皆様、現在話題になっている人気ドラマ「過保護のカホコ」って、
ご存知でしょうか？
うちの娘などは、すっかりハマりまくっていて、
ドラマを録画しては、家族に「見ろ！見ろ！」と迫ってくるので、
実に面倒くさいのですが（笑）
このお話し、タイトル通りとんでもなく過保護な親からの脱皮がテーマなのです。

まぁ我々の業界用語で言えばAC話といったところでしょうか。
高畑光希さん演じるカホコさんが、超過保護な箱入り娘という主人公を演じているのですが、
その彼氏、ハジメ役が、超イケメン俳優の竹内涼真君なんですね。

で、このハジメ君はカホコちゃんとは正反対で、
小さい頃施設に預けられ、その後は自力で画家になる夢を叶えようと、
頑張っているんですね。
で、ハジメ君がカホコちゃんに色々忠告し、
親からの自立を促す・・・ってなストーリー展開だったんです。

私も、時々ホンの数分みているだけなので、ざっくりとしか分からないのですが、
まぁこのドラマ視聴率が実にあがっているのだそうです。
で、ですねこの人気ドラマに何がぶっ飛んだって、
つい先日8/30の放送で、ハジメ君が何故施設に預けられたのか？
その謎が解明されたんですね。

それがなんと！
お父さんがギャンブルによる借金を作って亡くなってしまい、
その辛さから逃れようと母親が覚せい剤に手を出してしまう。
けれども警察に自首することを決意して、ハジメ君を施設に。
そして自首して罪を償うのですが、
刑務所を出てからも再び覚せい剤に手を出してしまい、
最終的には回復施設で回復し、その後再婚して新たな家庭を築いた・・・
ってな話なんですよ。

ひえ～！これにはぶっ飛びました。
だって、一昔前なら、こんな人気ドラマでですよ、
ギャンブル依存や、薬物依存の話が出てくるわけなかったし、
ましてや民間回復施設で回復しました・・・
なんてストーリー有り得なかったとい思いません？
しかもですよ、このドラマには三田佳子さんも出てるんですから！
超攻めてますよね～。

うちの娘なんか、
「でた～ギャンブル依存！」なんて大喜びしてました。
いや私ももちろんびっくり仰天、嬉しかったですよ。
もうどんどんドラマで扱って欲しいですね。
しかも回復してるってのがいいじゃないですかぁ～。

ちなみにこの回復した母親を演じているのは、
高橋ひとみさん。
うん！これもまた良い配役ですよね～。
高橋ひとみさんは寺山修二さんの秘蔵っ子としてデビューされましたが、
寺山修二さんはお父様がアルコール依存症とおっしゃってますし、
ご自身もギャンブル好きで有名ですから、
親交深い高橋さんも依存症には理解のあることでしょう。
愁いのある母親役ぴったりはまっていました。

なんかホント時代の転換点を感じてワクワクして来ますよね、
依存症がタブーじゃなくなり、
普通にあるある話しとして取り上げられるようになる・・・
そんな時代がもうすぐ目の前に来ているんだって、
希望を感じます。

私としては是非仲村トオル様に、
回復したギャンブラーを演じて欲しい・・・
そう切に願う次第です。

変なロマンを感じさせる博徒の話しじゃなく、
ギャンブル依存症からの回復が、
人気ドラマにならないかなぁ～、
有名脚本家の方、是非「三代目ギャン妻の物語」
ドラマ化して下さい！
宜しくお願い致しま～す（笑）

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[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研)　ギャンブル依存症(角川新書)