ギャンブル依存症とコクるのは勇気がいる!です

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今日は、息子のPTA役員の集まりだったのですが、
おしゃべりな私のことですから、
「どんなお仕事してるの~?」的なことになると、
ついついカミングアウトしちゃうんですよね~(笑)

でもやっぱですね、バックグラウンドが良く分かんないママ達の前で
「いや~、実は自分がギャンブル依存症でさ~」
なんていう話をするのは、そりゃいくら私でも勇気がいることですよ。
自分だけならまだしも、子供が絡む話しですしね~。

でも、今の所、ママ友にカミングアウトして嫌な想いをしたことは一度も有りません。
むしろみんな応援してくれますね。

私としては、我々12ステップグループで伝えられてきたスローガンにある、
「私から始まりますように。」を実践しているつもりです。
私、このスローガン大好きなんです。

あと「これもまた過ぎる。」
この2つのスローガンで、苦しい時どれだけ救われたことでしょうか。
残念ながら、なんでも変えたがる、ギャンブルの当事者、家族には、
このスローガン伝わっていないんですけど、他の12ステップグループでは必ず出てきます。

12ステップグループは、その名の通り12ステップで回復していくわけですけど、
自分を変えていく行程って、最初は本当に辛く苦しい作業です。
でも、やってるうちにどんどんその効果があがってくるので、
いつの間にか、変わる作業が楽しくなってきますけど、
その途中の行程は、七転八倒の苦しみでしたね。
だからもうなんでもかんでも様々な助けてくれるツールにすがり、
使えるものは何でも使う!っての大事だと思うんですよね。

その上、プログラムというのは、生モノで成長し続けるものなんですね。
日々課題に取り組み続けていると、ドンドン直面していく場面が成長し、
プレッシャーも大きくなっていくので、結局ずっと基本に忠実にやるっきゃね~!
ってな感じなんですよね。ホント上手く出来てますよね。

で、私、常々言ってますけど、「社会の誤解や偏見を取り除く」
って言いながら、自分がコソコソしてたんじゃ、そりゃ2枚舌じゃん!?って思ってるんで、
まず「私から始まりますように。」ってことで、カミングアウトを頑張っていこう!と思ってんですよね。

カミングアウトは、大衆にやる分には別に簡単です。
例えば、どっかの地方都市で講演やる時なんか、
どうせ知り合いなんかいない訳ですから、なんだって言えますよね。
でも、ママ友ってのは、一番高いハードルと言えるんじゃないでしょうか?

しかもうちの息子の学校のママ友って、優秀な人が多くてですね~、
みんな社会で活躍している人ばっかりなんですよ。
そんな中でね、社会に認知されてもいない依存症の話しをする・・・こりゃホンマ勇気いりまっせ!

だけど、これほど良い啓発もないなぁと思うんですよ。
だってみんな興味しんしんで根掘り葉掘り聞いてくれますからね~。
しかも私もかなりぶっちゃけトークしちゃいますし(笑)

それにこっから先、子供達は依存症を発症する年齢になってくるわけですし、
もしかしたら、そのうち娘や息子の配偶者が発症するかもしれない。
あるいは親類縁者とか孫とかね。
誰がいつなっちゃうか分からない病気ですから、一人でも多くの人に知っといて貰いたいですよね。

そう考えると常に地道に啓発活動頑張ってるよなぁと思います。
もし将来私のママ友の周囲に依存症問題が起きた時には、
きっと私の言葉を思い出すことでしょう。
そして私も何かあったら、全力でお守りしますよ(笑)

今日もまた、自分に正直に生きられた自分に、
心から感謝します。

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現在国内の推定罹患者320万人(2017年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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