「ペンタゴンペーパーズ」「15:17分、パリ行き」です

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この週末の二日間、ヒマを見つけては夫と映画に行ってきました。
もうね~、どちらも忘れられない素晴らしい作品だったので、
今日はこの2本をご紹介したいと思います。
昨年、大感激した「スポットライト」に負けずとも劣らない出来栄え。
アメリカってこう言う実話ベースの社会派ドラマを映画化するの、
本当に上手ですよね~。

まず、昨日の夜は「パンタゴンペーパーズ」。
これは、ベトナム戦争に関する、非公開の政府文書を手に入れたワシントンポストが、
政府の圧力に屈せず、政権の30年間に渡る嘘を暴き報道した物語。
メリルストリープ演じる女社長の最後の決断に心ふるえます。
近々にもう一度観に行きたい!

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この映画、自分の子供時代の空気感と、
さらには女性リーダーの決断という二つのシンパシーがあり、
のめり込むように観ました。

今振り返っても私って不思議なくらい、
子供の頃、社会問題に敏感に反応してたんですよね~。
「小学生の頃、べ平連が・・・」とか「小田実の『何でも見てやろう』を読んだ時にさ~」
とか「連合赤軍の頃って、町中にヘルメットかぶった学生運動の人達が・・・」
「新宿にいたヒッピーが」とか、「お茶ノ水カルチェラタン闘争と東大の入試中止ってさ」とか、
自分が小・中学校時代に強烈に目に焼き付けた風景とか、事件の印象を語っても、
同級生ってみんなポッカ~ンって感じですもん。
私より10歳以上年上の人達と、当時の話しをすると実に気が合うんですよね。

80年代のバブルも私に強烈な影響を与えましたけど、
やっぱり芯の部分って、70年代の政治の時代に作られた気がしてならない今日この頃・・・
そしてその70年代の中心にあった思想って、
やっぱりベトナム戦争抜きには語れないと思うんですよね。

あの泥沼の長い長い戦争。
そしてあのアメリカが戦争に負けた戦争。
何故、あの戦争はやめられなかったのか?
その謎が解き明かされ、さらにはどこの国でも起こる、
政治家のもみ消し工作と、国民への欺き、そこに立ち向かった人達。
リークする人、すっぱぬく新聞社、圧力をかけるニクソン大統領、
出しぬかれた2番手の運命・・・

今から、50年近くも前の時代の話しなのに、
現代にも通じる政治とマスコミの関係。
最後は、もうまさに痛快!
報道機関の矜持を感じます。
是非、観て下さい。

そして今日の昼間観に行ったのは、
「15時17分、パリ行き」。

これも実話ベースに作られた映画なのですが、
もっと凄いのは、主役の3人は、当時の本人が出演しているってこと。
いや~、観た事ないなぁ~とは思いましたけど、
まさか素人さんとは!全然そん色ないです。

監督はあのクリントイーストウッドさん。
全くもって「イーストウッド映画にはずれなし!」
その記録は更新中ですね~。

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この映画は「へぇ~~~~~こう言う話だったのか!」と、
今まで観たことのない展開。
しかもこれが実話ってすごすぎる~~~~~!!!!!
でもってですね、イーストウッド映画は全てそうですけど、
実に12ステップ的な話なんです。

落ちこぼれだった子供たちが、運命に導かれた先にあったものは!?
っていう感じで、全編に我々で言う「ハイヤーパワー」の意志を感じるんですね。
特にこれ、ADDとかADHDのお子さんを持って、
悩まれてる親御さんに観て欲しいですね~。
きっと勇気を貰えると思います。

夫と「実に素敵な映画だぁ~、感動した~!」
と言い合いながら出てきました。

これはホント仲間達には絶対観て欲しい映画です。
思い通りに行かない・・・と思っていることでも、
実は人生は全てうまくいっている!
そんな真実に気づかされます。

この映画は、もうすぐ終了しちゃいそうですので、
皆様是非お早めに!

マジ、この2本、絶対観た方がいいです。
人生にやる気が貰えますきっと!
おススメです。

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