら、プロペラとかエンジンの調子とかそういうモノが公開されて、
「どこにかけようかなぁ~」と考えるわけですけど、
パチンコでどんな設定だかわからないってことは、
それが全部目隠し状態になってしまうのと同じですよね?
まさにすごいギャンブル性じゃないですか。
どうしてこれが射倖心を抑えることになるんですか。

だって、考えても見て下さいよ、
6つの設定が入っているパチンコ台を、
目隠しで選ぶとしたらドキドキしません?
誰だって甘い設定のもをひきますように!って期待してますよね。

ギャンブル依存の人の、ギャンブルに向かう期待値って半端じゃないですよ。
普通の人なら「気晴らし」でも、
こっちはまさに「生きるか死ぬか」の真剣勝負なんですから。
一体なんでこれが更なる射幸心の抑制なんですか?
全く逆ですよね???

そしてやり始めたら、「絶対に自分は甘い設定をひいた!」
と根拠ない自信で突き進む!それが依存症者です。
二重のギャンブルにハマっているようなものです。

この依存症対策ってもしかしたら、
依存症者を益々はめるというか、
パチンコ店を依存症者だけにしたいのではないでしょうか?
なぜ、こんなもんが導入されたのか?
何かの罠でしょうか?

全く1ミリもわからないので、
是非とも警察庁の方にお話しを伺いたいと思います。
お電話しても良いものでしょうか?

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現在国内の推定罹患者536万人(2014年厚労省)のギャンブル依存問題。
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[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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