パチンコ業界さんで講演です

公開日: 

今日は、大阪でパチンコ業界団体さんで講演するという、
実にアウエィな経験をして参りました!

私をギャンブル依存症勉強会の講師に!
そんなチャレンジングな精神をお持ちの団体さんは、
関西遊商さんという団体さんです。

でもまぁ少し前だったら有り得なかったわけで、
こうして少しずつでもお互いが話しあえる環境ができると良いなぁと思ってます。

でもまぁ普段の講演会とは全く雰囲気が違うので、
実に緊張しますよね~。
だって、普段スーツ男子が150人も並んでる姿なんて、
殆ど見ないですもんね。
それだけで圧倒されます。

そもそもIT業界のうちの夫なんて、
出勤する時スーツなんか着ていかないですし、
着たとしても「洋服の青山」みたいな人な訳ですよ。

ところがパチンコ業界さんというのは、
ちょっとトッポイというか、同じスーツ姿でも、
「アルマーニ」とか「ゼニア」の世界なわけでしかも若い!

多分経営者の皆さんなんでしょうけど、
あ~こういう人達が若手経営者の会とかで集まる人達なのね~と
知らない世界を垣間見て参りました。

で、皆さんどう思われたかはわからないですけど、
私は、やはりギャンブル依存症対策を考えるのなら、
関係者会議は必須だと思っております。
そこだけはどうしても譲れないです。

だって、なんでこんなに現場がないがしろにされなくちゃいけないんですか?
官僚だって国だって、IR以前はギャンブル依存症対策なんて
全くなんもやってくれなかったし、興味もなかったはずですよ。

それがなんで急にギャンブル依存症対策をお仕着せで受け入れなきゃならないのか?
どうしても納得できないです。

で、何が問題かっていうと、今って
競馬、競艇、競輪、オート、パチンコからの依存症対策が、
バラバラででてきて統一されない。
しかも優先してやって欲しいのは、地域連携のための人材育成とか、
ネットワーク作りだと思うのに、
どこもかしこも「電話相談」とか、入場制限みたいな話ばかり。

いや、まず生死の境、崖っぷちを歩いてる人達を、
助けるシステムから作って貰いたいんですよ。
それは一朝一夕にはできないし、
だから早くから取り組んで貰わないと、間にあわない!
万が一そういったものが作られないうちに、
カジノができちゃったりしたら、本当に目も当てられないです。

だから優先して始めなくちゃいけないことはなんなのか?
業界が足並みを揃えてやらなくちゃならないことはなんなのか?
そういったことを関係者会議で話し合っていく必要があると思っています。

それは業界にとってもメリットがあると思うんですよ。
だって業界の皆さんはギャンブルの胴元としてはプロですけど、
依存症対策についてはド素人なんですから、
それで話しあっていても答えなんかでないし、
役立たない対策費でお金ばっか使っても仕方ないじゃないですか。

だから関係者会議を実現して、双方の現場の声で、
ギャンブル依存症対策法案が策定されるようにしまようよ!
というのが私の講演主旨です。

まぁパチンコ業界さんはどでかいですから、
なかなか足並みもそろわないでしょうが、
私たちは味方同士にはなれなくても、
少なくとも敵でいるメリットもないのでは?
と思っております。

どうか理解が進みますように!
本日は、ありがとうございました!

クリックでランキングがあがります。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 依存症へにほんブログ村
依存症 ブログランキングへ

現在国内の推定罹患者536万人(2014年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!
ギャンブル依存症対策を求める10万人署名プロジェクト

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
PAGE TOP ↑