人情の町大阪 ありがとうございます吉村市長!です

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いや~、大阪府知事に要望書を手渡したりですね、
「ギャンブル依存症対策をしっかりやる!」とおっしゃっていた大阪市長に、
「でしたら民間団体支援に力を貸して頂きたい!」とリツイート差し上げたら、
早速、秘書さんからお電話いただいたりとですね、
とんでもなく迅速に様々なことに話しが通るようになり、
マジでこちらがびっくり仰天している次第です。

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吉村市長さん、一度都議戦で馬場先生と東京に来られた時に、
お目にかかりましたが(注:勝手にこっちが沿道から見ただけです)
イケメンでお若いのにはびっくりしましたが、
性格も実に気持ちいい!
こんなに市民と近い首長ってなかなかいないです。
ついでに言えば吉村市長さんの秘書さんも実に感じがよく優しいです。
時々めっちゃ怖い秘書さんているんですよね。

大阪の公営競技を擁する別の市の市長さんには、
「依存症対策お願いします!」と申し上げた所、
「いやいやもういじめんといて下さい~」と逃げられたこともあるくらいですからね~。

「イヤイヤいじめられてるのはこっちだ!」と思い腹が立ちましたが、
その市長さん、やっぱり問題が起きて、先日の市長選で落選されたので、
「あれじゃぁ、市民に資質を問われても致し方ないであろう」と
実に腑に落ちた次第です。
そう言えばあそこの市長さんも若い維新の先生が勝たれたんだった!
今度お願いにあがってみようっと。

さらに東京の首長なんか、ほぼ全員がギャンブル依存症対策なんぞに無関心ですからね。
マジで疲れます。
あんたら説得すんのにドンだけ手間暇かけにゃならんの?って感じです。
実際、ギャンブル依存症対策で動き出した市区町村なんぞ聞いたことありません。
そもそも大井競馬やってる特別区なんですよ23区って。
その責任すら知らず「依存症対策を国はやって来なかった!」と批判してた首長もいますからね。
その後「いや、あんたもやってないだろうよ!」と、多方面に激しく突っ込まれてましたが、
東京はホントやりにくい!
・・・とほほですよ。

私が首長やってたらですよ、これだけ注目されてるギャンブル依存症対策、
真っ先に何かはじめますわ。
だってどうせやるなら最初にやった方がかっこいいじゃないですか。
しかも私は新宿区民で、法人事務所は中央区にあるんですよね。
どっちかの首長から「田中さん、まっさきにやりましょう!」って、
声かけてくれたっていいですよね。

まっこのままだと大阪市長が例の民間団体支援事業に
ギャンブル依存では先鞭をつけてくれることになりそうですから、
それならそれで全然構わないですけど。大阪好きだし。

つくづく思いますけど、やっぱ大阪って人情の町なんですよね。
私の大先輩のアルコールの市民団体アスクさんの今成さんもおっしゃっていましたけど、
信じられないことに、アスクさんも今の我々みたいに手弁当ですべてを細々こじんまりやってらした
そんな時代があったそうなんですね。
で、そんな時代を支えてくれたのが、大阪のお医者さんだったそうで、
アスクさんが発行しているBe!の前身の雑誌をたくさん買ってくれたり、
買うように周りの医療関係者におススメして下さったそうなんです。
この話を聞いて、いたく感激したんですよね~私。

やっぱ人情深いのと、人との距離感が近い!
そんな感じがします。

でもってですね、先日の学会で、東大阪市にある「ひがし布施辻本クリニック」の辻本先生から、
アルコールの地域連携の依存症対策を伺い、
断酒会さんを中心に、医療はナイトケアをやらない!という方針で囲い込まず、
自助グループに繋げる!ということをやって来られたと言う話を伺い、
「東京も見習え!」と、叫んだ私ですが、
他にも三重県でなさってるモデルにSBARTSというのがあるそうで、
これも地域の自助グループに繋いでいくアルコール支援なんだそうです。

ギャンブルは自助グループメンバーが、
そういう情報も仕入れてないし(セミナーやりましょう!)
一刻も早くカジノを作りたい人達が、
てんでんばらばらにちょこちょことあんまり効果のない依存症対策を打ちあげていて、
あげく自爆する・・・そんなことがあっちゃこっちゃで起きてます。

まさに出玉規制なんかそうですよね。
あれ、パチンコ業界はかなりダメージを追ったようですけど、
もっと早く我々当事者家族の声を吸い上げ、効果的な依存症対策をやってくれてれば、
そんなことにならなかったし、出玉規制って世間的に評価されているとも思えないし、
我々も「それよりもっと先にやって欲しいことあったのに」とがっかり感は否めません。

官僚の皆さんが机上で考えた対策なんて、
役に立たないです正直言って。
それとこのカジノブームで、今度はギャンブル依存症対策を、
自分たちの利権にしたい!ってな人達が暗躍してますが、
その魂胆がミエミエなんですよね。

依存症対策は、地域連携で隅々まで行き届くようにしたうえで、
さらに回復した依存症者とその家族が、回復し続けられるよう、
自助グループを育てることを主眼に置くべきです。

医療者が儲かる依存症対策でもなく、
新たな既得権者を産む依存症対策でもなく、
回復者が「回復して良かった」と思えて、
この世の中が自分たちの居場所で有り続けられる、
そんな依存症対策でなくてはならないと思っています。

維新の先生方を好き嫌い様々な声が聞こえるし、
私はどこか一つの政党を支持しているわけではないですけど、
でも私にとって良いリーダー、首長の定義はたった一つ。
「実行してくれるか否か?」
それだけです。

民間団体や当事者・家族と共に、
効果的かつ好循環を生む依存症対策、
そのリーダーシップをとって下さる首長に、
我々はすがるしかないのです。

どんなにご立派なイデオロギーがあっても、
理想論を語ってるだけの人は、我々には全く役に立たないです。

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現在国内の推定罹患者320万人(2017年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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