「軽負荷」をかけろ!です

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少し前の話しですが、母がインフルエンザになって大変なんです~
ってなことをブログに書いたので、
久しぶりに会う人達に「お母さんは大丈夫?」
と聞かれることがあるんですね。
はい!お陰さまですっかり完全復帰ぴんぴんしております。

でも、あの時はマジで「このまま寝たきりになったらどうしよう???」
と、とても不安でした。

でも~、あの時ですね、夫と私、二人で青森一泊出張という、
珍しい出来事がたまたま入っていたんですね。
で、心配しつつも、子供たちに色々頼んで出かけていったんです。
そしたら、なんと帰ってきたら、母はすっかり通常に戻っていたんです!

この時私は「タフラブ」の威力をまざまざと感じましたね。
「やるっきゃない」という状況に追い込まれると、人は起きあがる。
年寄りに優しくし過ぎてはいけませんね~。
良く言いますよね。できた嫁だと、姑はすぐボケると。
まさにその通りで、ちょっと負荷をかけるくらいじゃないと、
年寄りって、すぐに立ち上がれなくなっちゃうんですよね。

あれ以来ですね、私は、母に対して以前からそうですけど、
益々、なるべくしらんぷりをすることにしています。
今、一番やっているのは宅急便。
我が家は夫がやたらと色んなものを取り寄せたり、
夫も小さいながらも社長だし、私も組織のリーダーなので、
とにかく書き留めだのなんだの郵便物が大量に来るんです。
宅急便は1日3回は来ます。

で、うちはリビングが2階にあるので、
ピンポンが鳴ると階段の登り降りをしなくちゃならない。
母は、足が悪いので、時間がかかるし、
本人も少々大変そうなんですね。

でも私は、家にいる時は殆ど3階の自室で仕事をしているので、
「誰か来たな~」と思ってもシカトを決め込み、
母に出て貰っています。
階段昇降は足を鍛えるのは最高ですからね。

ほらよく「坂道の多い都市は長寿」と言うじゃないですか~。
あれって実に納得ですよね~。
幸い、地元は「神楽坂」と地名にもなってるくらい、坂がきつい街ですし、
我が家のように、狭い敷地に建てた3階建ての自宅・・・
みたいなのは、階段を一日に何回も上り下りするので、
自然と鍛えられますよね。
やっぱ負荷が必要なんですよ人間って。

だからギリッギリまで、母には負荷をかけ、
バリアフリーには極力しないつもりです。
なんなら和式トイレにしたいくらいですわ(笑)

大体、母は人と話すのが好きなので、
宅急便のお兄さんともぺちゃくちゃしゃべったりしているので、
そういうのも良い刺激になって、ボケ防止になると思うんですよね~。

あとですね、母はよく北斗晶さんの料理番組を見ているので、
たまたま私も一緒に目にした時なんかは
「美味しそう!今日これにして~」
などとリクエストして、新しい料理にチャレンジして貰ったりします。

とにかく「面倒くさい」こと、非習慣的なことを敢えて頼む!
ボタンつけなんかも平気で頼んでます。
自分が楽なこともありますけど、
年をとったら、全てがおっくうになるんですよね。
でも権限と使命感、そしてそれに伴う報酬があると、
人間やっちゃうもんですよ。
そして、それが筋トレやボケ防止になると思ってるので、
あたしゃ頼むことに罪悪感なんか1ミリもないです。

そして文句を言われないように、
やってくれたら「ありがと~!」と大げさに言い、
新作メニューには「マジ美味しいじゃん、これ」と、さりげなく褒める。
そして、母が必要とする家事のお金をケチらない。
時々は、高級食材を買って帰ってあげる・・・
などなどまさに行動療法!報酬には気を使ってます。

とにかく年寄りには「軽負荷」が大事ですが、
それをうまく日常的にやってもらうには、
この報酬を上手に設定してあげることですよね。
気付かれず、さりげなく、相手のモチベーションが持続するように。
老親を持つ皆さん、是非実践してみてください。

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