ストレス解消!娘との会話です

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今日は、たまたま娘と一緒に晩御飯を食べる余裕がお互いあり、
ちょっとまともに進学について話しをする時間があったんです。
娘は現在高校2年生。
まったく、あっという間に来年は受験生です。

どこの大学に行っても構わないのですが、
なんとなく私は、娘は普通のOLは向かないんじゃないか?
フリーランスで食べていけるような道がいいんじゃないの?
と思っているんですね。

だから唯一得意の学科である、英語を生かした仕事か、
じっくりとモノづくりに取り組むような、
クリエイティブな仕事がいいんじゃないかなぁ~と、
勝手に思っています。

あれだけ超おっとりした人だと、
がつがつと営業成績に追われるような仕事は、
まず向かないと思うんですよね~。
他の人がガンガン成績あげてても、
「うわぁ~、すご~い!」なんてのんきなこと言いながら、
ひとごとのように日々過ごしていそうな気がします。

とはいえ、まだ2年生なので、私もそれほど本気じゃないですけど、
なんとなく「ここなら指定公推薦で入れて、あの子に向いてそう」と、
かねがね思っている学校があって、
何気なくそっちに興味がいくように仕向けてみたんですね。

で、「ももちゃん、ここの学校なら指定校推薦だしさ、
学科もちょっと面白いし、勉強ばっかって感じじゃないし、いいんじゃないの?」
と言うと、娘もどれどれなんて感じで、携帯を出して調べ出したんですね。

その学校、うちからだと都下の方に下っていく感じで、
1時間以上かかり遠いんです。
で、私としてはさっさと家を出て欲しいというたくらみもあって、
「ちょっと遠いから、寮にはいったら?」と言うと、
「うわぁ~、これ定期買うと、表参道とか下北沢とかよいとこばっか通るじゃん~!」と、
通学の途中に繁華街があることを喜んでいて、「やばい!この定期欲しい~」と言うんです。

なんじゃそれ?問題はそこかい!と思ったんですが、
さらに、大学のホームページを見て、
「うわぁ~校舎綺麗~!学校めっちゃ広いじゃん!」
ってね~(そりゃ田舎にあるからだよ!)と思わず心の中で突っ込みましたが、
そういう上っ面なことしか頭にないんですよね・・・あのお気楽娘は・・・
まぁ私もそうでしたから仕方ないですけど。

で、「留学できるんだぁ~」(←今どきどこでもできる)とか、
なんだかんだどうでもいいことに、いちいち感嘆していた挙げ句、
「あれ?ここ観光課ってのもあるじゃん。あたしJTBさんになりたいんだよね!」
って言うんですよ。

はぁ?JTBさんになりたい?
何を言い出すかと思いきや、
どうやらあの子の学校では、短期留学とか修学旅行とか、
JTBさんが関わって、現地での手配を色々してくれるらしく、
先生他みなさんが「JTBさんが・・・」と呼ばれるので、
娘は添乗員という職業=JTBさんだと思っているようでした。

・・・なんという無知。・・・なんという世間知らず。
目の前の遊びや楽しいことしか興味も持っていないので、
娘にとって、大学生活もその先の就職も遠い未来で考えちゃいないんですよね。
まぁでも、私も高校時代、色んな職業があるなんて、
全く知りませんでしたから、人のことは言えませんが。

「お金くれりゃ、なんでもいいや」と思い、どうせ働くなら、
「給料高くて、休みが多くて、男がいっぱいいる所」
と思って、丸井の紳士用品売り場に就職したんですよね。
ちょうどそこでバイトしてたので、卒業したら社員にして下さい!
って感じで、人事に言ったら、新卒試験受けさせてくれて受かっちゃった。
あの頃、丸井はDCブランド全盛期で、めっちゃもうかっててボーナスいっぱいくれて、
年休が2週間夏と冬にとれて、若い男が沢山働いてて、そりゃあ楽しかったもんです。

私と娘は、性格は全く違うのに、
娘にもこの目先のことしか見ていない遺伝子が色濃く出た模様で、
モノの見事に、今ある楽しみに走ってます。

定期が繁華街を通り、学校が広くて綺麗で、
短期留学というお遊びができる大学。
娘の判断基準は傍から見たら実に情けなく、こんな程度なのですが、
私は、こんな目先のことしか考えず、
深刻にものごとを捉えない娘と話していると、実に癒されるのです。

「頑張れ~」とか「しっかりしろ~」とか、
そういうこともあんまり思わないです。
おそらくあの娘は生涯変わることなく、
そこそこのんびり、流されながら生きていくんだろうなぁと、
安心して思っています。

あぁいうまさに「柳に雪折れなし」みたいな人って、
多分生き伸びてくれるだろうなぁという気持ちになって、
なんとなぁく、あれだけおっとりしていると、
逆にたくましさを感じるんですよね。

そして実はこの目先のことしか考えない、
私の遺伝子こそ、最強の生き伸びる宝じゃないか?
と、思っちゃうんです。

こうなったらどうしよう?
あぁなったらどうしよう?
将来貯金がなくなったら?
もし病気になったら?
老後一人ぼっちだったら?
世の中そんなことばっか考えて心配ばかりしている人だらけなのに、
私も娘も、そんなこと想像すらしていない。
だって今なんも問題ないし、考えてもわかんないしねえ・・・ってな感じ。

そもそも娘の大学受験が来年だって言うのに、
現在、マジで貯金ゼロですからね。
親のくせに、そっちのこと心配しないの?って思うじゃないですかぁ~。
でも、全然思わないんですよね私も。
「まっ、なんとかなるだろう・・・」いつもそう思うし、実際なんとかなります。
いざとなったら、夜コンビニでバイトでもしますよ!

娘と話すといつも、あのおっとりさと、
目先のことしか考えない楽天ぶりで、
「あぁ、この子は絶対大丈夫」
と何故か確信に近いものを感じちゃって、
癒されるんですよね~、私。
本当にありがたいことだと思っております。

娘には、そのまま他人から見たらのんきで欠点だらけの、
超絶頑張ったり、しっかりしなくっちゃ!なんて決して思わない、
能天気な、ありのままの娘でいて欲しいと願ってます。

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