続:ASKAさん報道・・・コメントさせて!です

公開日: 

今日も、本当に良く働いた一日でしたが、
今日は、特に薬物のご家族との関わりが多々あった日でした。
そしてしみじみ思うんですよね。
ご家族の皆さんの、苦しみや胸の内。
真面目で、優しくて、子供思いで、責任感が強くて、
苦しみながらも、なんとか助けようと、タフラブを貫くお母さんたち。
殆どの皆さんが私より年上でありながら、
まだ、この重たい荷物を抱えて、生きていらっしゃるんですよね。
中には、70代、80代になっても苦しんでいる方もおられます。
だから、少しでも重荷を軽くできるよう、
私たちも頑張っています。

そんな中の、連日のASKAさん報道。

興味本位に書きたてられ、内容はどんどんえげつなく
下品でスキャンダラスになっていく一方です。
「言い訳だ。」「無責任だ。」「モラルの問題だ。」
と、覚せい剤に一度でも手を出した人間は、
まるで人権などないような扱いです。
私たちが、「依存症という病気がある」と、
どれだけコツコツと積み上げて来ても、
一瞬でモラルと倫理の問題にすり替わってしまいます。
それでも百歩譲って、ASKAさんは仕方がないとしましょう。
いえ、拘留中のASKAさんには、
この過熱報道は恐らく伝わっていないでしょう。
でも、ASKAさんにも、ご家族がいます。
この、報道をご家族はどんな想いで見ているのでしょうか?
お子さんは、今、どんな気持ちでしょうか?
そう思うと、胸がふさがる思いです。
自分のお父さんが、覚せい剤を使用していたという事実だけでも辛いのに、
その上、徹底的に叩かれ、罵倒され、
交友関係や、あげく性生活まで、まことしやかに流布され、
その上、それが自分の家族だけでなく、
友人知人にくまなく知れ渡ってしまうのです。
この状況にどうやって耐えているのかな?と、
心配でなりません。
ご家族のために一刻も早く、
このバカげた騒ぎが静まるよう願っています。
この過熱報道を見ていると、
私まで苦しくなります。
そして、薬物の家族の仲間のことを考えると、
大きな悲しみを感じます。
まるで、自分達がバッシングされているかのような気にさえなります。
自分の子どもが、こんな風に報道されたら、
どれだけ悲しいことでしょう。
どうか、こんな何の役にも、今後のためにもならない、
ただ関係者を傷つけるだけの報道の在り方を、
マスコミの関係者は、見直して頂きたいと思います。
ASKAさんが、治療施設に行くのか否か?
といったことがテーマになるような時代に早くなって欲しいと思います。
治療から逃げようと思っても、
世論が「施設に行った方が良い!」と盛り上げたなら、
どれだけ前向きで、役に立つ報道となることでしょう。
変えられるのは、私たちしかいません。
だからあえて、こんなブログを書いて見ました。
ほんの小さな変化でも、きっとどこかで与えられると願って。
そして薬物のご家族とも、いずれ考える会を作りたいと願っています。
報道の在り方や、病気の理解を、是非社会に啓発していきましょう。
ASKAさん、必要なのはプログラムです。
是非、生き方のプログラムを受けて下さい。
そう届けたいです。
そしてASKAさんのご家族の皆さん。
今、どんなに辛い気持ちでいらっしゃることでしょう。
でも、皆さんの気持ちを理解し、
「負けないで!」とエールを送っている仲間も沢山います。
私たち、あなたの気持が、とても良くわかります。
一人ぼっちなんかじゃありません。
ここに味方も沢山いますよ。
私たちの応援が、あなたに届きますように!

ブログ、下記の二つのポチを押してください。

応援宜しくお願い致します。

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 依存症ランキングがあがります
ブログ村依存症ランキングがあがります
依存症人気ブログランキングがあがります

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

Comment

  1. ひろ より:

    SECRET: 0
    PASS:
    沙羅さん。私もASKAさん報道は、苦しく悲しく辛い気持ちでいっぱいでした。ご本人だってやりたくてやってるんじゃないし、治療できる病気なんだ!ってそんな報道に変わるように願っているし活動していきたいです。沙羅さんの愛のメッセージが、ASKAさんのご家族に、そしてたくさんの人たちに届いてほしい。

  2. YY より:

    SECRET: 0
    PASS:
    依存症の認知度の低さと理解の無さ。これが今の日本の現状なんですね。依存症は病気であって、回復できることやその為に欠かせない自助グループとプログラムと回復施設があること。知ってもらいたい事が沢山ありますね。
    今日も新しい仲間がミーティングにきてくれました。仲間は他の12ステップグループに通っていたそうですが、『こんなにプログラムが良いものであると今まで聞いたことがなかった』と話していました。
    プログラムを伝えて行くことも大切ですね。

  3. T より:

    SECRET: 0
    PASS:
    家族の立場の私も本当に悲しく、切なくやるせない気持ちになりした。今この時に、ギャンブル依存症問題を考える会が社会の役割を大きくはたすことができる事を祈っています。

  4. メイメイ より:

    SECRET: 0
    PASS:
    今日のブログ、泣いてしまいました。昼休みに読んでしまったので、午後の仕事、泣いてるのを同僚に気づかれないようにするのに必死でしたσ(^_^;)沙羅さんが書いていらっしゃるように、私も妻の立場で報道を見るたび、まるで自分がバッシングされているような気持ちになります。アスカさんの奥さんやご家族がどんな気持ちでいるのか、考えるととても胸が苦しくなります。
    同時に、最後に書いてくれた、沙羅さんや仲間からのエールが私のことも励ましてくれました!ありがとう、沙羅さん。このエールが、アスカさんのご家族や、同じように苦しんでいる仲間に届くことを願っています。

  5. 沙羅 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    ひろさん、コメントありがとうございます。
    ホント、やりたくてやってる訳じゃなく、止めたいと思ってやってるんですよね。そこが伝わって欲しいと願っています。
    日本のマスコミの皆さんに、この病気が理解されますように。

  6. 沙羅 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    YYさん、コメントありがとうございます。
    でも、一番の原因は私たちの広報不足ですよね。社会に理解を促す努力をしてなかったのに、わかってわかってと言っていても無理なんですよね。
    これから頑張りましょう!!!

  7. 沙羅 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    Tさん、コメントありがとうございます。
    本当に私たちが社会に理解を促す、起爆剤になれると良いですよね。
    今までのんびりしすぎました。これから奮起していきましょう!

  8. 沙羅 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    メイメイさん、コメントありがとうございます。
    分かります、すごく。薬物の家族の仲間も皆傷ついています。こんなバカげたバッシングが一刻も早く終わりますように。そして、この報道が、百歩も二百歩も依存症対策を遅らせていることにどうかマスコミの皆さんに知って頂けますように。
    私たちが、頑張りましょう!

沙羅 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP ↑