自分でいうのもなんですが・・・絶賛です!

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皆様に、応援かつ心配していた、バチカン主催の薬物と依存症の国際会議、
スピーカー無事終了しました!

すいません、自分でいうのもなんですが、正直に言います。
マジ、絶賛していただきました!

この会議の模様、いずれバチカンでもUPするそうなので、
私の言葉が嘘偽りないことをご覧いただく機会もあるかと思います。

もうね~、ホントつくづく当事者の言葉というのは、
世界共通響くんだなぁ・・・と実感しました。
それと、ここはバチカン、欧米社会。
12ステップへの理解が全然違うんですよね。
日本の学会なんかだと「スピリチュアルな回復」ってことに、
全然価値が置かれないじゃないですか。

でも、こちらの研究者、もちろん宗教者が混じっているので余計ですけど、
回復者をリスペクトしてくださるし、
止まるだけじゃなく「生き方を変えた」ってことを、
すごく評価してくださるんですよね~。とってもうれしかったです。

あとは、とにかく私以外の方の話は、みなさん研究者及び研究機関の話なので、
ものすごくデータ分析なんかが多かったんですね。
で、私は全部英語だから善し悪しがいまいちよくわからん?って感じなんですけど、
パワポの作り方からして全然違うんで、やべ~な・・・って思ったんですけど
でもは結果オーライだったんですよ。

私もうすうす気が付いていたんですけど、
とにかく先生方データや分析を盛りだくさんにいれるから、
全然通訳が追い付けていないんですね。

で、あとから皆さんに聞くと、「全然わかんなかったわ」
ってなこと結構おっしゃっていたんですね。

それで、私のほうはなんせ通訳が友人じゃないですか。
事前に打ち合わせしてあるのと、
インドの方に「通訳と息があっているって大事ね~」と言われたんですが、
「とにかくゆっくり話そう!」と決めていたんで、
内容をぐっと減らしておいたんです。

じゃないと友人の英語通訳から、
さらにフランス語、イタリア語、スペイン語に訳すわけですから、
絶対追い付かないですからね。
だから私の原稿は20分のタイムリミットのうち、
普段の自分なら7分くらいで読み終えちゃう量でまとめたんですね。
そしてめちゃくちゃゆっくりお話ししたんです。

さらに内容も、医学的なことなどは全部省き、
コミュニティの大切さにフォーカスし、
日本の現状、回復までの道のりや、日本の文化的背景などについて、
お話ししたんですね。
そして自分の回復のストーリを交えて、
回復者の役割、などについてもお話ししました。

話終えた時、はっきり言って、拍手が鳴りやまなかったほどです。
スタンディングオベーションまではいきませんでしたが、
一番長く拍手してもらったことは間違いないです。

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そして終わった瞬間、多くの方々が駆け寄って下さり、
口々に「コングラッチュレーション」とか「ゴッドブレスユー」
と、ぎゅっと手を握り、言ってくださいました。
通訳の友人とやり遂げた感でいっぱいになりました。
本当に感謝です。

私の発表の後、休憩だったのですが、
なんとイタリアのテレビ局の方が駆け寄ってきて、
「インタビューさせてもらっていいか?」ってことだったので、
もちろん快くOKしたのですが、
「日本の話を初めて聞いた!すごくおもしろかった」と言ってくださいました。

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また、私以外だれも日本人いないよね~と思っていたら、
なんと、日本のバチカン大使がいらしていて、大使からもお褒めの言葉を頂きました。
大使曰く、なんとバチカンで日本語でスピーチしたのは、
創価学会の池田大作さんの息子さんと私だけらしいのです。
「ここで日本語でスピーチするってたいしたもんだよ!
日本語の通訳は、通常はいらないからね~」とおっしゃっていて、
「え~!そうだったのか~」とびっくり仰天した次第です。

私ったら、自力で創価学会の御曹司並みの準備をしたのか!?
と、どおりでこの1か月大変だったわけだよなぁ~と思いました。

また日本大使に、枢機卿(ローマ教皇の次の位の方)が、
「きっと君は誇りに思っているだろう?」「日本のスピーチが素晴らしかったんでうれしいだろ?」
なんておっしゃってくださって、本当に光栄でした。

晩御飯の時、ここは寮みたいなところなので、
会議に来ている各国の皆さんとお食事するのですが、
ここでも「あなた本当に良いスピーチだったわ」とか、
「今日の中で一番よかったわ!」とか、
「正直な話で心打たれたわ~」などとおっしゃっていただきました。

「データとかあまり入れなかったので、皆さんのスライドを見てどうかな?と思ったんですけど・・・」
と言ったら、「データなんかいらないわよ~。あなたの話そのものが良いデータよ!」
と言っていただくことができてすごくうれしかったです。

正直言って、結構かんだところもあったし、
スライドの操作をしくじって焦る!というハプニングもあったんですけど、
それを吹き飛ばす出来栄えだったと思います。

神様本当にありがとうございます。
めちゃくちゃやり切った感でいっぱいです。
そして日本からの沢山のエールのおかげと心から感謝いたします。

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