ゲーム依存です

公開日: 

本日、薬師寺みちよ先生にご一緒させて頂き、アスクの今成さんらと共に、
久里浜の樋口先生からゲーム依存のレクチャーを受けさせて頂く機会に恵まれました。

27845784_1815098728565257_1461514140_o
厚労省さんとも簡単な意見交換もさせて頂いたのですが、
ゲーム依存・・・これはもう全く新しい家族支援の概念だ・・・
と正直空恐ろしくなりました。

今年、今成さんらと文科省の委託事業で、ご一緒させて頂き、
有効な予防教育を作りたいと、色々検討させていただいたりしていますが、
一体何をどうしたらいいのか?ゲーム依存はいまだ分からないことだらけですよね。
だって調査も研究も臨床も殆どないような状況ですもんね。

で、今成さんと帰りがけランチしながらお話しさせて頂いたんですけど、
なんせゲーム依存は年齢層がものすごく低い訳じゃないですか。
だから「手放す」なんてこれまでのタフラブ的な手法なんて使えないですよね。
樋口先生によると、課金の問題もそれほど多い訳じゃないとのことなので、
となると、お金をストップするといったギャンブル的介入手法も通用しない。
しかもこれって厚労省管轄だけじゃなく、文科省を絡めないとできませんよね?
とか、色んなこと考えるとまさに未知との遭遇って感じで、
一体どうなるんだろう・・・と、二人で「大変だよこりゃ・・・」
と暗澹たる気持ちになりました。

しかもですよ、今現在、本人家族共に、
自助グループが全くない訳ですよ。
ギャンブル以上の受け皿のなさ。
一体どうなっていくのでしょう?

自助グループがないくらいですから、
アルコールのアスクさん、
薬物のやっかれんさん、
ギャンブルの考える会
のような市民団体ももちろんないわけで、
そうなると啓発や予防教育だって、担い手がいないわけじゃないですか。

大体、こんな持ち出しばっかの大変なことって、
相当情熱がなきゃできないですからね。
今の所、アスクさんと当会で細々考えてやっているような感じですが、
やはり当事者団体や家族会は必要ですよね。
それイチから作って行く状況ですからね・・・道遠いですわ。

当会も大人のゲーム依存の相談は時々来ますし、
大人に関しては、なんとかやりようもありますが、
子供に関してはもう全くの無策ですからね。

だけど、PTAでお話しさせていただいたりすると、
すごく悩んでるお母様とかいらして、講演後泣きながら相談に来られたりして、
それなのにこちら側で、提供できることがないっていうのが、
本当にもどかしいし、深刻な問題だなと私自身も悩んでます。

大体ギャンブルだって、ないものだらけなのに、
すぐ後ろをゲームが追っかけてくるわけで、
行動依存チームは本当に頑張らなきゃならないですよ。

クレプトや性依存だってある訳ですから、
ギャンブルが道作ってけん引しないと!と思ってます。

やることが沢山ある状況って好きですけど、
ゲーム依存は、できてることがあまりにもなさすぎ!
しかも子供たちに直撃するかと思うと、
いてもたってもいられない気持ちになっちゃいますが、
とにかくできそうなことからはじめなくちゃならないですね。

せめて大人のゲーム依存のご家族の支援くらいはできると思うので、
お困りの方がいらしたら、ご連絡下さい。

ブログ是非応援して下さい!クリックでランキングがあがります。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 依存症へにほんブログ村
依存症 ブログランキングへ

PVアクセスランキング にほんブログ村

現在国内の推定罹患者320万人(2017年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
PAGE TOP ↑