中学生に予防教育です

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今日は、姫路の中学校で、子供たち+PTA役員の方に、
依存症のお話しをさせて頂きました!

2年連続、文科省の委託を受けて「依存症予防教室モデル授業」をやらせて頂いているので、
自分としても、予防教育少しずつスキルアップしてきたなぁと思うのと、
逆に「何を伝えて行くべきなのか?」ってことを試行錯誤してもいます。

薬物乱用防止教室でない限りは、私の場合ギャンブルとネットの依存について、
お話しさせて頂くことが多いですけど、
正直ネット依存の予防で一番いいのは、妊娠中の母親学級じゃん?と思っていて、
中学で予防教育じゃちょっと遅すぎる気はします。
ただ大人になってからネット依存になる人もいるので、
無駄ではないとは思いますけど。

でも果たして、予防教育で依存症って防げるものなのか?
それは追跡調査をやってみないと分かんないですけど、
私、個人の考えでは、身も蓋もないですけど、
発症は防げないと思うんですよね~。
だって誰しも「自分は大丈夫!」と思って手を出すわけじゃないですか。

でも予防教育で、世代伝播は防げんじゃないの?とは思ってます。
なので、今日は
「もしこの中で、お父さんお母さんが、アルコールやギャンブルの問題で喧嘩していたら、
こういう所で相談できるってこと、教えてあげてね。」とか、
「お父さんやお母さんのことで悩んでいたなら、
自分だけで抱えていないで、先生やスクールカウンセラーに話してみよう!」とか
そういうことを伝えました。

あとはリスク要因を少しでも減らすことですよね。
だから「とにかくアルコールもギャンブルも10代、及び学生の間は手を出さない方がいい」
「特に大学生でハマって、中退に繋がっている」と言った情報を提供しました。
やっぱ若くして始めるってのが、一番やばいですからね。

それとですね自分の黒歴史である中学時代ですから、
自分の経験、クラスメートに無視されたり、
学校にも家にも居場所がなかったこと、
その上貧乏で、そんな自分を恥じていたこと、
そして大人になって感情を感じなくて済むように、
依存症を使っていたことなどを話しました。

中学時代って、一番スクールカーストが歴然としていて、
めちゃくちゃ生きづらい時代ですからね。
私と同じような気持ちの子供達沢山いると思うんですよね。
体験談ってのがやっぱささると思ってます。

さらに人と折あったり、コミュニケーションをとるための、
ライフスキルを伝え、自分で自分が嫌いになっちゃう事をやらないようにね!
ってなことも伝えました。

で、簡単なゲーム依存のチェックシートをやって貰い、
疑いありの子たちは、「とにかく寝て!」と言いました。

素直な生徒さんが多い学校で、皆よくてもあげてくれたし、
熱心に最後まで聞いてくれて、寝てる子も見当たらずよかったです。

私の予防教育、こんな感じでやってます!

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現在国内の推定罹患者320万人(2017年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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