IR法案の衆議院内閣委員会での審議が大詰めとなってきましたが、
私と宇佐美さんで必死で訴え続けた効果もあったようで、
ツイッターや新聞ベースでは少しずつ、
「カジノの中には、カジノ金融があって、バクチが沢山出来るように、
2ヵ月無利子でお金を貸し出し、遅れたらがっちり遅延損害金とりまっせ！」
という、依存症に詳しくない人でも、あこぎな商売だとわかる条文が盛り込まれると、
気がついて下さったようです。

あとはTVですね。もういい加減日大にけりをつけて、
この重要法案の大問題を大々的に取り上げて下さいよ！
マスコミって、決まる前は取り上げないで、決まってから騒ぐ・・・
それ意味ないでしょって思います。
何やってんすかまったく・・・頼みますよ。

しかし、まさかこんなご都合主義で、現行法との整合性って、
ロクに審議されないまま、すう～っと通っちゃうものだとは知りませんでした。
こんな国だと、おちおち安心して寝てらんないですよね。
法律が国民を守ってくれると思っていたら、
いつの間にか法律がこっそり変わっているかもしれないですもんね。
国会中継なんていつも全ての委員会を注目しているわけにはいかないんですから。

おまけに、昨日の内閣委員会では、日本のギャンブル依存症対策で最大の問題である、
パチンコの管轄をしている警察庁生活安全課の山下局長さんが答弁されてましたけど、
なんと、パチンコの依存症対策は、
・依存症問題を抱える家族対応
・本人家族申告の遊技の制限
・専門医の配置
をやっているから、依存症対策はもう十分であります！とのこと。

そして「風適法の範囲内であれば、遊技については賭博罪に該当しないものと認識」
と答弁されたんですね。

はぁ～～～～～とため息が出ました。
パチンコの依存症対策の最大の難点は、
我々当事者・家族と連携しようとしないことですよ。
意地なんだかなんだか知りませんけど、我々当事者・団体とは絶対に連携しない！と、
依存症担当者の方々たは豪語しているそうですからね。

我々、自殺の可能性が強い時、会社の金を横領した時など、超緊急時に
パチンコ店と連携して貰って、本人を探したい時などあるんですよ。
今は、我々と家族がパチンコ屋まわって探したり、県警にお願いしたりしてますけど、
それパチンコ店が連携してくれたらどれだけ助かることか。
家族対応ったって、電話相談やってるだけじゃないですか。
現場で走り回って、対応しているのはこっちのほうですよ！冗談じゃない。

しかも、これだけ多くの社会問題を引き起こしているパチンコが、
そもそも「賭博じゃない」と、この国の法律は定めているわけで、
しかも「風適法の範囲内で・・・」って言ってますけど、
パチンコ不正くぎ問題が、あれだけ大問題になっても、
だ～れもおとがめなしですよ。範囲超えてたじゃないですか。
それでも、処分もされなきゃ、刑事罰もない。ただ「台入れ替えてね。」で終わり。

もう、本当にギャンブル産業に関して我が国は「無法地帯」ですよね。
なんでもあり！
「経済効果」「経済効果」って言ったって、
それは安倍さんの周囲の人間の経済効果が上がるだけでしょ。

我々には、不経済効果しかないです。
しかも社会負担がどんどん増えてしまうのに、その負担費は一切出させず、
税金で支払う仕組みにして、仕方なく生活保護や障害者年金という仕組みしかないから、
それを使えば、まるで税金泥棒のような扱いを受け、
支給額削減削減と言い続け、挙げ句の果てにはギャンブルやってたら支給しない！
とまで言い出す始末。
もうこの国は、ギャンブル産業に対する異常な保護を、ここできっちりやめるべきです。

ギャンブル産業が生み出す、社会コストはギャンブル産業に負担させるべきだし、
ギャンブル産業の法律を決める時は、そのギャンブル産業の推進派は除くべき、
そしてギャンブル依存症問題に詳しい人間の意見を取り入れ、再発防止に努めるべき

この3本柱は、ごくごく普通の当たり前のことではないでしょうか？

今の、政府の方針は、

ギャンブル産業が生み出す、社会コストは国民に押し付け、
ギャンブル産業の法律を決める時は、そのギャンブル産業の推進派が好き勝手に決め、
そしてギャンブル依存症問題に詳しい人間の意見はうるさいから聞かない

と、こうなっています。
我々は、ギャンブル産業をなくせとは言っていません。
この国にとって、一番公平で効果のある対策を！と言っています。
いい加減、この「ギャンブル産業何でもあり」の無法状態から、この国は脱却して下さい。

あと本当に、公明党の先生にはしっかりして貰いたいです。
どうなっちゃったんですか？自民党に吸収されたんですか？
と聞きたいです。
少し前にはもっと存在感があったのに、安倍さん一強と言われてから、
すっかりおもねってますよね。残念です。

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