官僚の役割って架け橋だと思うんです

公開日: 

先日、アゴラさんに書きましたが、折角成立したギャンブル依存症対策基本法ですが、
関係者会議も形骸化しそうで焦っております。
菅官房長官にがっかり:ギャンブル依存症対策の計画を半年で作れるの?

そこで、IR法案成立の際に、多くのバッシングにもめげずに、
敢然と付帯決議をつけて下さった、矢田わか子先生に
「なんとかして下さい!」と、お願いに上がったところ、
本日、内閣官房の方に、今後の展望をヒアリングして下さり、
私も、一緒に聞かせて頂くことができたのです。

43581290_244842519723405_4282642629646090240_n

で、まだ何にも始まってもいないし、具体的なことを話し合ったわけじゃないですけど、
私としては、ただでさえギャンブル産業の管轄が分かれているギャンブルで、
半年で基本計画を作ることは実質難しい事や、
啓発週間は自治体が執り行うものなので、
国の基本計画ができたって、自治体の基本計画はできていないので、
結果として啓発週間だけ走らせるしかないので、
そこに間に合わせるというのは整合性がない事をお伝えさせて頂きました。

もちろん官僚の方も敵じゃないので、
私たちの話しも聞いて下さいます。
で、私の方もものすごく今日は勉強になったなぁ~と思ったんですけど、
官僚の方ってのは、結局役割としたら架け橋なんだなぁ~って思ったんですね。

議員からあれこれ言われ、ギャンブル産業からのアプローチがあり、
そして我々のことも無視できない・・・こんな感じですかね。
で、なんせ我々って言うのは、なかなか話しを聞いてもらえない存在なので、
だからこそ、矢田わか子先生の様に、困った時に親身に力になってくれる、
国会議員の先生方と日頃繋がりを作っていく!
ってことがとても大切なのだと思いました。

43604505_2184955104887869_872320768489291776_n

先生いつも本当に有難うございます!

私ですね、話しを聞いて貰ったら、変なこと言ってないと思うんですよ。
だって、法律で決まってる年齢制限が厳守できるよう、システムを導入して欲しい!とか、
ギャンブル依存症対策費は、ギャンブル産業から税金のような形で徴収すべきとか、
世界の情勢にあわせただけのことしか言ってないです。

「ギャンブル産業を潰せ!」とか「ギャンブルは悪」だとか、
「ギャンブル産業は人を不幸にする」とか言った事ないですよ。
他の団体さんはどうか知りませんけど、少なくとも当会も私もそんな事言った事ないです。

だけど、色んな人達が言ってることって、ごちゃまぜになっちゃうじゃないですか。
なので、様々な憶測や、恐れも生まれ、なかなか正面きって話しあえる環境ってできないんですよね。
だからそれやって貰うのが、官僚の皆さんなんだなぁ~と思うんですよね。

ちょっと前まで、官僚の方って遠い世界の人でしたけど、
今じゃ、厚労省の方も、文科省の方も
「あ~この人達って、マジでよくしようと思ってくれてるんだなぁ~!」
って、わかったんですよね。

TVなんかだと、官僚って腹黒いか、私腹を肥やすか、政治家におもねってる人
ってな具合に、叩かれるしかないじゃないですか~。
でも、実際は違うんだなぁ~って知りましたよね。

いよいよ基本計画策定の時期に来たわけですから、
ここは内閣官房の皆さんに一肌脱いで貰って、
架け橋となって頂くっきゃないな~と思ってます!
是非、宜しくお願い致します。

ブログ是非応援して下さい!クリックでランキングがあがります。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 依存症へにほんブログ村
依存症 ブログランキングへ

PVアクセスランキング にほんブログ村

現在国内の推定罹患者320万人(2017年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
PAGE TOP ↑