学会で言いたい放題です

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本日は、第1回 関東甲信越アルコール関連問題学会が開催されました。
ついに関東甲信越でもこの学会が開かれたこと、
依存症業界の末席にいるものとして大変嬉しく思います。
関係者の皆様、おめでとうございます!

さてそんな記念すべき第1回学会で、
なんとこの私、シンポジストの一人に加えて頂いたんですね。
日頃から暴言を吐きまくっているこの私を加えて下さるとは、
大会長の成瀬先生もなんとうチャレンジャー(笑)

では、遠慮なく!とばかりに、
日頃起きている医療との齟齬について、
思う存分忖度なしでお話しさせて頂いちゃいました!

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日頃からTwitterやブログでなんでもかんでも言いたい放題なこの私、
全国の依存症業界の方々が550人も集まるような機会で、
舞台に立たせて頂けるなんてラッキーなことは、
そうそうないかもしれないじゃありませんか!
1回1回のチャンスをモノしなくちゃなりません(笑)

もうね~一緒に登壇された、断酒会さんも埼玉ダルクさんも皆おっしゃってましたが、
今って自助グループ受難の時代なんですよ。
医療が依存症を扱うようになったのは、良いこともありますが、
そのお陰で自助グループが衰退しています。
何とかしなくちゃいけないです。

で、言いたい放題の中味なんですが、
一つはその前の講演で、大阪でアルコールの地域連携を作って来られた、
ひがし布施クリニックの辻本先生がお話しに、
「大阪では医療はナイトプログラムはやらずに自助グループに繋ぐ!」
とおっしゃられており、これには大感激。

「そうだ!そうだ!その通りだ!」
東京近郊では医療がナイトプログラムで自助Gに繋ぐ努力をせず、
自分たちで囲い込むことがずっと問題視されているのに、
益々ひどくなる一方で全然改善されないんです。

だからこの件に関し
「東京も見習え!」ってなことを申し上げました。
ツイッターに動画をUPしましたので、その暴言ぶりを是非ご覧下さい(笑)
東京も見習え!

で、さらにはにわか専門家がゴロゴロ出てきた件なんかを話したんですが、
このにわか専門家が多くなったお陰で、診断基準が全く不明で、
単なる説教で終わったりする現実があるんですよ。
だからその旨も話しました。
診断基準が不明

ギャンブル依存症対策が、なぜこんな過度な医療化に繋がっているのか?
ギャンブル依存症対策推進に邁進してきた結果、
何故自助グループが衰退する羽目になったのか?
この辺を医療と民間団体は改めてここで考えて頂きたいと思ってます。

そして、この自助グループの衰退は我々も地方を回ってみて、
はじめて目の当たりにしたことで、これまで全然気が付きませんでした。
だからおそらくアノニマスグループのメンバーは全然気が付いていないはずです。
どうかアノニマスグループのメンバーも、
他のグループを助けて欲しい!積極的にメッセージを運んで欲しい!と思っています。

そして、我々民間団体は、丁寧に一つ一つの事例を拾っていくこと、
そしてそれを頑張って学会などで発表していくこと、
こんな問題が起きている、これでは困るということを、
ちゃんと先生方にわかるデータ化して見えるようにしなくてはなりません。

それを当事者支援の施設などがやることは難しいです。
なぜならやはり本業は当事者の支援だからです。
我々家族の団体が頑張っていくしかない!
昨日は強く思いました。

そして、昨日の学会で、医療にはロクでもない目に会っているギャンブル依存症ですが、
まともで真摯で、本当に自助Gや民間との連携、
WinWinを模索してくれる先生方もいるんだ!って言う、
希望も持てました。

何があってもめげずに頑張ろう!
そう思えた良い一日でした。
先生方、言いたい放題の私をどうぞお許しください!
そしてどうか連携をお願い致します。

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現在国内の推定罹患者320万人(2017年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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