とんでも支援者!ギャンブル依存症「出生時黄疸影響説」です

公開日: 

ギャンブル依存症問題は、カジノ法案が通過したことで、
一気に取り上げられるようになりましたが、
なんと!これによって現在ギャンブル依存症者の家族が、
超受難時代を迎えることになろうとは・・・誰が予想したでしょうか(涙)

先日は、ついにここまで・・・という唖然とした話しを聞きました。
というのもですね、ご家族がある支援者に相談したら、
「母子手帳を持ってこい」と言われ、母子手帳を差し出すと、
「息子さんのギャンブル問題は、生まれた時に、黄疸が強く出た影響」
と言われたのだそうです!

ひぇ~~~~~~~!もうめちゃくちゃ・・・
ついにここまできたか!!!と、暗澹たる気持ちになりました。
何が問題かと言えば、この支援者はパチンコ産業からお金を貰っている団体の関係者だってことです。
そしてですね、決して昨日今日ギャンブル依存症に関わりだした人ではありません。

私にはですね、どうしてもパチンコ産業側におもねっているために、
「ギャンブル依存症なんて病気はない!」
と、必死になって言っているような気がしてならないんですよね。

だって、依存症に「出生時の黄疸が関わっている」なんて、
これまで1度も言われた事ないですし、聞いたこともないですし、
これからもまず関係ないでしょう。

そもそも新生児の黄疸なんてよくある話じゃないですか。
脳障害を起こすような重症なものでない限り、
殆どのものが大した事なく消滅しちゃいますよね。
この方の場合もそうなんですよ。その後普通の経過をたどってるんです。
で、私が、話しを聞いていても、普通のギャンブル依存症なんですよ。

そのお母さんも「生まれた時の黄疸のせい」と言われたら、
「もう治らないんだ・・・」とショックを受けちゃうじゃないですか。
で、必死の思いで検索をかけ、我々にたどり着いたという訳で、
私が「大丈夫!普通のギャンブル依存症だよ!」と、
わけのわからない励まし方をする・・・という次第になった訳です。

ほんと研究者の利益相反問題ものすごく困っています。
どうか早急にお医者さんや研究者達で、なんらかの取り決めとかガイドラインを作って下さい!
巨大なギャンブルマネーに目がくらむ、医者や支援者がこれからも出てきますよきっと。
すでに内科の医者が、行動依存の学会つくちゃってるんですから。

なんで、行動依存に関わったこともない人が、学会作れちゃうのか?
あたしゃ不思議でならないですけど、
もうねモラルも大義も関係なく、金が出るならなんでもやる!
ってな状況に、今やギャンブル依存症問題は陥ってしまっています。
どうか助けて下さい!

それから、地方自治体、行政は有識者会議や市民セミナーに講師として呼ぶ際には、
必ず、その医者や研究者の背景に利益相反がないか?調べてから起用して下さい。
これ、このブログをご覧いただいた先生方、是非地元の精神保健センターなどに伝えて下さいね。

こういった医者や研究者を起用すると、ギャンブル産業へ忖度し、
WHOでもアメリカ精神医学会でも疾病と認められているギャンブル依存症を
「そんな病気はない!」と平気で広めます。
確かに「ギャンブル依存症は」俗称ですので、正しくはギャンブル障害と呼ばれますけど、
治療が必要な疾病としては認められていることは、皆さんご存知ですよね。

しかもですね、精神保健センターなどの行政は担当者がコロコロ変わるために、
信じられない事に、こういった人達の講演を聞き、
マジで、本当にそれを鵜呑みにして、このご時世にも関わらず、
センターの担当者が「ギャンブル依存症なんて病気はない!」と、
家族に伝えたりするんですよ!!!
聞いてますか?N県の精神保健センターさん!お宅のお話しですよ!

じゃあ、病気じゃなきゃなんなんですか?
性格なんですか?本人の資質なんですか?
ちなみに利益相反の医者達は「本人の資質説」です。
その人にパーソナルな問題がある・・・と。

冗談じゃないですよ!人間誰だって個性はあるわけだし、
それでも多くの人達に同じような症状がみられるってことで、
「疾病」って認定されていくわけじゃないですか!
言ってる事、矛盾だらけなんですよ。

とにかく、医者・研究者の利益相反問題に関して、
・アディクション問題に関連する学会は、なんらかの見解を示して頂きたい事。
・有識者会議やセミナーなどの講師を選ぶ際は、地方自治体は細心の注意を払い、利益相反問題のない人を選んで欲しい事。
・ギャンブル産業におもねって、責任を依存症者のパーソナルの問題とするような人の意見を、きっちりと見抜いて、支援のあり方から排除して欲しい事。
これ早急なお願いです。

口コミで構いません。
是非とも広めて下さい。お願致します。

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現在国内の推定罹患者320万人(2017年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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