他者への想像力です

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この夏、コンロ家さんが「お客さまは神様ではない」という張り紙を出したことで、
ネットで話題になったこと皆さんご存知ですか。
「お客様は神様です」から「客も店も対等です」へ! コンロ家の貼り紙が思わぬ賛否両論を巻き起こす

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私なんか、小さい雑貨屋の娘ですので、「そうだ!そうだ!」と思いました。

そして現在、自称美容評論家の松下なんとかさんという方が、
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こんな投稿をして、絶賛炎上中です。

そりゃそうでしょ、これだけ飲食店のドタキャン問題が取り上げられてですよ、
有名店がコメントだし、ついには経産省すら動き出しているのに、時代の動きに無知すぎるでしょ。
飲食店の「無断キャンセル客」に損害賠償請求? 経産省が「No show」問題の対策レポート発表

第一、この「私が知ってるモテる男」ってのが実在の人物なのか、
空想と区別がつかなくなっているのか?よく分かりませんが、
キモいでしょ・・・こんな人いたらドン引きしません???

今って、本当に少人数で楽しめて、落ち着けて、かつ美味しいものを食べられるお店があったらですよ、
ちょっと知能のある人だったら、「この店に続いて貰うには、余計な負担をかけてはいけない」
ってこと普通に想像がつきますよね?

私が住んでる神楽坂は、この隠れ家的名店の宝庫です。
ガキンちょがいない大人の街で、実に美味しいものが適正価格で食べられます。
だけど油断するとすぐにチェーン店にとって代わられちゃうんですよね。

面白味のない街にしないためには、
ちゃんと利益があがるように客も協力しないとダメですよね。
1日5組限定なんてお店でドタキャンされたら、利益なんてでっこないですからね。

最近つくづく思うんですけど、世の中不景気が長引いて
(いや景気のいい人達は沢山いるので、格差が拡大してというべきかもしれませんけど)
余裕のない社会になると、他者に対する想像力がどんどん欠如してきますよね。

うちみたいな弱小ボランティア団体に対しても、
へんてこりんな苦情って来るんですよ。

例えば、「まずご家族が自助グループに参加しましょう」ってセオリーだから伝えますよね。
でも行かない・・・
まぁ、これは家族も否認の病ですから仕方がないとしましょう。

ところが
「どこにかけてもそう言われるんですけど、
だったら電話でそこでやってる内容を教えてくれればいいじゃないですか!」
と逆ギレされたことがあり、驚いたことがあります。

「説明は不可能です。行ったらわかります。あとは好きにどうぞ。」
と答えましたけど、その言いかたがどうのこうの・・・とずっと吠えてました。
面白いから聞いてましたけど。

でもですよそもそも無料相談ってこっちの善意で成り立ってるものですからね。
別にそれに対して、補助金などが貰えるわけでもない。
例えば、他団体さんでもこういうこと続くと、嫌になって辞めちゃうかもしれないじゃないですか。
依存症の民間団体なんて、みんな仲間への「無償の愛」で、相談電話やってるんですから。

「私の不満や不安をなんとかしろ!」
って、正々堂々と思ってる人がこの世にはいるんですよね。

これから日本は未曾有の少子高齢化時代を迎えてですよ、
働き盛りの負担は重くなる一方な訳ですよ。
そろそろこの日本社会の「お客」「納税者」って言えばなんでも通って、
「はは~っ」と平伏する図式を変えてですね、
「お金を払うことは、当然の社会の循環の仕組みに過ぎない」
と原点に回帰して、余計な負担を減らして行くべきですよね。

そうじゃないと、きめ細かいサービスを提供できるものが、
どんどん失われてしまう気がします。
なんでもそうですけど「お互い様」って考え大事ですよね。

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現在国内の推定罹患者320万人(2017年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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