バチカン会議こぼれ話あれこれです

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さて、バチカンから帰ってきて、時差ぼけもなかったです~!
なんて言っちゃいましたけど、全然ありました~。

なんと、昨日明け方4時半に寝て(これは普通)起きたらPM2:30!
ひぇ~、なんと10時間睡眠。こんなん高校生の時以来です。
飛行機寝れなかったし、さすがの私も疲れていた模様ですね。
お陰で、只今夜中の2時半ですが目がギンギンです。

ところで、そもそもなんで私がバチカンに呼ばれたの?って皆さん思われますよね。
いや、もちろん私も思います。
でも、結局その謎はわかんなかったです。
そして、実は各国のスピーカーの方々皆さんそうおっしゃってました。
「なんで自分が?どこで調べたの?って驚いたわぁ」ってね。
私はもう「全てはハイヤーパワーのお陰」と思う事にしました。

会議の模様ですけど、朝の7:45に集合して、会場に行き、
そこから準備など色々段取りがあって、9時にお祈りから始まります。
それで夕方6時まで延々続き、その後ミサなどが行われたんですね。
だから3日間、ホテルと会場以外はどこにも行きませんでした。

朝と夜はホテルでがっつりお食事が提供され、
お昼と、会議の合間のコーヒーブレイクは会場で提供されます。
このお食事が美味しいのなんのって!
もうね~、さすがイタメシ、太るの気にせず朝からむしゃむしゃ食べちゃいました。

会場でのランチはこんな感じ。
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しかもさすがヨーロッパだなぁと思いましたが、
コーヒーも上手いですけど、みなさんまさにワインは水代わりって感じですね。
さすがにがぶがぶ飲む人はいないですけど、ランチからワインが出てました。

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こういうお食事をしながら交流を深めるってな時間が、とにかく沢山あって
「あぁ~英語が話せたらなぁ・・・」とつくづく思いました。
私が英語ができたなら、もっと色々な海外の情報が聞けたのになぁと、
今回ほど残念に思った事はありませんでした。

ただ通訳の友人が元気だった初日に少し色んな人と話をすることができて、
インドからのスピーカーの方々と雑談したんですけど、
日本も三世代同居を美徳と考えるが、インドも同じで、インドの場合では長男ではなく、
一番下の男の子が両親と同居することが当たり前!と考えられているんだそうです。

そして、インドでは18歳までの子供は働く事が法律で禁じられており、
貧富の差の激しいインドでは、結局貧しい家柄の子供は薬物の売買に手を染めるしかないとのこと。
こういう子供たちの予防教育をこの方々はやっておられるとのことなんですね。

で、面白い!と思ったのは、インドは法律で利益の2%を慈善事業団体に寄付しなきゃいけない!
という法律があるんだそうです。
へぇ~、いいじゃないですか~!って思いますよね。
だけど、寄付先は企業が決められるので、企業は薬物依存問題には寄付しないそうなんです。
あ~!さもありなん・・・ですよね。

それから、通訳の友人があとから教えてくれて、
興味深い話しも聞く事ができました。
例えば、1日目の薬物の合法化問題でですね、ヨーロッパの薬物政策で、
「人々は市場で流行っている薬物に飛びつく。以前はヘロインが流行っていたが、今は覚せい剤。
ヘロインの時は、道で倒れている人などが大勢いて、国は予算をつけて薬物問題をなんとかしよう!
と動くが、覚せい剤が流行ると薬物問題は見えなくなってしまう。
すると国は問題はないものとして、予算を削ってしまう。」
という話があって、なるほどなぁ~と思いました。

日本なんて、ヘロインは殆どなく、覚せい剤が主流なので、
我々はこんなに薬物問題蔓延してるよ!って思いますけど、
国は、特殊な人によるごくわずかな問題って思ってますもんね。
それは見えない薬物だからなんだ!って思いましたね。

こういったスピーチは全て後から見ることができるようなので、
その時には、字幕をつけたいなと思ってます。

たった3日間なので要領がわかった頃に、もう帰る・・・
という状態で、色々残念なことも沢山ありましたが、
自分としては精一杯やった!と思っています。
完璧ではなかったけれど、良い旅でした。

そりゃ当り前と言えば当たり前ですけど、
生涯忘れられない出来事となること間違いなし!
本当に有難いです。

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