時代の流れです
今日は、裁判員裁判に情状証人として出廷したのですが、
時代の流れ、そして普段はなかなか自分たちの活動の効果が実感できませんが、
やっぱり確かに、少しずつ前進しているのだと信じることができました。
以前、あれは3,4年前でしたでしょうか、
裁判員裁判にやはり証人で出廷した際の検事さんは、
「回復プログラム?それより刑務所で罪を償うことでしょ!」
「病気のせいにするんですか!?」的なツッコミだったし、
裁判員さんもそんな雰囲気でした。
でも、今日は「依存症ね」「回復プログラムね」といった感じで、
あまり抵抗感なく受け入れられた気がしました。
たまたまそういう検事さんだったのかもしれませんが、
裁判員の方もマスコミで「更生プログラム」
などの言葉に耳慣れてこられたのではないかなぁと思いました。
なんにせよ、ここがすんなり通ったのは嬉しい誤算で、
時代の流れを実感することができました。
そして、依存症側の発信を続けてきた一人として、
やっぱり努力は報われるんだ!と嬉しく思いました。
人間って、昔のことの方がずっと強烈に覚えているために、
ともすると時代が変わったことに気付けません。
我々世代の最も大きい時代錯誤はやはり、
「女房子供は、夫が養うのが当たり前!」という感覚を、
奥様方が根強く思っていることですね。
依存症の問題が解決に向かって、
この問題でぶつかるご夫婦は本当に多いですね。
ギャンブラーが、夫だった場合はもちろん、
息子だった場合も、ご夫婦の間にこの問題で亀裂が入ることは良くあります。
今日もそんな私と同世代の仲間にあって、
じっくり話をしてきました。
あのですね、そんなサザエさんのお父さん的な時代が終わって、
もう20年以上経っていますよね?
景気はずっと低迷したままで、
社会福祉はどんどん悪くなっているんですから、
奥様方はどんどんガツガツ働くべきです。
専業主婦なんて、一部のセレブしか不可能な時代ですよ今って。
それをですね昭和を引きずって
夫の稼ぎの少なさを嘆き悲しんでしたのでは、
夫も気の毒だし、それやってるとずっと不安感なんて消えやしません。
パート主婦になって103万で押さえるなんて、
大したメリットもない時代ですよね。
私と同世代、いえもっと若い、40代下手すりゃ30代の女性ですら、
老後の心配してたり、
「もうこの年で就職なんかない・・・」
なんて言いだすので、驚いちゃいます。
病気などの特別な事情もないのに、
あんま働かない人に限って、
必要以上のお金の恐れを持っているので、
「そりゃあ、そうでしょうよ」と、
ある意味滑稽にさえ見えます。
時代は変わった・・・
風を感じる力がないと、
いつまでも過去の栄光を引きずったり、
隣の芝生を羨んだり、
また不必要な防御でいっぱいいっぱいになったりして、
大切な人を傷つけてしまうと思います。
時代におもねる必要なんてないですけど、
でも古い固定概念に縛られて、
いつの間にか無理な要求を突き付けて、
それが満たされないと、一人で不幸ぶる・・・
そんな悲劇いえ、喜劇に見舞われないようにしたいですよね!
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