子供たちに種をまこう!です

公開日: 

今の政治情勢に心から嫌気がさし、
希望を全く見いだせない今日この頃、
やはり国民が賢くなるしかない!と思ってます。
もうね、国民一人一人ができることをそれぞれやるっきゃないですよね。

ということで、まず自分に何ができるかなぁと、
自問自答する日々ですが、
こういう活動をしていると、案外一人の力は大きい!
ということを実感するんですよね。

自分一人くらいと思っても、繋がりをつくっていくのって、
一人一人の出会いからだったりしますよね。

で、最近、「じゃあ、まず我が家からできることって何かしら?」
と思った時に、未来ある子供たちに、依存症の偏見を取り除き、
良きメッセンジャーになってもらうってことは、
できるんじゃないかしら?と思うんですね。

うちの子供たちは、小さいころから、
さまざまな依存症の仲間たちと交流があって、
あっちゃこっちゃの回復施設のクライアントの皆さんに、
とってもかわいがってもらったんですね。

私が依存症で苦しんでいた時は、
女性の回復施設の合同合宿で、
山の上の修道院に大勢の仲間たちとお泊りしたり、
他の回復施設でも、農業プログラムに参加させてもらったり、
沖縄の離島にキャンプに行って、ウミガメと泳いだりと、
沢山の思い出があります。

でも子供たちは、あの人たちが一体どういう人たちなのか、
何の集まりだったのか?さっぱりわかってないんですよね。

だから先日、私の誕生日にみんなで集まった際に、
「ねぇ、君たちこんなことしたの覚えてる?」
「あんなところに行ったの覚えてる?」
なんて、色んな思い出話をしたんですね。
で、こう言ってみた。
「あれね、薬物依存症から回復しようとしてる人たちと行ったんだよ。」と。

子供たち「えっ?薬物依存症って風邪薬?」
私「違うよ。覚せい剤とかだよ。」
子「え“~~~~~~~~~~知らなかった!」
私「でもさ、別にみんな普通の人たちだと思わない?」
子「確かに~!」
夫「そんな経験してる人いないよ。すごいね~自慢できるね!」
子「いや、心配されると思う・・・」とナイスな突っ込み(笑)

その後も、姉弟が、
「知らなかったね~。」とうなずきあったり、
「衝撃の事実~!」なんて言ってましたが、
子供たちにとって「普通の優しい人たち」なわけで、
うちの子たちが、薬物依存症ったって、特殊な人たちがなるわけではなく、
普通の人たちなんだ!って、自分たちが体感したことを、
次世代に伝えていく、生き証人になってくれたらなぁと思ってます。

子供たちは、福祉やメンタルヘルスなど一切興味がなく、
将来、そんな道に進む気も全くないようなので、
私としては、是非とも親とは全然違う道を行って欲しい。
そして、依存症のことをよく知らない人たちの中で、
機会あるたびに、依存症のことガンガンあけっぴろげに話して欲しいなぁ~
と思っています。

その目論見は今のところ成功していて、
うちの子供たちは、親のことを隠すでもなく、
カミングアウトしているようで、
先日も息子が「情報の時間にさ、友達がお母さんのこと検索してたよ~。」
なんて笑っています。

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