「ハートネットTV」子供たちの反応です

公開日: 

明日11/7 PM1:05~ 私たちの現場の活動を取り上げてくださった、
「シリーズ 依存症 第1回 ギャンブル依存症 —孤立する当事者と家族—」
の再放送があります。
お見逃しの方是非ご覧ください。
シリーズ 依存症 第1回 ギャンブル依存症 —孤立する当事者と家族—

この放送どんな反応になるのかなぁ~とドキドキだったのですが、
思った以上に良い反応が寄せられ、安堵いたしております。
やはり映像でこそ伝えられる姿があるんですね。
「知らなかった!」「これは何とかせねば」とおっしゃってくださる方々がいて、
嬉しくまた心強く思っております。

先日、この放送を録画していたので、子供たちに見せたんですね。
子供たちに私の仕事を知ってもらう良い機会になるし、
なによりも依存症教育を我が家から!と思っております。

するとですね、最初は、
「うわぁ~デブってる!」
「二重あごやばいよ~!」ゲラゲラって感じだったんですね。
確かに!
ただでさえ太ってるのに、TVの膨張感半端ない・・・(汗)

あとですね、とにかく私って口が悪いじゃないですかぁ~。
もうね~誰にでもタメ口きく勢い。
だから相談会もそんな感じなんですよね。
「もっとこうしなよ~」
「えぇ~そんなんやめなよ~」なんて、
友達の身の上相談みたいな口のきき方。

んで、ちょうどNHKさんが来ている時に、
相談者の方が緊急事態で急きょ我が家を訪ねてきて、
「これこれこんなことになってて・・・」
ってな場面があるんですね。

それでもってそこのシーンで
「マジで~!!!!!」と、
私が雄たけびをあげるシーンがあるんです。

すると娘も息子も
「口悪っ~~~!!!」
ってな突っ込み。
そううちの子たち、私の口の悪さ全然遺伝してないんですよね。

というようなやり取りがあって、
その後いよいよ介入シーンに。

すると子供たちシーン。
食い入るようにTVを見つめていました。

娘「これいつも一人でやってるの?」
私「うん、そうだよ」
娘「で、うちの車で送って行ってるの?一人で?」
私「うん、そう」

娘「ママって、ホントすごいと思う。」
とポツリ。

さらに、
娘「それでこの人どうなったの?」
私「回復施設に今は居て、元気になってきたよ。」
娘「そこ逃げ出す人いないの?」
私「いや、いるよ。自由に出ていけるしさ。」
娘「そうだと思う。怖いし、嫌だよねきっと。」
私「うん、そうだよね。勇気も忍耐もいるよね。」

なんて会話がありました。

つくづく娘の感性に感動しました。
回復施設って、普通の人ってなかなか想像がつかないから、
「中で働きもしないで、遊んでるだけで甘いんじゃないか!」
とかって言う人がいるんですよね。

でもそれは全然違います。
自己開示をしていくことは、非常にきつい作業だし、
集団生活というのはそんなに甘いものではありません。

だから、娘が細かいところの理解はもちろんないでしょうけど、
なんとなくでも、人の恐れや痛み、深い悲しみを想像できる人、
感受性豊かな人に成長してくれていることを、嬉しく思いました。

息子も娘ほどおしゃべりはしませんけど、
最後まで真剣に番組をみていたので、
それなりに何かを感じ取ってくれたかなぁと思っています。

是非、多くの方々に依存症者とその家族の置かれている現状をご覧いただき
思いを寄せていただければと思っております。
宜しくお願い致します。

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現在国内の推定罹患者320万人(2017年厚労省)のギャンブル依存問題。
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[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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