弁護士先生を教育せよ!です

公開日: 

ゴーマンかましてよかですか? ← まっいつものことですが!
この世の弁護士さんは、依存症の事をご存じなさ過ぎて、
家族が大変困っています。
頼むから、依存症の勉強をして欲しい!これが切なる願いです。

あのですね、ギャンブル依存症⇒弁護士⇒債務整理
と単純な図式を世間の人は思い浮かべますが、
このご時世、ギャンブル依存症問題による刑事事件も多いのが実情です。

で、ですね~、司法の世界がこれがまた信じられない位「浪花節」なんです。
「親が再犯防止のために、今後はしっかり監督致します!」
と涙ながらに情状証人で訴え、嘆願書を提出する。
こんなことばっかやらせられるんですよ。

そしてですね、回復施設に繋ぐとか、
我々みたいな民間団体の援助に繋ぐということに、
積極的に反対はしないけれど、こちらの方針には従いたくなく、
そこの支援を受けることを、家族の責任放棄とみなすわけですよ。

本当にアホくさい・・・

例えばですね、私たちは当事者が捕まっても、
家族は面会に行かないし、差し入れもしません。

だってそうでしょ!?
今まで散々イネーブリングしてきてですよ、
脅したり、懇願したり、泣き落しすれば、
結果として自分の思い通りに事が運ぶ・・・
と依存症者は分かっているわけです。

その上、捕まった後に、あれこれ面倒見ていたなら、
当事者は、「やっぱり家族が何とかしてくれる!」
と思っちゃうわけですよ。

だから基本的に、面会や差し入れには我々が行ったり、
弁護士を通じて、
「裁判が終わったら回復施設に行く以外、協力できることはない。」
という具合に伝えるわけです。

そして裁判では、
「ギャンブル依存症という病気のためにこの罪を犯しました。
だから、真の更生のためには、病気から回復することが必要で、
回復施設、自助グループ、家族会などと連携しながら、
家族は見守って行きます。」
という風に持っていきたい訳ですね。

ところが、この依存症界の常識が、
弁護士先生に理解されないために、
「面会に頻繁に来い」と言われ、面会に行かないことを責められる。
挙げ句の果てに「裁判が終わったら、同居しながら時々携帯をチェックして監督しますと言え。」
なんて方針の方に引っ張ろうとする先生がいるんですよ!

「いやいや、先生、それさんざんやってきてダメだったからこうなったんですよ!」
ってことをいくら説明しても、
「ギャンブル依存症なんて病気な訳ないだろ!」と、先生自身が思っているから、
もう絶対に必要なのは、
「親の管理監督」であり、
「親が甘いからこんな事件を起こすんだ!」
と信じ込んでいるんですよね。

不毛です・・・
時代が昭和で止まっていて、
科学の進歩についていけない人達です。
いや弁護士さんの年齢は関係ないです。
頭が凝り固まり年齢が問題なんです。

お願いだから依存症の事知らないなら、
国選で依存症の事、引き受けないで~!!!
先生が下手うったおかげで、数年後に人が死ぬかもしれないんですよ!
そんなこと先生は知る由もないですけどね!
と私は大声で叫びたいです。

本当にお願いします。
弁護士先生、頭の良いことは重々分かっております。
だからって知ったかぶりしないで、
強引に推し進めるのはやめて下さい。
あなたのご存じない、セオリーもあるんです。

先生、勉強お好きですよね?
是非、学んで欲しいです。

そして家族は「弁護士=偉い」
という思いこみを捨て、
「この問題は自分たちこそプロフェッショナル!」
との気概を持ってですね、
弁護士先生を教育するつもりで、ぶつかりましょう!
めげずに、頑張ろうね!

クリックでランキングがあがります。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 依存症へにほんブログ村
依存症 ブログランキングへ

現在国内の推定罹患者536万人(2014年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!
ギャンブル依存症対策を求める10万人署名プロジェクト

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
PAGE TOP ↑