「恋の渦」に学ぶ共依存の恋です

公開日: 

夫がぎっくり腰になってしまい、会社には最低限のみ出社する日々。
痛み止めと、コルセットと、湿布薬で生き伸びております。

さて、そんな夫と本日は家でまったりと、
アマゾンプライムを利用して映画を1本観ました。

夫も私も「バクマン!」以来、大根仁監督にほれ込んでおり、
つい先日も最新作「奥田民雄になりたいボーイと出会う男全て狂わすガール」を
観て参りまして、またしても魅了されてしまった次第です。

この映画は、賛否両論まっぷたつに分かれていて、
興行的にもイマイチなようですが、
私はもうただただ単純に「あるある~!」と人間模様を楽しみました。

さてそこから検索していたら、なんと監督のインディーズ作品なるものを、
我々は見逃していることを知り、今日それを観るにいたった次第です。

いや~!この作品、インディーズなのに評判を呼び、
拡大ロードショーとなったそうなんですけど、わっかるわ~!
めっちゃ面白かったです。

これはもう一言で言うと「共依存者の病気の恋の物語」
なんですよね~。
重い女と、面倒くさい男達の恋の物語。
恋愛依存や、空気読めない系なんかも出てきます。

つまんないことに難癖つける、モラハラ・パワハラ男に対し、
自分を押し殺し、悪くもないのにすぐに自分から謝ってあわせてしまう女の子。

気に行った男の子がいれば、知人の彼氏でも平気で寝とっちゃう女の子。
自由奔放に男の子を惑わしているようで、実は淋しくて仕方がないんですよね。

笑っちゃったのは、男友達と当時の脱法ハーブを吸うシーンがあるんですけど、
友達が「なんで家で吸わないの?」と聞くと、
「いや~、家だと女がうるさくてよ~。
こうちゃんが逮捕されたら、私はどうしたらいいの~?
とか脱法だ!って言ってるのに、うぜ~んだよあの女!」
なんていうシーンがあって、あ~わかるわぁ~と思いました。

時々こういうけなげな女の子が相談にもあらわれますが、
まぁ女の子がどれだけ彼を思っていたとしても、
彼になんか通じやしないですよね。

共依存の女の子の恋愛は、
男に合わせたり、男のことを心配している自分を
「優しさ」だと勘違いし、その「優しさ」に、
自分が酔っちゃうところに根本的な誤りがあるんですよね~。

更には、支配コントロールのパワーゲームに酔っちゃう。
でも結局そんな不健康なことって、続かないわけですけど、
そうなった時の女の子の変わり身の早さは半端じゃありません。
もう痛快です!

この映画を見たら、共依存の仲間は、
多かれ少なかれ、自分の過去の恋を重ね合わせるでしょう。
それは、痛くて、恥ずかしくて、そしていとおしい思い出のはずです・

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