TVの反響です

公開日: 

いやはや、自分の肥満、たるみ、しわに直面することとなりましたが、
昨日のNHKハートネットTVご覧いただけたでしょうか?
見逃した方、11/7(火)PM1:05~再放送がございますので、
是非、ご覧下さい。
シリーズ 依存症 第1回 ギャンブル依存症 —孤立する当事者と家族—

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この番組、自分でもよくここまで取材できたなぁ・・・と万感の思いがあります。
あれ1つめのご家族も、あそこまでいくのにものすごいドラマがあったんですよね。
そして今も続いていますが、度々長崎の病院に通い、ご本人と色々お話しして、
今後のことを考えているのですが、
なんせ遠いのでそういった継続支援も本当に大変ですが、なんとか頑張っています。

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あの放送の中で、医療も精神保健センターも「どうにもできなかった」とおっしゃってますけど、
実際にさじを投げられてしまった案件なので、
むしろホントよく取材に応じて下さったなぁと思います。

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でも、あの話は決して珍しい話じゃ御座いません。
普通に我々の現場では、しょっちゅう起きている話です。
だから民間との連携が大切なんですよね。
県の支援では、県をまたいで繋げていくって難しいですから。

それと介入シーン。
なかなかリアルに臨場感があり、
自分で見ていてもドキドキハラハラしました。
本当に介入していくのは大変ですし、憂鬱だなぁ・・・と思ってます。
でも、すがってこられるご家族の話を聞いていると、
「私が、なんとかせねば・・・」と共依存魂がめらめらと燃え上がり、
「いっちょ会いに行きますか!」と思って腰をあげるのです。

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昨日は、TVをご覧になった2組のご家族、
共に「知ってもらえてよかった!」とNHKさんにおっしゃっていたそうで、
私としても全く同じ気持ちです。
いくら口で説明したり、こうして文章に書いたりしても、
やっぱりリアルな映像には叶わない。
そして天下のNHKが取り上げてくれたことの意味は大きいかと思います。

そしてTVで取り上げてくれた反響はやはり大きく、
依存症関係の方ではない、一般の皆様からもTwitterなどでエールを頂いたり、
お電話を頂戴したりして、「こうして現場の応援をしよう!」と、
思って下さる方々が現れて下さったことに本当に感謝です。

また「こんな現実に驚いた!」とおっしゃる方が多くいらっしゃいました。
そうなんです・・・私だってそう思ったんです。
そしてギャンブル依存症対策なんて号令だけかけたって、できっこない。
地域の資源を育てていくには時間がかかるんです。

どうかこの番組を通じて、行政や医療だけでは、
ギャンブル依存症対策など行き届かない事、
民間との連携によって家族支援を充実させ、
民間回復施設など、さまざまな団体との連携が必要なことを、
多くの方々にご理解頂けたらと思います。

そしておざなりでない充実した
「ギャンブル依存症等基本法案」が策定されるよう、
一般の皆様方にもお力添え頂けるよう、
宜しくお願い申し上げます。

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現在国内の推定罹患者320万人(2017年厚労省)のギャンブル依存問題。
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[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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