大阪相談会でみえた現実です

公開日: 

皆さんは、元TOKIOの山口さんの事件があった時に、
メンバーの松岡さんが「アルコール依存症と診断が出なかった」と、
おっしゃっていたことを覚えておられますでしょうか。

あの時に、我々依存症者の家族は「あぁ、やっぱり」と思ったのですが、
やっとの思いで、医療に連れて行っても問題ないと言われてしまうケースは、
実によくあります。

そう言われてしまったら、本人は意気揚々と「問題ない!」と言いきりますし、
家族はますます窮地に追いやられるんですよね。

実は、昨日大阪相談会があったのですが、
ここの所「ギャンブル依存症」という言葉の露出が増えたせいもあると思うのですが、
ご家族が、医療に繋ぎ「問題ない」と言われ、
ますます事態が悪化している、というケースがかなり目だったんですね。

今までにはなかったくらい、そんな同じような話が出てくるので、
これはやばいな・・・と思いました。

医者じゃないので想像でしかないですけど、
ギャンブル依存症は、ギャンブル依存症を長年診てきた人じゃない限り、
本当に普通の人に見えると思います。
身体的にもシャキッとしているし、幻聴幻覚などがあるわけでもない。
受け答えだって、しっかりしている人が多いです。

ギャン妻たちは良く言いますけど、
こっちは寝れないのに、当事者はグーすか寝てるんで腹が立つ!ってくらい、
よく寝て、よく食べて、普通に過ごしています。

他の精神疾患を診ている先生方からしたら、
多少借金があるくらい、どうってことない・・・と思われるのではないでしょうか。

こういうことを言い続けて、一部の医療関係者に私はかなり、
嫌われてもいるし、色々言われていることもよく知っていますけど、
そんな評価より、こっちは家族の仲間の方が大事ですからね。

気にしちゃいられないので、敢えて言い続けますけど、
今の日本の現状では、ギャンブル依存症の人を、
最初に医療に繋げることはリスクが高すぎます。

精神科医になんらかの研修制度とか、
もうちょっとギャンブル依存症の文献が増えるとか、
そういう時代になるまでは、
どこの医者にかかるかが、ロシアンルーレット状態です。

よほど仲間うちで、昔から世話になっているクリニック、病院以外は、
やはり一番安心できるのは、自助グループしかない・・・と。

不思議で仕方がないんですけど、そういう医師は、ご家族が疲れ果て、
やっとの思いで連れてきた当事者、そして家族の話しを聞いて、
ここで「なんでもない」と自分が答えたら、
この家族はどうなるのだろう?と、想像力がないのでしょうか?

万が一、依存症にまでいってないとしても、
(1000万近くの尻拭いをしているご家族がひっぱってきて、
それでも依存症じゃないと言うなら誰が依存症なんだ?と思いますけど)
「ギャンブルに問題があるから、GAに行きなさい。ご家族は、家族会かギャマノンに行きなさい。」
と、せめて言って貰うことに、どんな問題があるのでしょうか?
おそらくそんな情報すら持ち合わせていないんだと思いますけど。

私は、時代もあったでしょうけど、ファーストコンタクトをした医師が、
診断と自助グループへの橋渡しだけに徹してくれたんですよね。
これが本当に幸せだったと思うし、基本のキだと思っています。

ちなみに私が最初に繋がったお医者さまは。
こまごめ緑陰診療所の福田先生です。
都内で困っているご家族がいたらおすすめします。

医療に抱え込まないで欲しいし、
そもそもギャンブル依存症の専門医を掲げる医療やクリニックの周りに、
自助グループが育っていなかったらおかしいです。
ましてや、自助グループが潰れているなんて有り得ないです。

厚生労働省も、こういう現実があることをよく鑑みて、
街の小さなメンタルクリニックまで情報が行き渡るようにして欲しいです。
それも速攻でやって欲しいです。
じゃないと、家庭内の悲劇が加速します。
宜しくお願い致します。

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現在国内の推定罹患者320万人(2017年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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