仲間からワイドショーで「前科18犯の大泥棒　使途はギャンブル」
というトピックを取り上げていたと情報が寄せられました。

我が家は夫が私の誕生日に、
全番組を数日間分自動的に録画しておいてくれる機器を買ってくれたので、
早速見直してみた所、ありました！

なんとこの大泥棒、81歳なのだそうです。
若かりし頃は、スーツをきて毎日泥棒に通っていたこともあったとか。
これはクレプトマニア（窃盗癖）でもありそうですね。

被害にあった方が、また来るんじゃないか？と見込んで、
監視カメラを設置して捕まえたそうなんです。
それでこの捕まえた方が、
独自に「盗んだ金はギャンブルに全部使った」と聞きだしているんですね。

しかし、こういう事件を目にすると、
日本の司法制度はどうなっているんだ？とまず思いますね。
18犯にもなる前、せいぜい5犯くらいになったときに、
「この人の再犯防止策は何なんだろう？根底にある問題は何？」
と誰か考えたりしないんでしょうか？

刑務所入れりゃいいってもんじゃないでしょうよ。
だって刑務所ってものすごい税金がかかってるんですよ。
年間300万位かかるって聞いてます。
ってことはですよ、どれだけ実刑になったか分からないですけど、
少なく見積もって10回実刑になったとして、刑期1年でも3000万円。
さらに2年、3年と刑期が伸びていたであろうこと考えたら、
5000万位かかってるんじゃないの？ってことになりますよね。
いや警察の捜査費とか、裁判費用入れたらもっとですよね。

そしたらですよ、そのお金をこの人のサポートシステム、
例えば依存症の治療などに使ったほうが、
よほど安上がりで効果があると思いません？
本当にこういうのって悪循環以外の何物でもないと思っちゃいます。

さらに驚いたことにこの人奥様がいるってことなんですよ。
ずっと連れ添った方かどうかは不明ですけど、
自分の夫がですよ、18犯もあったら途中で
「この人何とかしなきゃ！」とどこかに相談に行くか、
もしくは離婚するか？
どっちかにならないのか？と思いました。

でも確かに「自分の夫は、泥棒がやめられないんです。」と、
なかなか相談はできないですよね。
ギャンブルはもちろん、被害者がいる分、薬物よりもさらにハードルが高いかもしれません。
クレプトマニアも、「相談できる！」
ということが知られてくると良いですよね。

で、この案件じゃあ一番支援に繋がる可能性、再犯防止に繋げられたとしたら何か？
と考えたらやっぱりギャンブルですよね。

盗んだお金を全部ギャンブルに使ってしまっていたというのですから、
奥様他、身内の方はこの大泥棒のギャンブル問題でも困っていたはずですよね。
だからどこかの誰かがもう少し早く相談に繋がれていたら、
何件かの犯罪は防げたかもしれないですよね。

とすると、私たちの努力不足なんだよなぁ・・・と思うんですよね～。
もっと「ギャンブル＋クレプトマニア」の問題で苦しむご家族が、
相談に来られるよう、ハードルを下げる仕組みが必要だなぁと思いました。

人の批判ばっか言ってないで、
自分にできることを小さくてもいいからまずやろう！
ですよね～。

さっそく12月から「ギャンブル＋クレプトマニア」の問題がある、
ご家族に向けた相談会をやります。
詳細が決まったらまたお知らせしますので、
皆様方で是非広報をお願い致します。
私たちが常に困っている人に支援の手を差し伸べられる存在でありますように！

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