あっちゃこっちゃで・・・です

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本日は、3回目の「ギャンブル依存症対策推進のための超党派勉強会」でした。
ギャンブル運営側の所管官庁である、
農林水産省(競馬)
国土交通省(競艇)
総務省(宝くじ)
文部科学省(toto)
経済産業省(競輪・オートレース)
警察庁(パチンコ)
のご担当官がお集まりになり、
依存症対策費の在り方、
ギャンブル場および遊技場の入場制限・設置場所の制限
についてご説明がありました。

まぁ、管轄省庁では何も始まっていないです、正直。
でも、とにかくこうしてお集まりいただき、
ギャンブル依存症対策というテーマでお話しいただけたことが、
まず第一歩を踏み出すことなのだと思います。

なんせ私、こんな性格じゃないですかぁ。
もうつっこみたくて、つっこみたくて仕方ないですよ。
でも、じっと我慢。
だって、私は議員の先生じゃございませんし、
国を動かせる訳じゃない。

なによりも対話が大切で、
時間がかかっても着実な一歩が大切だと、
心得ています。
いやぁ、実に大人になったなぁと、しみじみ・・・
忍耐力がつきました、本当に。

しかし、今日先生方ともお話ししていて、
先日の特命委員会の「お酒、煙草、ギャンブル18歳解禁」
の決定には大変驚きましたと、申し上げた所、
先生方からもお察し頂きました。

全く、お国の組織って難しいですよね。
もちろん天下国家の一大事を決まるわけですから、
仕方がないのだと思いますが、
自分たちに関係する問題が、バラバラの委員会で話し合われるので、
やっとこの問題が動きだしたなぁと思ったら、
全く逆行する話し合いが、
突然思いもしないところから降ってくるわけです。

事情が少しだけでも分かってくると、
仕方がないのかなとも思えますが、
国民目線で見ると、「なんで横の連携がないんだろう?」と、
不思議でならなくなります。

特命委員会の先生は、
「酒、煙草、ギャンブルかぁ・・・これは依存症に関係あるなぁ、
ちょっとあっちの勉強会に話を聞いてみようか?」
という発想にはならないのかなぁと思います。

けれどもですね、いくら国会議員の先生とはいえ、
先生方がお国の全ての問題を把握されている訳もないので、
やっぱり我々の広報が不足しているのかなぁ・・・
とも思います。

ギャンブル依存症が深刻な社会問題なんだということが、
全然理解されていないために、
「ギャンブル?まっ18歳からでもいいんじゃない?
やるもやらないも自己責任だし」ってな具合で、
片づけられちゃうのかなと思います。

で、もう一つ不思議なのは、
IR推進の先生は「こんなの出されちゃ困るよ」って、
ならないのかなぁ?とも思います。
だってどう考えたって、公営競技を18歳解禁に引き下げたうえで、
さらにカジノまで作ります!って、
国民のコンセンサスが得られないですよね。
もし18歳が決まってしまったら、
現在、ギャンブル依存症を知り尽くしてるがゆえに、
中立の立場にいられる私だって、
そりゃこの上カジノは無理です!って思います。
一般の人なら尚更ですよね。

なんか、あっちゃこっちゃで、
バラバラに単独に話し合われることって、
本当は繋がってるのになぁと、
なんかうまい仕組みはないのだろうか?と、
私が考えることでもないですが、思っちゃいます。

ところで今一番恐れているのは、
この18歳解禁について、健康被害という観点で、
再度検討となったようなんです。

ってことはですよ、アルコールと煙草については、
現状の20歳を維持されるんじゃないかと思いますが、
例によって例のごとく、身体的症状のない、
ギャンブルだけは「自己責任論」で片づけられ、
18歳解禁になっちゃうんじゃないかということです。

一度出たからには、先生方にもメンツがあるじゃないですか、
となるとですよ、何かを「18歳から」
ってことになさりたいんじゃないでしょうか?
それがギャンブルになりそうで、不安です。
どうか皆様、今一度、10万人署名へのご協力をお願い致します。
http://www.izonsyo-taisaku.org/

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